トップリーグ 2011-2012 プレーオフファイナル2012/02/26 17:34

 秩父宮にいってきました。

 風が無いのが唯一の救いの曇天の中、今期のトップリーグの王者を決めるファイナル、「サントリーサンゴリアス」対「パナソニックワイルドナイツ」を見ました。
点差は開いてしまったけど面白かったです。
 この試合の前に、「ラグビーマガジンカップ ミニラグビー交流大会」が行われ、小学生たちの熱い試合を見ることができました。関東、関西、九州の3地区から選抜されたチームの総当たり戦です。タグラグビーかタッチラグビーみたいな感じかなと思っていたのですが、ガチでタックルもありの本格的な試合でした。関東代表の高崎ラグビークラブには女の子のメンバーもいて男の子顔負けのプレーをしていました。女子の代表もあるし、オリンピックでは7人制も正式種目になるので続けてほしいですね。あっ、男の子達も、日本開催のワールドカップ出場も夢じゃありませんよね。

 さて、ファイナルはスタートから緊張感あふれるしまった良い試合でした。サントリーは頭から全開で、あたりも、スピードも半端じゃありません。一方、受けるパナソニックもトライまでは簡単にいかせません。とはいえ、得点で先行したのは、アタックでプレッシャーをかけ、相手のペナルティーを引き出したサントリーでした。パナソニックはどちらかというと受けていた感じだったのでこのままサントリーのペースかなと思っていたのですが、20分にフーリー選手の技ありのトライから、デラーニ選手の50m近いPGまで、パナソニックも良いペースで試合を進めていました。
 しかし、今日のパナソニックはちょっと、リズムがよく無かったですね。特にラックでのボールの球出しがよくありませんでした。サントリーは攻守ともに早くポジショニングしているためなかなか、パナソニックはゲインできません。世界最高のセンターといわれるフーリー選手の個人技に助けられている感じでした。一方、サントリーはチームとしてのまとまりの上に南アフリカ代表のSHデュプレア選手、オーストラリア代表のFLスミス選手が、これぞ世界のラグビーとも言うべき仕事をして、前半それぞれ1トライを上げ、サントリーリードで前半を折り返しました。
 特に、スミス選手はレギュラーシーズンより攻守ともに目立ってました。プレーオフに入ってからの特に攻撃面での活躍は「さすが」としか言いようがありません。
 後半も、パナソニックは攻撃に精彩が無く、サントリーの防御を崩すことができません。球出しのテンポが先週の東芝戦とはまったく違うチームのようでした。それだけ、サントリーのプレッシャーが強いということ何だとは思いますが...。結局、サントリーが後半もトライを重ね、パナソニックは試合終了のホーンが鳴った後に1本トライを返すのがやっとでした。
 とにかくこの試合は、外国人の代表選手のすごさが際立った試合だったような気がします。デュプレア選手とフーリー選手のマッチアップなんて、南アフリカのラグビーファンも垂涎ものだと思います。

サントリーサンゴリアス 47点 VS パナソニックワイルドナイツ 28点
 
 北川選手の悔しそうな顔が印象的でした...。
 一方、サントリー側はお祭り騒ぎ...。

 順調に行けば、次の日本選手権の決勝もこの2チームになると思うので、パナソニックにはぜひとも今日の敗戦を糧にリベンジしてほしいですね。
 後、パナソニックは、怪我のホラニ選手やアイブス選手ら主力選手が復帰する来シーズンを楽しみにしたいと思います。

