トップリーグカップ2019 プール戦 第5節 リコーブラックラムズvsマツダブルーズーマーズ ― 2019/07/24 07:05
秩父宮に行ってきた。
ここまで、1勝3敗のリコーブラックラムズ、下部リーグのチームに負けるわけには行きませんよね。一方、トップリーグチャレンジのチーム、マツダブルーズーマーズ、社会人リーグの頃は強豪でJAPANの選手も輩出してたんですけどね...。
こんなに、差があるんですね、って感じの試合になってしまいました。ある意味ボッコボコ、マツダは手も足も出ないという感じでしたね。それにしても、ここまでの差が出てしまうとは思いませんでした。
リコーも決して絶好調という感じではなかったんですけどね。ノッコンも多かったですし、もっと楽に取れるところで取れなかったり。一番の問題はゴールキック。ゴール正面はゴールを決めるのですが、角度があるところはいまひとつ、結局、ロビー選手が3本蹴って0本、高平選手が1本蹴って0本、堀米選手が5本蹴って3本、キーガン・ファリア選手が1本蹴って0本、一番確率が良かったのが、ボークコリン雷神選手、4本蹴って3本ですからね。でも、パナソニックにいたバーンズ選手が加入したからいいのかな...。
リコーはフォワードのディフェンスとバックスの攻撃が良かったですね。濱野選手のトライのときの角度のあるランだったり、ロビー選手もキックはダメダメだったけどランは良かったですよね。後半交代出場のアマナキ選手もアマト・ファカタヴァ選手もスピードのあるランを見せてくれてました。
差があったのは、2人目のサポートかな。リコーのサポートは確実で、効果的でした。マツダは2人目が遅いか、効果的ではなかったですね。秩父宮FMのゲストの今泉さんがそこのところを的確に解説してくれていて、2人目がゲートの蓋を閉じるように寄っていかなくちゃいけないのに、ただ着いているだけっていってましたね。
ディフェンスのときも、隣のタックラーの動きをただ見ているだけで、タックルした後のサポートの動きが遅いとも言ってました。練習のときからそういったことを意識付けしていないから、トップリーグのチームとの試合で対応できないとも言ってましたね。
マツダはアタックも間隔が狭くて浅くて、ボールを大きく動かすということがほとんどありませんでした。今泉さんはここも指摘されていて、守るリコーからしたらこんなに守りやすい攻撃はないって言ってました。
細かいことなのかもしれませんが、この日の試合の得点差にきっちり出ていたと思います。
それにしても、応援しているチームが快勝すると気持ちいいというか、楽しいですね。マツダには申し訳ないし、ゲームの内容としては、この日の前日に見たサントリーとパナソニックの試合の方が質が高くて面白かったですけどね...。
リコーは補強もできているので、細かいミスをなくしていけば、もっと強くなってくれるよね。この日も、大東文化大の湯川選手、アマト・ファカタヴァ選手もいいプレーを見せてくれました。アマト選手はフランカーではなく、ウイングでの出場でしたけどね。今泉さんには、アマト選手のライン際のプレーが、まだ甘いって言われちゃいましたが、そういった、細かいプレーができるようになると強くなるんじゃないかなぁ。
精度を上げて年明けのリーグ戦で旋風を巻き起こして欲しいですよね。
82対0 前後半7トライずつの猛攻でした。
それにしても、こんなに差がつくんだね...。
ゴールキックを蹴るボーク選手。会場、どよめきがありましたね。
プール1位目指して欲しかったんですけどね...ホント、頑張ってほしいです。
ラムまるくん、近くで写真撮れました。触っていないけど、モフモフですね。
ルーレットが当たって、サンダルもらっちゃいました。
もったいなくて、使えない...。
トップリーグカップ2019 プール戦 第5節 サントリーサンゴリアスvsパナソニックワイルドナイツ ― 2019/07/22 07:05
秩父宮に行ってきた。
