我が家の小さな海

　これも、奥様と散歩しているときに見つけた。

　道路わきに置かれた大きな石に、誰かが悪戯でつけたかのような白い輪の模様が...まるで、ミステリーサークル。

　近づいてよくみたら、地衣類のコロニーでした。

　それにしても、本当に綺麗な輪になってますね。

　地衣類は、コケのように見えますが、菌類いわゆるカビやキノコの仲間で、身体の中に光合成をする藻類を共生させている共生生物です。要するに、コケよりも下等（この言い方、あまり好きでは無いんですけどね...）な生き物です。こういった石の上だけでなく、街路樹の幹でも見ることができます。自分は、あんまり詳しくは無いのですが、コケや地衣類を眺めるの結構好きなんですよね。

　今回、この地衣類の種類を調べたくてWebで検索をしたのですが、なかなか、これだというものに行き当たりませんでした。その代わりといってはなんですが、1冊の本を見つけちゃいました「街なかの地衣類ハンドブック」。国立科学博物館の菌類・藻類研究グループの大村嘉人さんという方が書かれた本です。「初心者向け」に分かりやすく書いてあるということなので、ちょっと、買って読んでみようかと思います。