我が家の小さな海

　2ndステージ第1節以来の秩父宮、2ndステージの最終節です。

　東芝も、神戸製鋼も下位チームとの対戦なので問題ないと思いますが、万が一試合を落とすことになると、サントリーの結果次第では、プレーオフが危うくなります。そういう意味では、最後まで気が抜けない状況です。

　ちなみに、今季、神戸製鋼の試合を見るのは初、かなり楽しみです。でも、自分は、NTTコムとキヤノンの応援なんですけどね。

　第一試合は、東芝ブレイブルーパス vs NTTコミュニケーションシャイニングアークス。

　東芝のフォワードのほうがNTTコムのフォワードより一回り以上大きい、スクラムで思いっきり押し込まれちゃいましたね。ちょっと、格の違いを見せ付けられたという感じです。

　とにかく、あたりもスピードも東芝のほうが上手、フォワードはボコボコといってもいいくらいに攻められました。18分、21分とNTTコムゴール前のスクラムでの反則の繰り返しで、2回の認定トライ。この後、後半の30分までNTTコムは無得点、東芝は、この認定トライも入れて5トライとトライを積み上げボーナスポイントも獲得。

　下の写真で、ボールをキャッチしようとしているのが、自分が動きがいいなと思った選手、NTTコムの八藤後選手です。今季は年末の神戸製鋼戦からの出場で、自分もプレーを見るのは昨日が始めて。昨日はフランカーで出場、184cm、99kgと決して大きな選手ではありませんが、あたり、パス、ランどれも良かったですね。来季、期待の選手ですね。

　ヤンチーズ選手、昨日もキックは冴えてました。後半、ホーンが鳴ってからの意地のトライかっこよかったですね。来季もいてくれるのかなぁ．．．。

　次の試合は、ワイルドカードのリコー戦。申し訳ないのですが、その試合は、リコーが勝たせていただきます。昨季の主力を放出し新しい体制でスタートした今季、春のオープン戦から考えると良くここまで来たって感じ、来季は上位を狙うべくチームを作って欲しいですね。

　勝って4強を確保した東芝。プレーオフの対戦相手は、パナソニック。こちらも申し訳ないのですが勝たせていただきますよ。

　第二試合は、キヤノンイーグルス vs 神戸製鋼コベルコスティーラーズ。上に書いたように、神戸製鋼の試合を見るのは今季初です。

　ファーストジャージが同じ赤なので、神戸製鋼がセカンドジャージのグレー。このジャージ、こういってはなんですが、あまり強そうに見えませんね．．．。

　ジャージは？ですが、やっぱり神戸製鋼、強いですね。フォワードは208cm、121kgのベッカー選手、バックスは190cm、105kgのフーリー選手を軸に試合を組み立てます。とにかくこの二人、確実に助っ人外人としての仕事を全うしていました。

　ここに日本代表の選手が絡んでくるのですから、言うこと無しです。今季、ドーピング違反から復帰した山中選手も、ランに、パスに、キックにさすがとうならせるプレーを見せてくれました。2年間の資格停止処分というブランクを感じさせないプレー、日本代表に復帰できたのも、自身の努力の賜物ですね。昨日一緒に先発していた、木津選手、前川選手とともに東海大仰星高校時代から見ているので、なんかうれしいですね。

　今季の神戸製鋼は強いです、セカンドステージ2敗したのがうそのようです。

　キヤノンもいいアタックをしてたんですけどね．．．特に先日、今年のワールドカップの日本代表の一次候補に選ばれたティム・ベネット選手は良かったですね。走りはやわらかいのに人に強い。これからの活躍が楽しみです。

　神戸製鋼は、ポイントではパナソニックに並んだのですが、得失点差で1位になりました。ということで、先に書いたようにプレーオフの準決勝は、パナソニックと東芝、神戸製鋼とヤマハ発動機という組み合わせになりました。パナソニックには優勝して欲しいのですが、今季は東芝との相性が良くないですからね．．．。1位から4位のポイント差は2ポイント、全勝チームもいないので実力は拮抗しているということですね。

　昨日は、出番がありませんでした．．．。練習でプレースキックの練習をするアイザック・ロス選手。あのぅ、この方のポジション、ロックじゃなかったでしたっけ．．．？

　試合終了後、観客の声にこたえてサインをしにきたベッカー選手。大きかったですね。

　日本選手権まで、あと一ヶ月あまり、これからは負けたら終わりのノックアウトステージ、楽しませてもらいますよん。

　ん～、この試合、ちょっと消化試合のにおいがしてしまいましたね。キヤノンはキックが絶好調の三友選手、トライランキング争いをしているアダム・トムソン選手をはずして若手中心の布陣、パナソニックもキャプテンは控えスタート。しょうがないっていやあ、しょうがないんでしょうけどね。

　ところが、キヤノンが試合を面白くしてくれました。鋭い出足で、パナソニックの攻撃を止めていました。見ているこちらのほうがやきもきしてしまいました。本人たちはどうだったのかなぁ．．．でも、あまりイライラしたような感じは無かったですね。ちょっと、余裕があったように見えたかな。しかし、相変わらず、山田選手はキレキレでしたね、しかも人に強い。つかまっても安心だもんね。

　キヤノンは、三友選手がいない中、誰がゴールキックを蹴るのかと見ていたら、ウイングの原田選手が蹴ってました、しかも100％。原田選手はサイズは小さいですが、走りはキレキレですし、いい選手ですな。

　前半は13対13の同点。パナソニックは、鋭いキヤノンの出足に手こずって、個人技で何とか同点で折り返したという感じ。に見えたってことなのかな．．．。

　後半になって、開始2分のヒーナン選手のトライから怒涛の攻撃、気がつけば、3トライ、キヤノンを0封して試合を終えました。MOMはヒーナン選手、とにかく、体を張ったプレーでチャンスを作ってました。自分の体が壊れるか、相手が壊れるかって感じです、ちなみに、昨日は自分が壊れてましたな、試合終了間際、パナソニックは14人でプレーしてましたからね、それでも、守りきるところはさすがです。キヤノンも最後の最後にあと少しでトライというところまでいったのに、TMOで最初はトライに見えたのですが、たしかに、ワンプレーでは無かったですね。

パナソニック ワイルドナイツ　38点　vs　キヤノンイーグルス　13点

　キヤノンはもう少しですね、試合終了間際、一番元気だったのはベテランの元日本代表の菊谷選手でしたからね。若い選手がもっと、フィットネスをあげて立ってプレーすればもっと強くなりますね。来季に向けてがんばってもらいたいと思います。

　今季は、東芝に2度負けたり、昨季までの絶対的な強さが無いような気がしますが、やっぱり強いです。若い選手も育ってきてますからね、まずは、プレイオフ、そして日本選手権と今季も勝利で終わって欲しいです。

　2月の末まで、まだまだ目が離せませんし、まだまだ楽しませてもらいます。

　そういえば、駒沢のピッチ綺麗でした。トップリーグでももっと使えばいいのになぁ。