前節で日野レッドドルフィンズに勝利したサントリーサンゴリアスと、今季試合を初観戦のパナソニックワイルドナイツ。サントリーは前節、いまひとつピッとしていなかったので、この一週間で、プール戦の優勝をかけた一戦に向けてどこまで仕上げてきているかに注目していました。一方のパナソニックは、大量の選手の入れ替えがあったので、どのようなチーム作りをしているかに興味がありました。
サントリーは前週より明らかに仕上げてきてましたね。しかも、パナソニック戦のせいかかなり気合が入ってました。
スタンドオフのマット・ギタウ選手を軸にポイントからのすばやい球出しで攻撃を組み立ててましたし、ディフェンスも外国人を7人擁するパナソニックのアタックをしっかりと止めてました。勝負をかけて前に出ると言うのではなく、綺麗なディフェンスラインを形成してそこからは一歩も進ませないという感じの気迫のこもったタックルで、パナソニックの突進を止めてましたね。サントリーは何が凄いって選手のリロードのスピードが凄い、寝ている選手はほとんど見られませんでした。
一方のパナソニックも負けてません。サントリーのすばやい球出しにもかかわらず、オフサイドもなく、よく止めてました。まぁ、この部分はサントリーも一緒なんですけどね。あと、サポートも凄い、ポイントでボールに絡まれてノットリリースになるような場面はありませんでした。もちろん、タックル後にホールディングになるような場面もなく、とにかく、両チームともボールを動かす意識の高く質の高い試合でした。
この日の見ものは、パナソニックの山沢選手とサントリーのギタウ選手のスタンドオフ対決でした。プレースタイルは違うものの、どちらもファンタジスタぶりを遺憾なく見せ付けてくれました。パナソニックの前半の2本のトライはいずれも山沢選手の技ありのキックからのもの。とにかく、ランもキックも”天才”といっても過言ではないプレーを何度も見せてくれました。
一方のギタウ選手は、状況判断が凄すぎ、キック、パスともに、すばやいサントリーの攻撃の中で瞬時に相手の陣形を読んで試合を組み立ててくる、そしてそのプレー選択が間違っていないと、この方のプレーも"天才”のものでしたね。ジョーダン・スマイラー選手のトライに繋がるパスのタイミングなんて見ていて痺れました。
あっ、そうそう、ギタウ選手はペナルティのポイント前に持っていくよね。後半10分のペナルティゴールのとき、レフリーが示したポイントからズルズルと5mくらい、ゴールに近寄ってたもんね。目の前で見てたからよく分かった。その次のときは、ほんのちょっとだけど、キックティーをセットするときに3回くらい調整するふりして前に出してた。ん~、勝利に対する執念ってことなんかなぁwww。
この日の試合は、日本代表のスコッドから外れた選手が活躍してました。サントリーは西川選手、パナソニックは内田選手の動きがよかったですね。西川選手はやっぱり人に強いし、リロードのスピードも速いし、ホントにいい選手だと思います。とにかく、接点と言う接点に顔を出しているって感じるくらい動いてましたね。
内田選手は、パスのタイミングが少しずれるというか、間が空くことがあったのですが、この日のプレーはキレがあってよかったですし、攻撃のテンポもよかったと思います。後半28分に高城選手と交代しちゃったけど、そのまま、プレーしてもよかったんじゃないかなぁて、思うくらいこの日はいい動きでした。
パナソニックはルーキーの竹山選手もよかったですね。帝京大学時代より、体が大きくなったんじゃないかなぁ。キレキレのランで、何度もサントリーディフェンスを翻弄していたし、キックも距離のある正確なキックを何度も魅せてくれてました。圧巻は、後半のペナルティからの、リスタートでのキックパス。長いことラグビー観戦してますが、あんなプレーは初めて見たかも。左サイド際のポイントから逆サイドへのキックパス。ドンピシャのキックで、しかもサントリーの選手は虚を突かれて、その後の攻撃にも効果的でした。竹山選手、JAPANも狙って欲しい若手ですね。
とにかく、息が詰まるような攻防が繰り広げられる質の高い試合でした。トップリーグのチームがみんなこんなプレーをするチームだったら日本のラグビーの質も向上するんじゃないかなぁ。
