我が家の小さな海

　先週の金曜日、正式に発表になりましたね...

　SUNWOLVESのSUPER RUGBYとの契約は当初の予定通り2020年までということになりました。ようするに、継続はしないってことですな、契約を継続するには10億円を支出するようにってSANZARに要求されて、それを断ったということなのですが、それ以外にもいろいろあったんでしょうね。噂によると、次回のワールドカップの開催地の投票で、日本が南アフリカではなくフランスに投票したからとか、南アフリカのチームが日本への遠征を嫌がったとか、まことしやかに言われてますが、ほんとうのところ、何があったんでしょうかねぇ。いずれにしても、今の15チームで3つのカンファレンスというフォーマットではなくなり、14チームで総当りに変更するということで、SANZAR曰く、そのほうが放送権料が高く取れるんだそうな。まぁ、大人の事情ってことなんでしょうけどね。過去には、SUNWOLVESが参加した翌年の2017年に、オーストラリアのフォースが撤退したり、南アフリカのチーターズとキングスが撤退して、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリアのチームで構成されているプロ14に参加することになったことがありましたよね。ファンとしては、チームとして存続する方法を考えてもらって日本代表の強化に繋げてもらいたいものです。でも、ラグビー協会のことだからあっさり、解散しちゃうのかもね...。とはいえ、2020年までは存続するので、自分は応援を続けますよ～。

　ということで、先週末、シンガポールで行われたLIONSとの試合をテレビで観戦。LIONSは3期連続で準優勝のチーム、厳しい試合になりそうです...。この日のSUNWOLVESには、春の合宿が終了したJAPANのスコッドが合流してます。フォワード1列目には、三上選手、坂手選手、具選手が先発、JAPANに久しぶりに参加した立川選手がインサイドセンターに、フルバックは山中選手が先発。リザーブには、田中選手と山沢選手が登録されてました。山沢選手は出場するとSUNWOLVES初キャップということになります。

　立ち上がりからSUNWOLVES、積極的に攻めますねぇ、ファンデンヒーファー選手のキックのキャッチからのラン良かったですね。山中選手がノッコンしなければ、そのままトライでした。TMOで具選手のトライは認められなかったけど、そこまでのテンポのある攻撃は良かったですね。結局、インテンショナルノッコンでペナルティトライになったその後のプレーも良かったです。でも、一方で、LIONSもイエローカードになってしまいましたが、そこまでのディフェンス堅くてよかったです。LIONSはセットプレーも強いし、簡単な試合にはならないですね...。

　やっぱり、自陣でペナルティをすると厳しいです。ラインアウト⇒モール⇒トライと、フォワードで劣勢なSUNWOLVESの弱点を突いてきます、特に南アフリカの選手はデカイからなぁ...。

　あと、SUNWOLVESも悪くないんだけどね...LIONSのディフェンス堅いです。SUNWOLVESのボールを持ったプレイヤーが孤立すると、すぐ絡まれます。特に南アフリカ代表のフッカーのマークス選手はいい動きをしてました。

　ということで、前半は7対12、ポゼッションも互角だったんじゃないかな...この調子で後半も戦えばいい勝負になるんじゃないかなぁ、

　後半、先制はSUNWOLVES、ペナルティゴールの得点でした。この調子でいければいいんですけどね...ちっと、足が止まってディフェンスがバタつきだしちゃってます。あと、チャンスからのプレー選択がいまひとつですね。パーカー選手、パスまわせばいいのにって場面でキックする場面が何度かあったのですが、プレースキックはいいけどインプレーでのキックがいまひとつで、逆にピンチを招いちゃう場面が何度かありました。ここは、要修正だな。

　で、やっぱり、ペナルティからだな...立て続けにペナルティからLIONSに2つのトライを献上してしまいました。モールは何とか抑えることができるようにはなってきたのですが、やっぱりディフェンスが甘くなっちゃうよね。一本はポイントサイド、もう一本はディフェンスを崩されてのトライって感じですからね。おまけに、マイボールのポイントからの攻撃でのミスから、もう一本トライを取られちゃいました。これも、ディフェンスの乱れを突かれちゃいましたからね...。

　でも、この後すぐトライを返せたところは良かったです。やっぱり、マフィ選手はいいですね。スクラムからのアタックでディフェンスの選手を引きずって前に出てました。あわせて、今季絶好調のボニ選手が最後はトライを決めました。この2人のパフォーマンスはいいですね。ボニ選手は終盤にもトライを決めて追加点をあげました。

　24対37、結局13点差まで追い上げたところで試合終了。フォワードの強さが出せるようになると、もう少しいい勝負になるんじゃないかな。

　今週末はROUND2で1点差で惜敗したWARATAHS、次週は今季絶好調のREBELS、4月19日の秩父宮でのHURRICANES戦まで、アウェイでの戦いが続きます。ひとまず、WARATAHSには先日の借りを返したいですね...。