OVER-NITE SENSATION 50th ANNIVERSARY EDITIONS / FRANK ZAPPA ― 2023/11/25 07:10
1973年にリリースされたOVER-NITE SENSATIONから50年、デモ音源やアウトテイク、当時のライブを集約した50周年エディションがリリースされました。前作がHOT RATSのころの掘り出し音源集だったので、新しいリリースは、周年ものじゃなくて未発表のライブ(もちろん公式のね)だと思ってたんだけどなぁ...。
ということで、今回、オリジナル音源とアウトテイク、Hollywood PalladiumとデトロイトのCobo Hallでのライブ、Blu-rayオーディオにドルビー5.1ch、当時ZAPPA師匠が凝っていた4チャンネルステレオなど高音質の音源を収録しているってことだったんだけど4枚のCDにBlu-rayで16,500円は、正直ちょっと高いかなって感じて、Amazonでmp3音源ダウンロードにしちゃったんだよね。そもそも、高音質音源を再生できる機材持ち合わせてないし、そろそろ、終活に向かう身としては、なるべくフィジカルな音源は少なめにしておきたいって最近思い出したからなんだけどね...(とか言いながらM3に行っている終活マンなんだけどな)。
ということで、まぁ、音源としては、コマーシャリズムな感じで分かりやすいロックな曲をリリースし始めた時代の師匠ってことで、聴きやすいアルバムだと思います。あと、師匠自ら歌う歌も多いっていうのもあるよね。で、ロキシーにつながる実力派メンバーによるアルバムですからね悪いわけがない。ライブの音もカッコいいですよ。
収録に参加しているメンバーは、以下の9人。そういえば、I’m The Slime、Dirty Love、Zomby Woof、Dinah-Moe Humm、Montanaには、若かりし頃のTina Turnerさんを擁するThe Ikettesがコーラスで参加しています(このコーラスがまた、黒くてカッコいいんだわ)。あと、Ricky Lancelottiさんが、Fifty-FiftyとZomby Woofで歌ってますね(ちなみに、Lancelottiさんハンナ・バーバラのアニメの歌を歌ったりしていたらしいし、シングルもリリースされているようですが、日の目を見ることなく、1980年に薬物過剰摂取で亡くなられたみたいです)。
The Mothers Of Invention:
FZ—guitar, vocals
Jean-Luc Ponty—violin
George Duke—keyboards, vocals
Sal Marquez-Trumpet, vocals
Ian Underwood—alto sax
Bruce Fowler—trombone
Ruth Underwood—percussion
Tom Fowler—bass
Ralph Humphrey—drums