23対19 トライ数はサントリー2本、パナソニック3本、なのに、パナソニックは最後、1トライを奪わなければ逆転できないと言う展開。競った試合になると、ペナルティとゴールキックが重要になるんだよね。
チームとしては、サントリーの方が上だったって感じですね。優勝した頃のような、一つのチームになるともっと強くなるかも。
やっぱり、サントリーは強い。チームとしての決め事と、個の強さ、速さがすばらしい。チームとして出来上がってるって感じが伝わってくるね。
ところで、この試合、前半はよかったんだけど、後半はTMOが多かった。危険なプレーを確認するっていうのがその理由だったんだけど、ちょっと、多すぎたと思う。なんて思ってたら、試合を終えたパナソニックの笹倉選手がそのことtwitterでつぶやいてた。
「もうなんでもかんでもTMOやめてほしいっす。レフリーが自信持ってやってほしい。俺らはそれに従えば良いだけのこと。変にいい流れを止めて欲しくない。」確かに、レフリーが自身持ってやって欲しいよね。TMO、あまりに危険なプレーがあったときだけにして欲しいよね。Super Rugbyなんて、選手が傷んでしまう危険なプレーでもスルーするときあったもんね(グレッグ・ミラー選手やエドワード・カーク選手の怪我のときね)...悪い流れ(反則が続いてしまうとかね)の時には有効だと思うけど、良い流れで試合が進んでいるときには逆効果なんじゃないかなぁ...。
トップリーグカップ2019 プール戦 第4節 日野レッドドルフィンズvsサントリーサンゴリアス ― 2019/07/14 07:15
秩父宮に行ってきた。
ということで、この日の試合の相手は、サントリーサンゴリアス、昨季は12対50で点差は開いてるけど、実はサントリーもいまひとつだったんだよね。
さて、この日の日野は先発の15人に元日本代表4人(久富選手、木津選手、北川選手、堀江選手)、マレーシア代表(ディネスバラン・クリシュナン選手、そういえば、ヤマハにいたときはデュークだったよね?改名したのかな?)、トンガ代表
(ニリ・ラトウ選手)、スタンドオフも2017年のSUNWOLVESの一員だったヘイデン・クリップスと豪華ラインアップ。キックオフ前は期待してたんですけどね。
日野、序盤はよかったんですけどね、ディフェンスも前に出てたし、アタックもテンポがあったし...でも、最後の詰めが甘いと言うか、なんかね...いまいち、ピットしない感じでした。自分が見ててよかったのは堀江選手かな、ワークレートが高くて、アタックはボールを持つと必ずゲインしてたし、タックルもリロードが早くて、連続してタックルに入ったり大活躍でした。惜しいのは、アタックで抜けたあとの2人目のサポートがうまくいかないことかな。
チームとしての完成度がいまひとつってことなんじゃないかと。個人技は凄いのかもしれないけど、チームとしてのカラーが出てないと言うか、正直あるように思えませんでしたね。例えば、ディフェンスをアタックにつなげるとか、サントリーのように運動量では負けないとか、東芝のようにフィジカルで勝負するとかそういう色が感じられませんでしたね。下位のチームには勝てるかもしれないけど、サントリーのような上位チームに勝つのは難しいんじゃないかなぁ。
一方この日のサントリー、フォワードは充実してたけど、バックスにちょっと難がありましたね。梶村選手、中村選手のセンター陣がJAPANのスコッドになっていて不在というのが痛かったと思います(村田選手は故障かな?)。11番から15番までとバックスのリザーブの6人がウイング(竹下選手-この日はセンター、成田選手、松井選手)とフルバック(塚本選手、竹本選手-この日はセンター、尾崎選手)が本職と言う布陣。
そんな中でも竹本選手の後半のロングゲインとか、尾崎選手の前半の技ありのゲインとか、いいところはたくさん見られたんですけどね。
残念ながら、竹本選手も竹下選手もやっぱり本職のセンターからすると見劣りしちゃいます。この日の日の相手で、フルメンバーであれば、もっと得点差が開いたんじゃないかな。
3対39、サントリー5トライをあげてたけど、そんなにトライとったっけ...?
