パシフィックネーションズカップ2024 プール戦 JAPAN vs USA ― 2024/09/11 07:46
JAPANとUSAのTEST MATCHは、2019年のワールドカップの前のパシフィックネーションズカップ以来じゃないかなぁ...。
その時の試合では、その年のワールドカップで活躍した山中選手が泥臭いプレーを魅せてくれたのが印象的でした。で、その時に勝って対戦成績は10勝13敗1分、まだ、負け越してるんだよね。USAがランキング19位、JAPANは14位(2019年当時は、USA13位、JAPAN11位でした)、とはいえ、先日JAPANが後半苦戦したCANADAに勝利してますからね、油断禁物ということで...。
この日のJAPANのメンバーは以下、
01 三浦 昌悟 (トヨタヴェルブリッツ/東海大学 11)
02 坂手 淳史 〇(埼玉ワイルドナイツ/帝京大学 45)
03 為房 慶次朗(スピアーズ船橋・東京ベイ/明治大学 4)
04 Sanaila WAQA(花園ライナーズ/ヘイスティングスボーイズ高校[NZ] 6)
05 Warner DEARNS(ブレイブルーパス東京/流通経済大学付属柏高校 15)
06 Tiennan COSTLEY(コベルコ神戸スティーラーズ/IPU環太平洋大学 3)
07 下川 甲嗣(東京サンゴリアス/早稲田大学 7)
08 Faulua MAKISI(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 9)
09 藤原 忍(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 3)
10 李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/大阪朝鮮高級学校 15)
11 Malo TUITAMA(静岡ブルーレヴズ/スコッツ高校 1)
12 Nicholas MCCURRAN(トヨタヴェルブリッツ/帝京大学 1)
13 Dylan RILEY(埼玉ワイルドナイツ/ボンド大学[AUS] 21)
14 Jone NAIKABULA(ブレイブルーパス東京/摂南大学 12)
15 山沢 拓也(埼玉ワイルドナイツ/筑波大学 9)
Replacements
16 原田 衛(ブレイブルーパス東京/慶應義塾大学 4)
17 茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ/中央大学 4)
18 竹内 柊平(浦安D-Rocks/九州共立大学 7)
19 ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京/大東文化大学 7)
20 Isaiah MAPUSUA(トヨタヴェルブリッツ/慶應義塾大学 1)
21 小山 大輝(埼玉ワイルドナイツ/大東文化大学 3)
22 立川 理道 ◎(スピアーズ船橋・東京ベイ/天理大学 57)
23 長田 智希(埼玉ワイルドナイツ/早稲田大学 11)
ラムズファンとしてはアマト選手がJAPANに戻ってきてくれたことが嬉しいですねぇ、後半、相手が疲れてきたところで、そのスピードで突き放してもらいたいですな。山沢選手の先発も楽しみ、本当は松田選手とのコンビも観てみたかったところですけどね。とにかく、CANADA戦の前半終了間際から後半のような締まらないプレーだけは勘弁してもらいたいですな。
USAのメンバーは以下、ってほとんど情報が無いんだけどね...
01 Jack ISCARO
02 Kapeli PIFELETI Jr
03 Alex MAUGHAN
04 Vili HELU
05 Greg PETERSON △〇
06 Paddy RYAN
07 Cory DANIEL
08 Jamason FA'ANANA-SCHULTZ △
09 Ruben DE HAAS
10 Luke CARTY
11 Nate AUGSPPURGER △
12 Tommaso BONI
13 Tavite LOPETI
14 Conner MOONEYHAM
15 Mitch WILSON
Replacements
16 Sean McNULTY
17 Jake TURNBULL
18 Paul MULLEN △
19 Jason DAMM
20 Thomas TU'AVAO
21 Moni TONGA'UIHA
22 JP SMITH
23 Dominic BESAG
名前の後ろの△の選手が2019年のTEST MATCHに出場しています。フランカーのPaddy Ryan選手と同姓のプロップの選手がその試合に出てました。ちなみに、JAPANは坂手選手一人だけですな...ってどんだけ選手入れ替わってるねんって感じですね。
暑さで大量の汗...ってことで、ハンドリングミスが多かったですな。ん~、汗だけじゃないか、タイミングが合わなかったり、パスが悪かったりで、ボールがつながらない場面が何度もありました。
で、ミスですよね...この日の試合も、ミスから相手に得点を与えてしまってましたからね。特に後半2本のUSAのトライは反則⇒ゴール前ラインアウト⇒ポイントからの球出しで11番のAUGSPPURGER選手のトライと、同じ形で獲られちゃってましたからね。次戦のSAMOAとのセミファイナルに向けてディフェンスの修正をしてもらいたいですね。あと、フィジカルかな、JAPANも大きな外国人選手を擁しているいるとはいえ、やっぱり差し込まれちゃって前に出られる、トライを獲られるって場面が何度もありましたからね、ここも、2027年に向けて強化する必要がありますよね。
と、課題ばかり上げてもしようがないので、いいところも。この試合でも、素早い攻撃からのトライを観られたことは良かったと思います。
1本目のMCCURRAN選手のトライに繋がったラインアウトの早いセットからの李選手のキック、RILEY選手、MCCURRAN選手のコンビネーションと完璧な攻撃でした。
2本目のWAQA選手のトライも、USAゴール前のペナルティから藤原選手のクイックスタートでラックを連取して獲ったもので、この一連の攻撃も良かったと思います。これまで、中盤の地域でもクイックスタートを行って攻撃がつながらなくてチャンスをつぶしていることが多かったのですが、やっぱりこういった地域で使わないと効果的じゃないですよね。
3本目の原田選手のトライも、USA陣22mに入ったところからのクイックスタートで、ボールをつないでできたゴール前のラックからのボールでつながったトライですからね。この一連の動きは今後も武器になると思います。
ということで、前半は24対10で折り返し。
後半開始早々に、RILEY選手が個人技で約70mくらいを駆け抜けてトライ。
ここまでは良かったんですけどね...前回と同じく中だるみでハンドリングエラーとペナルティが増え、結果USAに15分で2本のトライを献上、ここは必ず修正しておかないと厳しいですよね。フィジカルに弱点がある分、後半の20分をどう抑えていくかが勝負の分かれ目ですからね。
とはいえ、JAPANもペナルティからチャンスを作って、ラインアウトから立川選手にボールが渡り、個人技で相手の裏に出てからRILEY選手へオフロードパス、最後はTUITAMA選手が5ポインターとなりました。この攻撃も美しかったですね、立川選手のベテランならではのいぶし銀のプレーって感じでした。
トライシーン以外にも、李選手、山沢選手、立川選手のエリアを稼ぐキック、下川選手、COSTLEY選手、MAKISI選手の豊富な運動量、WAQA選手、DEARNS選手のこれぞロックのパワープレイと随所にいいプレーが観られたことは良かった点ですね。
41対24、ちょっと取られ過ぎだけど、勝利してプールを1位通過できたことは良かったですね。
次戦は秩父宮でプールA2位のSAMOAとの対戦。昨年の対戦では、1勝1敗の5分、厳しい試合になると思いますが、勝利を信じて現地で応援したいと思います。
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