リポビタンD TOUR2021 JAPAN vs SCOTLAND2021/11/23 07:54

 この秋のヨーロッパ遠征の最終戦、結果残して帰ってきて欲しいですね。

 とはいえ、2019年のワールドカップのときのようには簡単には勝たせてもらえないですよね。SCOTLANDは、先週のSOUTH AFRICA戦で15対30と振るいませんでしたが、今年の6NATIONSで3勝(ENGLAND、FRANCE、ITALY)2敗(WALES、IRELAND)の4位、しかも負けたWALES、IRELANDとは3点差、そんな戦力で、かつベストメンバーですからね、IRELAND戦のような闘いでは、良い試合も出来ないと思います。

 ということで、今日のJAPANのメンバーは以下。
01 Craig MILLAR SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS(5)
02 坂手 淳史 埼玉パナソニックワイルドナイツ(26)
03 Asaeli Ai VALU SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS(19)
04 Jack CORNELSEN SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS(5)
05 James MOORE NTTCommunications ShiningArcs TOKYO-BAY URAYASU(12)
06 Michael LEITCH TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO(71)
07 Pieter LABUSCHAGNE ◎ Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY(12)
08 姫野 和樹 トヨタヴェルブリッツ(21)
09 流 大 東京サントリーサンゴリアス(26)
10 松田 力也 埼玉パナソニックワイルドナイツ(28)
11 Siosaia FIFITA HANAZONO KINTETSU LINERS(5)
12 中村 亮土 東京サントリーサンゴリアス(29)
13 中野 将伍 東京サントリーサンゴリアス(1)
14 松島 幸太朗 ASM Clermont Auvergne(43)
15 山中 亮平 コベルコ神戸スティーラーズ(21)

16 堀越 康介 東京サントリーサンゴリアス(4)
17 稲垣 啓太 埼玉パナソニックワイルドナイツ(38)
18 垣永 真之介 東京サントリーサンゴリアス(9)
19 Ben GUNTER SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS(2)
20 Tevita TATAFU TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH(8)
21 齋藤 直人 東京サントリーサンゴリアス(5)
22 田村 優 横浜キヤノンイーグルス(67)
23 Dylan RILEY SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS(3)
 
 怪我って聞いていたLABUSCHAGNE選手とMOORE選手が戻ってこれたのは良かったです。LABUSCHAGNE選手とLEITCH選手と姫野選手の3人のバックローは、現在のベストメンバーですな。残念なのは、具選手が、先週の試合の怪我で出られないことかな。あと、円熟味の増した中村選手と、勢いのある中野選手のセンター陣に期待です。

 対するSCOTLANDのメンバーは以下。
01 Jamie BHATTI
02 Geaorge TURNE
03 Zander FAGERSON ☆
04 Scott CUMMINGS ☆
05 Grant GILCHRIST ☆
06 Jamie RITCHIE ☆
07 Hamish WATSON
08 Josh BAYLISS
09 Ali PRICE
10 Finn RUSSELL ☆
11 Duhan VAN DER MERWE
12 Sam JOHNSON ☆
13 Chris HARRIS ☆
14 Darcy GRAHAM ☆
15 Stuart HOGG ☆

16 Stuart MCINALLY ☆
17 Pierre SCHOEMAN
18 Javan SEBASTIAN
19 Sam SKINNER
20 Dylan RICHARDSON
21 Matt FAGERSON
22 George HORNE ☆
23 Blair KINGHORN ☆
 SCOTLANDは、前回のワールドカップ以来の対戦、26対23でJAPANはベスト8進出を決めたんですよね。でも、今回はJAPANにとってAWAYですからね。HOMEのSCOTLANDは先日のIRELAND同様、意地を見せてくると思います。ちなみに、フォワード陣は大きく入れ替わってますが、バックス陣は前回対戦したメンバー(名前の後ろに☆)が残ってます。そういう意味でも、リベンジしたいと思ってるよね。いずれにしても、面白い試合になると思います。

 試合開始前、マレーフィールドでの会場全体での伴奏無しのSCOTLANDのアンセム痺れた...。

 試合開始から2分以上、フェイズ17回のJAPANの攻撃は見ごたえありました、でもね、最後の流選手からのハイパントの処理が今ひとつだったなぁ。これをきちんと処理していたらもっと面白かったかも。
 で、この試合もペナルティで6分にゴール前のラインアウトからモールで押し込まれ、最後はラックからのボールを持ち込まれてトライを奪われてしまいました。ディシプリンにまだ課題あるのかな...。
 でも、今日のJAPANのアタックは良かったです。積極的にボールを動かして、SCOTLAND陣で2度のペナルティを得ることが出来ました。で、アタックも良かったけどディフェンスも良かったです。ペナルティでのSCOTLANDボールのラインアウトからのアタックで、JOHNSON選手のゴロパント、RUSSELL選手のチェイス、これが彼の手に入ってたらトライでしたが、FIFITA選手がカバーしてそのまま切り替えしてピンチを脱しました。
 前半全体を通して、JAPANは良くファイトしていたと思います。得点としては、SCOTLANDが3トライ、2コンバージョンの19点、JAPANが2ペナルティゴールの6点、点差は13点ですが、試合内容としては良かったんじゃないでしょうか。

 後半も立ち上がりからJAPANは積極的に良いアタックをしてましたね。で、2分にゴール正面でペナルティを得て3点を返しました。その2分後の松島選手がゴール前まで攻め込んだアタックも良かったです。これがトライまで持っていければ良かったんですけどね...この、アタックでもSCOTLANDのペナルティを誘って3点追加に、これで、
7点差まで詰め寄りました。でも、このプレー、確かに流選手へのCUMMINGS選手のタックルがオフサイドっていうのもあるけど、ゴール前の松島選手へのタックルのあとのVAN DER MERWE選手のボールへの働きかけは、膝をついたままで立ってないからオフ・ザ・フィートの反則なんじゃないかな。彼のボールへの働きかけがなければ、フォローしていた坂手選手がトライできてたかも...そういう意味では、結果ペナルティになったけど、このプレーでペナルティトライもらえたんじゃないかなぁ...こういうところへのアピールも今後の課題ですね。
 ということで、JAPANは前半立ち上がりはいまひとつでしたが、試合全体を通してはペナルティが少なかったと思います。SCOTLANDは、その数少ないチャンスを確実に点につなげていったという感じですね。SCOTLANDは、後半15分のトライ、試合終了間際ののペナルティゴールと確実に得点を獲ってきました。
リポビタンD TOUR2021 JAPAN vs SCOTLAND
 後半は、JAPANも良いアタックしてましたね。新ルールの50:22キックでSCOTLANDゴール前でマイボールラインアウト、このモールからTATAFU選手がトライをあげました。その後も、積極的に攻めるJAPAN、後半30分にもペナルティゴールを決めて6点差、1トライ1ゴールで逆転できるところまで追いつきました。
 でもね、結局、20対29とSCOTLANDに9点差で敗戦。
リポビタンD TOUR2021 JAPAN vs SCOTLAND
 JAPANとしては、この試合が今回のツアーの3試合の中で一番の出来だったんじゃないでしょうか。アタックも良かったですし、セットプレーはスクラム、ラインアウトとも100%でしたからね。

 さて、次ぎは年明けに開幕する新リーグ、リーグワンを楽しみに待ちたいと思います。