<おまけ> パナソニックの表示
 三洋時代はこんな表示が秩父宮で見られることは無かったんですけどね...。

トップリーグ 2011-2012 プレーオフセミファイナル2012/02/19 17:32

 秩父宮にいってきました。

 昨日とうって変わって、今日は日差しが暑いくらいの観戦日よりでした。今日の対戦は、最終節と同じ「パナソニックワイルドナイツ」対「東芝ブレイブルーパス」と「サントリーサンゴリアス」対「NECグリーンロケッツ」でした。
対戦チームのジャージです。
 第一試合は開始から激しい攻防が繰り広げられ、見ているこちらが緊張するようなタフな試合でした。最初に攻め込んだのは東芝、パナソニックゴール前まで一気に攻め込みました。ところが、ミスでチャンスをつぶしてしまいます。一方、パナソニックは敵陣に攻め込むと相手のペナルティを確実に得点に結び付けていきます。最終戦ではあたりの悪かった田邊選手も今日は確実にゴールを決めていました。今日は、ラインアウト、スクラムのセットプレーは東芝が押してましたが、東芝は、攻めてもノッコンなどのミスが多く攻めきれない感じ。
 前半は両チームPGのみでの折り返し、今日はトライをとるのが難しいかなと思えるような緊張感あふれる試合内容でした。後半、先にトライをあげたのは東芝、ゴール前のラインアウトから綺麗なモールでフッカーの湯原選手がトライをあげました。でも、今日の東芝はハンドリングミスやパスミスが多かったのですが、それを逃さないのが今日のパナソニック。パスミスのインターセプトからフーリー選手が抜け出し、ウイングの北川選手が技ありのトライ。この後、このフーリー選手と北川選手の2人でそれぞれ相手のミスからトライを奪い突き放します。
 後半28分に、パナソニックゴール前の攻防で反則の繰り返しで、ツイ選手がシンビンの間に東芝が同じトライ数まで返したのですが、結局、ゴールキックの差でパナソニックが逃げ切りました。
 パナソニックは、昨年までに比べると反則が多いのが気になりますが、チャンスに必ず得点するというところは昨年までと変わっていないと思います。東芝は、試合ごとにちょっとムラがあるように思います。この後、日本選手権もあるので、がんばってもらいたいですね。


パナソニックワイルドナイツ 37点 VS 東芝ブレイブルーパス 25点

 今日、見ていて思ったのですが、パナソニックの個人技はすごいですね。ニュージーランドのキャップを持つデラーニ選手、現役の南アフリカ代表のフーリー選手は、もう、思わず「上手い」と声が出てしまうような個人技を見せてくれましたし、北川選手もさすがウイングというプレーでトライをあげてました。北川選手はレギュラーシーズンのサントリー戦でも技ありのトライを決めてましたっけ...。


 さて、第二試合はレギュラーシーズン1位通過のサントリーと、4位に滑り込んだ形のNECの試合です。NECは起爆剤のナドロ選手を控えにしての試合開始でした。
 案の定、試合開始からサントリーは全力です。NECは受けに回る一方。NECもキャプテンのラトゥ選手を軸に攻め込むのですが、単調な攻撃はサントリーのディフェンスを崩すまで行きません。PGで先制したのはNECでしたが、その後はサントリーの独壇場、5トライで前半折り返しです。
 後半、ナドロ選手を投入し、1トライを返しましたが、反撃もそこまで。もう、ボコボコにやられちゃったという感じです。えらそうなことはいえませんが、ナドロ選手を先発にして、ラトゥ選手の立て突破を基点として、ナドロ選手でフィニッシュというレギュラーシーズンの勝ちパターンをなぜ選択しなかったのか、ちょっと不思議に思いました。単調な攻撃では、サントリーの運動量豊富なディフェンスを崩せるわけが無いと思います。
 一方、サントリーは磐石ですね。ディフェンスもオフェンスも完璧です。運動量も半端無いと思います。一緒に見ていた友人が「どこかのナショナルチームより強いかも」といってましたが、本当にそんな感じです。

サントリーサンゴリアス 56点 VS NECグリーンロケッツ 8点

 今日は、オーストラリア代表のジョージ・スミス選手のすごさを垣間見た感じがします。ディフェンスでのジャッカル、オフェンスでの前へ出る身のこなし。代表選手の違いを見せ付けられたような気がしました。

 というわけで、プレーオフファイナルは昨年と同じ、サントリー、パナソニック戦になりました。来週も面白い試合が見られそうです。

<おまけ1> パナソニックのジャック・フーリー選手
 今、南アフリカ代表で一番価値が高い選手といわれています。ボールへの嗅覚とボールを持ってからの身のこなしは完璧ですね。今日は、相手のミスから2トライ、来期は神戸製鋼に移籍することが決まっています。なんかもったいない...。

<おまけ2> パナソニックの若松大志選手
 33歳のベテランです。体はあまり大きくありませんが、職人ですね。よく走りますし、タックルにもよくいっています。今日も、渋い仕事を黙々としていました。

