ネーションズチャンピオンシップ2026 JAPAN vs ITALY ― 2026/07/07 07:11
秩父宮に行ってきた。

今年から、北半球の国代表と、南半球の国代表が闘うネーションズチャンピオンシップ2026が始まります。北半球のチームは、6ネーションズのIRLAND、SCOTLAND、WALES、ENGLAND、FRANCE、ITALY、南半球は、SANZAARのNEW ZEALAND、AUSTRALIA、SOUTH AFRICA、AEGENTINAに、SANZARの招待されたFIJIと、JAPANの6チームで構成されてます。JAPANは、7月にITALY、IRLAND、FRANCE、11月にWALES、ENGLAND、SCOTLANDと対戦します。これが、今年から2年に1回行われる予定になっています。次回は2028年、ワールドカップの翌年ということになりますね。ちなみに、順位は勝ち点制で、勝ち4、引き分け2、負け0が与えられ、ボーナスポイントとして、勝敗にかかわらず4回以上トライ獲得で1、7点差以内での負けで1が与えられます。
ということで、JAPANの初戦はITALY。6ネーションズで力をつけているITALYが有利って感じですかね...。ちなみに、自分が観戦したITALYとの戦績は、2011年は負け、2014年は勝ち、2018年は2回対戦して、1戦目は勝ち、2戦目は負け、2023年は負け、2024年も負け。ということで、2勝3敗ですね。ここまでの通算戦績は2勝8敗、ということは、2014年が初勝利ってことなんですね。
この日のJAPANのメンバーは以下。
01 岡部 崇人(横浜イーグルス/関西学院大学 8)
02 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 12)
03 竹内 柊平(東京サンゴリアス/九州共立大学 24)
04 Harry HOCKINGS(東京サンゴリアス/クインズランド大学 2)
05 Warner DEARNS◎(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 32)
06 Ben GUNTER(埼玉ワイルドナイツ/ブリスベンボーイズカレッジ 17)
07 下川 甲嗣(東京サンゴリアス/早稲田大学 23)
08 Jack CORNELSEN(埼玉ワイルドナイツ/クインズランド大学 29)
09 齋藤 直人(東京サンゴリアス/早稲田大学 28)
10 伊藤 龍之介(明治大学/國學院大學栃木高校 -)
11 石田 吉平(横浜イーグルス/明治大学 9)
12 廣瀬 雄也(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 5)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学 38)
14 植田 和磨(神戸スティーラーズ/近畿大学 2)
15 松永 拓朗(ブレイブルーパス東京/天理大学 5)
Replacement
16 江良 颯(スピアーズ船橋・東京ベイ/帝京大学 6)
17 大塚 壮二郎(関西学院大学/関西学院高等部 -)
18 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 20)
19 Michael STOLBERG(ブレイブルーパス東京/アングリカン・チャーチ・グラマ ースクール -)
20 リーチ マイケル(ブレイブルーパス東京/東海大学 92)
21 Tiennan COSTLEY(神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 11)
22 上村 樹輝(神戸スティーラーズ/帝京大学 -)
23 Sam GREENE(-/ブリスベングラマー高校[AUS] 6)
この日、初キャップとなるのは、伊藤選手、大塚選手、STOLBERG選手、上村選手の4人、特に先週Maori All Blacks戦で輝きを魅せた伊藤選手の活躍に期待ですね。

ITALYのメンバーは以下。
01 Danilo FISCHETTI
02 Tommaso DI BARTOLOMEO
03 Marco RICCIONI
04 Niccolo CANNONE
05 Andrea ZAMBONIN
06 Alessandro ORTOMBINA
07 Michele LAMARO ◎
08 Lorenzo CANNONE
09 Stephen VARNEY
10 Paolo GARBISI
11 Montanna IOANE
12 Tommaso MENONCELLO
13 Juan Ignacio BREX
14 Malik FAISSAL
15 Lorenzo PANI
Replacement
16 Gianmarco LUCCHESI
17 Mirco SPAGNOLO
18 Muhamed HASA
19 Riccardo FAVRETTO
20 Ross VINTCENT
21 Alessandro FUSCO
22 Leonardo MARIN
23 Tommaso ALLAN
ITALYの選手のことあんまり知らないけど、フランカーでキャプテンのLAMARO選手、SOのGARBISI選手、12のMENONCELLO選手が要注意らしいですね。監督の戦略が相手の弱点を突いてくるということなので、戦前の予想では、徹底したハイパントでJAPANのバックスリーを標的にしてくるんじゃないかってことだったんですけどね...。