日野はまだまだだね。チームとしてのカラーが見えるようになると、強くなるんじゃないかな。
サントリーはこの日はしょうがないですよね。でも、相変わらず、運動量はさすがですな。
今週末のサントリーとパナソニックの試合で、プールAの勝者が決まります。ん~、この試合見逃せないな。
今年も応援するよ~ ― 2019/07/07 07:41
今年も届きました。
リコーさんからA4サイズの封筒が...。
中身は、もちろんブラックラムズの会員証です。今年のデザインは、黒とピンクの格子模様。何年か前に、ピンクの差し色が入ったファーストジャージがあったけどピンクって、裏のチームカラーなのかな?
今年の入会特典は、黒地にラムズのロゴが入った巾着でした。
今年の観戦の時の小物をまとめるのに使おうっと。
ということで、カップ戦頑張って欲しいなぁ。ラムズが入ってるプールは昨季優勝の神戸製鋼がいるので厳しいですが、トーナメント進出を目指して頑張ってもらいたいです。
ラムズの後援会に入っての応援も今年で6年目だからね。いい成績残すように頑張ってね・
今季も応援するからねー。
トップリーグカップ2019 プール戦 第2節 NECグリーンロケッツvsリコーブラックラムズ ― 2019/07/03 07:29
秩父宮に行ってきた。
この日は、リコーブラックラムズとNECグリーンロケッツの対戦。どっちも好きなチームなんだけど、この日は一番押しのラムズの応援。
練習も気合い入ってましたね。先週は、リコーは豊田自動織機シャトルズに、NECはマツダブルーズーマーズにそれぞれ勝利してます。昨季は、リコーが8位でNECが10位、そういう意味では力が拮抗したチームっていえるかな。
という事で序盤から、どちらも引かない厳しい展開に...とにかく、ディフェンスのきつい試合でした。もともとNECはディフェンスに定評のあるチームで、ここ数年、それがでていなくて低迷していたのですが、この日は、素早く前に出る、思いきったディフェンスで、リコーに思うようにアタックをさせていませんでした。
一方のリコーも2シーズンくらい前からディフェンスが良くなって、規律が高くて反則が減りました。正直、NECの方がラインブレイクする回数が多かったのですが、リコーはリロードも早くて、良くバックアップしてNECのアタックを潰してました。
普通、このてのロースコアの試合は面白くないことが多いのですが、この試合は、80分があっという間でしたね。反則が少なかったというのもあったかな。特にオフサイドはほとんど無く、接点での反則(ノットリリースやザボールやノットロールアウェイ)以外は無くて締まった内容でした。
それにしても、65分まで両チーム無得点という試合は、自分も長いことラグビー見ていますが、初めてかもしれません。それほど、両チームともディフェンスが良かったといえると思います。
それでもアタックも、何度かいいシーンが見られました。NECのウイングの飯山選手の自陣からのアタックとか、トライが無効になってしまいましたが、リコーの松本選手も幻のトライまでの一連の攻撃とかね。
で、結局最後の15分でそれぞれ1トライずつ得点して、NECがコンバージョンキック1本の差で逃げ切りました。
最後のホーンが鳴った後の一連の攻撃で、リコーの堀米選手のドロップゴールが決まっていればリコーの逆転勝ちだったんですけどね...。最後のNECのプレッシャーすごかったもんなぁ...。
5対7、どっちが勝ってもおかしくない試合でした 。
先にも書きましたがディフェンスの強いNECが戻ってきました。先週の東芝といい強かったチームが戻ってくると嬉しいですね。
この日のモールは完璧でした、トライもモールからでしたからね。このモールをもっといかせる試合の組み立てができていたら、勝てたかもしれないなぁ。今週末は、昨季のチャンピオン神戸製鋼との試合、なんとか頑張って欲しいなぁ。
リコーの物販コーナーがなんかおしゃれになってた。
そして、リコーにもついにチームマスコットが登場しました。その名も「ラムまる」なんかそのまんまだけどね。ということで、アクリルキーホルダーを買った。
おまけでステッカーももらった。
ちなみに下の写真の黄色の矢印の子がラムまるくん。丸っこくってカワイイ。
今回は、近くで写真に収めるチャンスがなかったので次回に期待したいと思います。