<おまけ3> パナソニックのキャプテン、霜村誠一選手
 この人のタックルはもう完璧です。代表経験もありますが、サイズだけで、召集されないのはどうかと思います。日本の貴重な選手だと思います。

<おまけ4> パナソニックの田中史朗選手
 日本代表のスクラムハーフ。サイズは小さいですが、その闘士あふれるプレーは感動すら覚えます。こんな、虫も殺さないようなにこやかな顔をしていますが、2m近い外国人も低いタックルで確実にしとめますからね。でも、応対は柔らかでしたよ。

トップリーグ 2011-2012 第13節2012/02/05 18:19

 秩父宮にいってきました。先週より今日は暖かくて、絶好の観戦日和でした。

第一試合は、リーグ戦1位通過がかかる「サントリーサンゴリアス」と、プレーオフ出場をかけた「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」の試合、第二試合は、「パナソニックワイルドナイツ」対「東芝ブレイブルーパス」でした。
 立ち上がりからサントリーは全開です。キックオフから畳み掛けるような攻撃で、開始2分で最初のトライをあげました。このまま、一方的な試合になるのかなと思って見ていたのですが、今日の神戸製鋼は気合の入り方が違いました。この試合で勝てば「プレーオフ進出」、そんな気迫がプレーに現れていました。神戸製鋼は、昨年11月に見たとき以来で、前回の試合内容からすると正直あまり期待できないかなと思っていたのですが、予想を覆すような試合を見せてくれました。
 ただし、気迫は十分だったのですが、最後の決め手がありません。カワウ選手、アンダーソン選手の両センター、フランカーのブラッキー選手ら外国人選手を中心に得点を重ねるのですが、大きく突き放すという感じではありません。とはいえ、前半は神戸製鋼リードで折り返しました。
 神戸製鋼は、11月に見たときはフォワードのセットプレーに安定感が無かったのですが、今日はスクラムを押して相手ボールを奪ったり、サントリーから認定トライをとったりとフォワードのできが良かったです。
 後、1トライで逆転のこところまで追い詰めたのですが、届きませんでした。これで「取る」という決定力がつけば、上位に食い込んでくると思います。来期は、今パナソニックにいる南アフリカ代表のフーリー選手が加入するので、期待が膨らみます。
 ところで、前半終了間際のブラッキー選手のトライにつながった、カワウ選手-アンダーソン選手-カワウ選手-ブラッキー選手の一連のプレーはすごかったですね...。今年のトップリーグは外国人選手の活躍が目立った、逆にいうと日本人選手にもっとがんばってもらいたい試合が多かったと思います。まぁ、一流の選手が来日してプレーしてくれているというのもあるとは思いますが...がんばれ、ニッポン!

サントリーサンゴリアス 32点 VS 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 28点

 第一試合でサントリーが勝ったので、パナソニックがこの試合で勝っても、サントリーの1位通過が確定し、2位と3位の順位のみが決まる1戦、パナソニックの先発はこういっては何ですが、ベストの布陣ではなかったような気がします。
 一方、東芝はベストのメンバー。力の差は得点の差にはっきりと現れていました。
パナソニックは、小さなチャンスを得点に結びつける、一方、東芝は、力でねじ伏せるという感じの試合内容でした。特に、東芝のモールは完璧で、パナソニックに付け入る隙を見せません。今日のフォワード戦は完全に東芝の勝ちでした。パナソニックも対抗するのですが、パックが甘く、東芝に簡単に割られていました。
 とにかく、今日の試合はパナソニックの良いところはほとんど見られませんでした。
試合内容は面白くありませんでしたが、東芝の3列のパワフルなプレーや、ヒル選手の技ありのキックなど個人技では楽しませてもらいました。
 うがった見方をすると、プレーオフのセミファイナルであたるので、手の内を明かさなかったという見方もできないことも無いですね、堀江選手や霜村選手、フーリー選手を控えにして後半から投入したのもセミファイナルを見据えてという見方もできなくもありません。パナソニックは、昨年は1位通過ですが最終節はトヨタ自動車に敗れてますからね、その後のプレーオフを制しての優勝ですから...。今年もその動きに目が離せません。
 ただひとつ、不安なのは、今年は得点力、守備力ともに昨年より明らかに落ちているところでしょうか?

