そして、バトンは渡された2021/11/30 07:58

 永野芽郁さん主演の映画が話題になってる原作小説、実は映画化の話しが出る前から、ちょっと気になってたので読んでみた(あと、永野芽郁さんがおきにいりってこともあるんだけどね)。
そして、バトンは渡された
 映画の宣伝のおかげでなんとなく設定が分かってたんだけど、実の親と離れて継母との生活、そして、さらには継父との生活、7回も家族の形が変わると普通であれば生活が荒れるって思うんだけどね...この小説は登場人物がみんな良い人で、主人公をとりまく設定自体とんでもなくハチャメチャなのに、淡々と普通の女の子の生活と家族とのやり取りが語られるってなんか凄い。
 読み進めるうちに結末が想像できちゃって、なおかつ、想像通りの結末だったんだけど、なぜか気持ちを揺さぶられちゃいました。なんでなんかなぁ...登場人物がみんな良い人だから?主人公が良い子だから?エピソードが普通だから?設定がぶっ飛んでる分、その普通が際立ってるのかな...。

 瀬尾まいこさんの作品、初めて読んだけど他の作品も読んでみようかな。あと、映画も観ないと...一人で観たら泣いちゃうかもな...。