アルバムの構成は以下のような感じで、オリジナル音源⇒アウトテイク⇒ライブ音源って感じで並んでます。
Over-Nite Sensation – The Album
01 Camarillo Brillo
02 I’m The Slime
03 Dirty Love
04 Fifty-Fifty
05 Zomby Woof
06 Dinah-Moe Humm
07 Montana
Bonus Session Masters
08 Wonderful Wino (Complete Edit)*
09 Inca Roads (1973 Version, 2023 Mix)*
10 RDNZL (1973 Mix)*
11 For The Young Sophisticate (Dolby EQ Copy)
12 I’m The Slime (Single Version)
13 Montana (Single Edit With Intro)
Bonus Vault Sensations
14 Inca Roads (Bolic Take-Home Mix)*
15 RDNZL (Take 2)*
16 X-Forts (Echidna’s Arf (Of You))*
17 Camarillo Brillo (Alternate Mix)*
18 Face Down (I’m The Slime – Demo)*
19 I’m The Slime (Basic Track Outtake)*
20 Dirty Love (Session Rehearsal)*
21 Dirty Love (With Quad Guitar)*
22 Fifty-Fifty – Pipe Organ Intro Improvisations*
23 Fifty-Fifty (Basic Tracks, Take 7)*
24 Dinah-Moe Humm (Session Rehearsal)*
25 Dinah-Moe Humm (Bolic Take-Home Mix)*
26 Montana (Bolic Take-Home Mix)*
Live In Hollywood, California, Hollywood Palladium – March 23, 1973
27 Montana*
28 Dupree’s Paradise (Intro)*
29 Dupree’s Paradise*
30 Cosmik Debris*
31 “The Dynamic Sal Marquez!”*
32 Big Swifty*
33 “…The Successor To Willie The Pimp”*
34 The Curse Of The Zomboids (I’m The Slime)*
35 Don’t You Ever Wash That Thing?*
36 FZ & The Percussion Section*
37 Palladium Jam – Part 1*
38 Palladium Jam – Part 2*
Live In Detroit, Michigan, Cobo Hall – May 12, 1973
39 Cobo Hall ’73 Band Intros And Sound Check*
40 Exercise #4*
41 Dog Breath*
42 The Dog Breath Variations*
43 Uncle Meat*
44 Fifty-Fifty*
45 Inca Roads*
46 FZ Introduces the Don’t Eat The Yellow Snow Medley*
47 Don’t Eat The Yellow Snow*
48 Nanook Rubs It*
49 St Alfonzo’s Pancake Breakfast*
50 Father O’Blivion*
51 St Alfonzo’s Pancake Breakfast (Reprise)*
52 Join The March*
53 Cosmik Debris*
54 Medley: King Kong/Chunga’s Revenge/Son Of Mr Green Genes*
ん~、次は80年代前半のライブの音源がいいなぁ。
ふわっと不安バルーン / をとは - もちうつね ― 2023/11/09 07:55
M3の想いで 秋 ― 2023/11/03 07:02
先月末、前回に続いて流通センターへ行ってきました、3回目のM3。
M3って、正式名称「Music Media-mix Market/音系・メディアミックス同人即売会」だったんですね...知らなかった。まだまだ、知らないことが世の中にはたくさんあるよね1...。
それはそれとして、好きなアーティストの皆さんが創り出す新しい音源に出会えるのは嬉しいし、楽しいよね。

ということで、今回も最大の推しのNeko Hackerさんの新譜を中心に手に入れてきました。
上段の左から、ななひらさんの新譜「DEAR MY DAYS!」、推しのネコハカさんの新譜、今回は競作曲をテーマにした「Neko-Write Vol. 1」、Ujico/Snail's Houseさんの「ALIEN☆POP Ⅲ&Ⅳ COLLECTION」、ALIEN☆POPのⅣをダウンロードするか悩んでたところなので、今回、前作のⅢと一緒に聴けるCDがあって、ちょうど良かったです。CDの下に置いてあるのはオマケのステッカーです。
真ん中のステッカーはをとはさんの新曲、もちうつねさんとの共作の「ふわっと不安バルーン」のダウンロード用ステッカー、ちなみに、公開されているMVカワイイので観てみてね。
下段はnyankobrqさんとYACA IN DA HOUSEさんのGeneration Z の新作3枚。左からnyankobrqさんの「演じる天使」、お二人の競作の「Net/You」、YACAさんと高坂はしやんさんのユニット「ワニとコウモリ」の「ワニとコウモリ」、YACAさん、配信とCDと収録曲が違うよって書いてあったので、こりゃ手に入れない理由がないよね。

ということで、今回はCD6枚とダウンロード1曲を手に入れてきました。まだ、全部聴けてないので聴いたら、ここで、また感想を書こうと思ってます。
いつものことだけど水曜日だからね ― 2023/10/25 07:19
先週の水曜日、水曜日のカンパネラの新曲の配信がスタートしました。
その名も「聖徳太子」。聖徳悩み相談室の担当者のぼやきをご機嫌なトラックにのっけてるっていう水曜日のカンパネラならではの楽曲です。