結果から言うと、JAPANが3トライ、3コンバージョン、2ペナルティゴールの27点、ITALYが1トライ、1コンバージョン、1ペナルティゴールの10点で、JAPANの快勝でした。
この日のJAPANは、ふわっとしたところがなく規律も高くて堅かったですね。何度か22mライン内に攻め込まれ、ゴールラインを背にする場面もありましたが、堅守で守り切りましたからね。

先制したのはITALY、JAPANのディフェンスのギャップを突いて、13番のBREX選手がトライラインを超えました。ITALYはボールが動き出すと速かったですね...ランのスピードは速いし、パスは上手かったですからね。

JAPANは、このままズルズルと押されてしまうのかと思いきや、この日のJAPANは違いました。ITALY陣に入るとフェイスを重ね、最後はキャプテンのDEARNS選手がタックラー2人を押しのけてトライラインにボールをねじ込み、コンバージョンも決まって、同点として試合を振り出しに戻しました。

この日、DEARNS選手、原田選手、齋藤選手の海外経験者がいい仕事をしてました。齋藤選手は、慌てたところが無くて、落ち着いてましたね。ITALYキックオフ時のラックからのキックもしっかりタッチに蹴り返し、エリアを取り戻してましたし、ラックからの球出しもバタバタしたところがありませんでした。

原田選手もタックル成功数13回と日本人で1位とディフェンスに貢献していました。ちなみに、タックル成功数1位は、この日のPOMのGUNTER選手の19回でした。
原田選手は、ディフェンスだけじゃなくてラインアウトのスローも安定してました。

ディフェンスといえば、ゴールラインを背負った時のディフェンスが堅かったですね。これまでは、Tier1のチームと対戦した時は必ずと言っていいほどトライを獲られちゃったんですけどね...この日は違いました。前半、終了間際の攻防で結果JAPANのペナルティになったものの、ITALYはトライにこだわることなく、ペナルティゴールに切り替えたところで、この日はいけるんじゃない?って感触がありました。
あと、この日のITALYはミスが多いなって思ったんだけど、それってJAPANのプレッシャーが効いていたってことなんですよね。

自分がフォワードだったってこともあって、どうしてもフォワードのプレーに注目しちゃうんだけど、この日はバックスの選手の躍動が良かったですね(もちろん、成功率100%で、相手ボールを確保したラインアウトも良かったし、何回かペナルティをとられてしまいましたが、決して押し負けることがなかったスクラムと、セットプレーが安定していたのが良かったと思います)。
両ウイングの石田選手、植田選手の反応の速さに、ランのスピードは凄かったですね。キックチェイスで、ITALYのバックスリーにプレーをする時間を与えていませんでした。
そして、初キャップの伊藤選手の、初キャップとは思えない落ち着いたプレーが秀逸でしたね。ランにパスも良かったし、ルーズボールへの働きかけも速かったし、キックのバリエーションも多くて、プレーを絞れなくてITALYは翻弄されてたんじゃないかなぁ。

あと、12番の廣瀬選手のキックにタックル、RILEY選手のスピード、松永選手のランに安定感のあるプレースキックと、とにかく全員が良かったですね。もちろん、リザーブで出場した選手たちもね。そういえば、松永選手はリーグワンのレギュラーシーズンより活躍していたんじゃないかなぁ。

まぁ、ハイパントの処理で後手を踏んでしまう場面もあったけど、これは、来年のワールドカップまでの課題として修正できればいいですからね。
戦前の予想で、ハイパントで苦しめられる予想だったけど、逆にU20から正代表に初選出のFAISSAL選手を徹底的に狙って、ITALYを前に出さないようにしてました。結果的に、ポゼッションで、JAPANは22m以内に42%、ITALYは22%と圧倒しましたからね。

今週末はIRLAND、来週はFRANCEと厳しい試合が続きますが、この日の勢いでいければ、結果は残せていけるんじゃないかな。
そうそう、規律が高くて、サイズも大きい本職のロックが揃ったのも強みの一つなんじゃないかと思います。

秩父宮ラグビー場でこの入場者数。ひとつひとつのプレーに地鳴りのような応援の声、JAPANの後押しになってると思うんだよね。

メインスタンドも赤白のジャージで埋め尽くされてました。

試合に勝ったこともあって気持ちよかったけど、この光景もいい眺めで気持ち上がったな。
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