東芝ブレイブルーパス 59点 VS パナソニックワイルドナイツ 25点

 今日の結果で、1位 サントリー、2位 東芝、3位 パナソニック、4位 NECとなり、セミファイナルの2位と3位の試合は、今日のカードと同じになりました。
 ちなみに、5位以下は、5位 近鉄、6位 神戸製鋼、7位 リコー、8位 ヤマハ、9位 NTTコム、10位  トヨタ、11位 サニックス、12位 NTTドコモ、13位 ホンダ、14位 コカ・コーラとなりました。ホンダとコカ・コーラは降格。サニックスとNTTドコモは入替戦を行うことになります。

<おまけ1> 神戸製鋼のマスコット 「コ-ロくん」。
 カメラを向けたらポーズをとってくれました。
 サンゴリアスのゴリラも出てくればいいのに...。

<おまけ2> 神戸製鋼の木津選手。
 握手してもらいました。疲れているところありがとうございました。

<おまけ3> サントリーのニコラス・ライアン選手。
 ご家族と第二試合を観戦中のハーフタイムに写真を取らせていただきました。「来週もがんばってください」と声をかけたら、「再来週ね」と流暢な日本語で訂正されてしまいました。この後、帰りの地下鉄で、ピシ選手とライアン選手と同じ車両になりました。皆さん、公共交通を利用しているんですね...。

<おまけ4> 東芝の松田選手。
 今日もトライを1つ。トップリーグの最年長トライ記録を自ら塗り替えました。41歳で現役、頭が下がります。そういえば、神戸製鋼の伊藤選手も40歳で今日先発していました。

トップリーグ 2011-2012 第12節 2日目2012/01/29 17:21

 寒風吹きすさぶ中、秩父宮にいってきました。今日は、昨日より寒かった...。

 今日は、1試合目が全国クラブ選手権大会決勝で「神奈川タマリバクラブ」対「六甲ファイティングブル」、2試合目がトップリーグ12節の「リコーブラックラムズ」対「東芝ブレイブルーパス」でした。
 立ち上がりはタマリバクラブのフォワードが縦にアタックをして、ファイティングブルが受けに回っていたのですが、徐々にファイティングブルに試合が傾き始めました。自陣からでもボールを大きく動かすファイティングブルの攻撃が効果を見せ始め、前半は、ファイティングブル2トライで、タマリバをノートライに抑え、折り返しました。
 昨年のタマリバはテンポの良い攻撃で勝ち上がったのですが、今年は、球出しのテンポがいまひとつで、効果的に前に進むことができません。また、ハーフ団の意思疎通も見ていていまひとつでした。ディフェンスの薄いサイドにボールをまわさなかったり、大きく振ればディフェンスの裏に出れそうなところで、フォワードに縦をつかせたり、ちぐはぐな感じでした。一方、ファイティングブルは、フォワードの動きはタマリバに比べるといまひとつでしたが、バックスの動きがよくボールを大きく動かして効果的な攻撃をしてました。結局、ファイティングブル5トライ、タマリバ2トライでしたので、いかにファイティングブルの攻撃がよかったかをあらわしていると思います。
 とはいえ、厳しいようですが、プレーの精度と、攻撃にスピードが無いので大学チャンピオンの帝京大学には通用しないと思います。失点をどれだけ抑えられるかという感じですね...。一昨年は、69点差でしたから...。

 神奈川タマリバクラブ 12点 vs 六甲ファイティングブル 34点
 
 やっぱり、東芝は強いです。
 今日は、リコーのハスケル選手、ノヌー選手、タマティ選手、エモシ選手が目立ちませんでした。一方、東芝はチームとして、攻撃、ディフェンスともによく機能していたと思います。前半リコーは「0」封ですので...。
 前半12分の松田選手のトライも見事でした。41歳ですからトライのトップリーグ最年長記録なのでは無いでしょうか?
 後半、中盤にリコーも両ウイングが1本ずつトライをしましたが、試合終了のホーンが鳴った後も果敢に攻め続ける東芝にダメ押しのトライを許してしまいました。リコーも個人では負けない力があると思うのですが組織として東芝のほうが1枚も2枚も上手ですね...。
 せっかく、良い選手を取ったので、チームの意識改革をして上位に食い込むのを期待しています。4年前は下位リーグに降格したのに今は中堅チームとして上位を狙える位置に来ているので、もう一踏ん張りがんばって欲しいと思います。