それにしても、相変わらずケンモチさんの歌詞はぶっ飛んでますね、聖徳太子が悩み相談室をやってるって発想、やっぱりただものじゃありません。そんでもってこのご機嫌なサウンド、前作はゴリゴリでイカツイレゲエだったのに、今回はコロコロなカワイイ曲調ですからね、たくさんのお客さんにいっぺんに話しかけられて困ってる聖徳太子の姿が目に浮かびますね~。
MVも公開されているので観てみてね。相談者のピンクのウィッグの詩羽さんカワイイよ。
4回目のリリースパーティーも行きたかったんですけどねぇ...今回は、来年の武道館に向けて充電ってことで...。
そういえば、冠位十二階って聖徳太子が制定したんだよね...勉強になるなぁ。
Hackney Diamonds / The Rolling Stones ― 2023/10/24 07:06
先週の金曜日、リリースされました。2005年リリースのA Bigger Bangから18年ぶりのオリジナルスタジオアルバムです(その間、新旧のライブ音源のアルバムや映画のサントラ、古いR&Bのカバーアルバムにアニバーサリーアルバムはリリースされてましたけどね。)。
先行してリリースされた新曲を聴いて思ったんだけど、やっぱり、このおじいさんたちはただものじゃないよねぇ。前にも書いたけど、Mickさん80歳、Kiethさん79歳、Ronnieさん76歳、いや、とんでもないですな。ちなみに、ゲスト参加しているPaulさん81歳、Eltonさん76歳、Stivieさん73歳、Billさん86歳たちもただものじゃないよなぁ。
そんでもって、こんなカッコよくてご機嫌なサウンドを紡ぎだすなんてマジ天才だな。ていうか、いろいろ言うよりとにかく聴いてみてっ!て感じかな。

収録されているのは以下の12曲と日本盤のみ2020年にリリースされたLiving In A Ghost Townが収録されてます。そういえば、この曲がリリースされたときにオリジナル曲でアルバム作ってるって言ってたんだけどなぁ...結構、時間かかっちゃったね。
01 Angry (Jagger–Richards, Andrew Watt)
先行リリースの曲だけどマジカッコいい。リズムとリフがタイトでカッコよすぎます。
02 Get Close (Jagger–Richards, Watt)
03 Depending On You (Jagger–Richards, Watt)
04 Bite My Head Off (Jagger–Richards)
ご機嫌なロックンロールですな、おじいちゃんた思いっきりちロックしてます。Paulさん、きっと、こういう曲好きなんだね~。2:30からのギターソロもカッコいい!
05 Whole Wide World (Jagger–Richards)
06 Dreamy Skies (Jagger–Richards)
スローなカントリー調のR&B、こういう曲、みんなきっと好きなんだよね。1曲目と違ったカッコよさがあるよね。
07 Mess It Up (Jagger–Richards)
Charlieさんのタイトなドラムがカッコいい、そして曲自体もカッコいい。さすが、ストーンズって感じの曲です。
08 Live by the Sword (Jagger–Richards)
この曲もご機嫌なロックンロールですね。Billさんのベースがあんまり目立ってないのが残念かも...。
09 Driving Me Too Hard (Jagger–Richards)
ライブで盛り上がりそうな曲です。自分は、こういう感じのストーンズの曲好きですよ。
10 Tell Me Straight (Jagger–Richards)
Kiethさん、お得意のバラード。大人の色気というか、なんだかねぇ...おじいちゃんだからなぁwww。
11 Sweet Sounds of Heaven (Jagger–Richards)
12 Rolling Stone Blues (Muddy Waters)
Bonus Track
ゲストはこんな感じ、Charlieさんのドラムが2曲入っているのも涙ものですな。そして、30年ぶりにベースを弾いてるBillさんもね、この二人が参加しているLive by the Swordは30年ぶりのオリジナルメンバーの録音ってことですね。PaulさんにEltonさん、Stievieさんは歌も歌ってると思ったんだけど、楽器だけだったのね。
Charlie Watts drums on Mess It Upと、Live by the Sword
Elton John piano on Get Closeと、Live by the Sword
Lady Gaga vocals on Sweet Sounds of Heaven
Paul McCartney bass guitar on Bite My Head Off
Stevie Wonder keyboards and piano on Sweet Sounds of Heaven
Bill Wyman bass guitar on Live by the Sword
とにかく、なんだかとんでもカッコいいアルバムですよ。