 リコーブラックラムズ 14点 vs 東芝ブレイブルーパス 39点

 ところで、この寒さの中、2日で4試合はさすがに疲れますね。リコー、東芝戦は飲みすぎたこともあるのですが、途中寝てしまいました。飲みすぎに注意です...反省。

<おまけ> 六甲ファイティングブルのマスコット ブル太くん
 最近流行のゆるキャラですか...。

トップリーグ 2011-2012 第12節 1日目2012/01/28 20:58

 気温4℃の中、秩父宮にいってきました。今日は、本当に寒かった...。
 
 伊藤忠側のグランドやスタンドには月曜日に降った雪が、まだ残ってました。
雪がまだ残ってました。
 第一試合が現在9位の「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス」と、現在最下位の「 ホンダヒート 」、第二試合が現在4位でプレーオフ確定?の「NECグリーンロケッツ」と、現在12位の「NTTドコモレッドハリケーンズ 」の試合でした。
 これまでのホンダとドコモの試合を見ている限りでは、NTTコムとNECの楽勝だと思っていたのですが...。
 立ち上がりから、ホンダがNTTコム陣内でゲームを進めていました。いつもは、立ち上がりも良いNTTコムですが、今日はタックルも高く、ホンダの勢いをとめられません。ホンダが先制して、その後、友井川選手のトライを取ったあたりまでは、これは互角に試合が進むのかなと思っていたのですが、結局、ホンダペースで試合が進み、4トライの14点差でホンダリードで前半が終わりました。見ていて、ホンダの気迫あふれるプレーに対し、NTTコムのなんとなく浮ついたピシッとしないプレーが気になった前半でした。
 後半、No.8のマーフィー選手の気迫あふれるトライで、NTTコムが先制しました。この後、NTTコムが少し元気になったのですが、やっぱり、ゲームの主導権はホンダにありました。攻撃もディフェンスも今日のNTTコムはミスが多すぎました。それを修正できないまま時間だけが過ぎていきました。一方、ホンダは意思統一が図られていて、組織だった攻撃を繰り返していました。ホンダは、キックを使わずにボールを大きく動かしていて、いままで防戦一方のホンダしか見たことが無いので、こんなに良いアタックができるチームだということうをはじめて知りました。これが、シーズンはじめからできていたら順位も違っていたかもしれません。
 NTTコムのロス選手やマーフィー選手は良い動きをしていたんですけどね...。

  NTTコミュニケーションシャイニングアークス  35点 VS
                          ホンダヒート 45点

 まさかと思いましたが、2試合目も1試合目と同じような流れでした。NECもなにかピシッとしない雰囲気が流れてました。ラトゥ選手や田村選手など、いつも通りの良いプレーを見せてくれていたのですが、チームとしての一体感というか、気迫が感じられませんでした。一方、ドコモからは、この試合をどうしても取りたいという気迫というか、気持ちがひしひしと伝わってきました。
 前半、点数としてはNECがリードしていましたが、勢いはドコモでした。後半になるとそれが顕著に出てくるようになり、試合終了直前にNECが1トライ返すまで、試合はドコモの一方的なペース。前回のNTT対決ではあまり良いところのなかった、元オールブラックスで100キャップを持つムリアイナ選手も今日はよく機能していました。また、久富選手や箕内選手などNEC出身のベテランが良いプレーをしてました。箕内選手ももう36才ですが、若手に負けないアグレッシブなプレーで活躍してました。
 NTTコムもNECも今日の試合はベストメンバーですからね、油断したなんてことではなく、きちんと修正してもらいたいです。特にNECはベスト4でプレーオフがかかっていますから。このままでは、プレーオフが面白くなくなってしまいます...。

 NECは、特にラインアウトを何とかしないとこの先厳しいですね...。

  NECグリーンロケッツ  19点 VS NTTドコモレッドハリケーンズ 28点

<おまけ1> シェイク・ハンド
 今日は、一人で時間をもてあましたので、シェイク・ハンドに参加しました。

<おまけ2> トップリーグ公式戦100試合達成 木曽一選手
100試合おめでとうございます
 試合は負けてしまったのですが、後半25分から出場して100試合を達成されました。ヤマハから移籍して、NTTコムの昇格から前期のトップリーグ1年目を牽引したベテランです。まだまだ、がんばってくださいね。