トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!2017/10/23 07:02

 熊谷陸上競技場に行ってきた。

 サントリーサンゴリアスとパナソニックワイルドナイツの全勝対決。今季のリーグ優勝を占う大事な一戦。
 ここまでの戦績を比較すると、ポイント数では、全試合でボーナスポイントを獲得しているパナソニックが40ポイントでサントリーを2ポイントリード。OPTAのスタッツの項目を比較したのが下の表。
トップリーグ 2017-2018 第9節  全勝対決!
 ほぼ5分ですが、弱冠パナソニックの方が上回ってるかな...セットプレーの成功率の差がどう出るかがみものですね。
 
 で、当日は先日の夜からの雨が降り続く生憎の天気、にもかかわらずたくさんの人、公式記録では8,953人でした
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 試合の方は...さすが現時点での頂上決戦、キックオフから目が離せない展開。なんてったって、試合開始から、マイボールキックオフからのパナソニック福岡選手のノーホイッスルトライ、しびれました。しかも、最後は福岡選手とサントリーの松島選手の日本代表同士のマッチアップ、軍配は福岡選手でしたが、見ごたえありました。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 もちろん、サントリーもそのままやられっぱなしではありません。この後、パナソニック陣でボールを繋ぎフォワードで縦を突いて、最後はルーキーのウイング、松井選手がトライラインを越えました。この攻防も見ごたえありました、ツイ選手の突進、止めるパナソニックの選手、目が話せませんでしたね。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 サントリーは、松井選手にボールを集めて前進する意識が徹底されてましたね。前半25分にも、最初のトライと同じ攻撃で、やっぱり松井選手がトライをあげました。この後も、スクラムからのボールをNo.8のジョージ・スミス選手が松井選手へ飛ばしパスをしたりと積極的にボールを松井選手に集めてました。でも、そのプレーで痛んで負傷交替したんですけどね...でも、それまでの松井選手のプレーは光ってました。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 あと、サントリーは、今回、JAPANのオファーを辞退した小野選手が光ってました。緩急をつけた多彩なキックはもちろん、周りを動かすボール運び、プレー選択がすばらしかったです。やっぱり、JAPANに欲しい人材だと思います、ワールドカップに向けて復帰してくれないかなぁ...もちろんプレイヤーとしてが一番だけど、それ以外での貢献もできると思うんですけどね...。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 パナソニックはとにかく、ディフェンスが凄すぎ。ディフェンスでのペナルティは、ほとんどなかったんじゃないかなぁ。あの、サントリーのバックスリーを持ってしても、ディフェンスラインの裏に出ることはほとんどありませんでしたからね。特に凄かったのはべリック・バーンズ選手ですね。「また、バーンズだよ」って、何度も友人と話してました。センターの縦攻撃はほとんどバーンズ選手が止めていたといっても過言ではなかったですね。2本のゴールキックをはずしてなければ、MOMはバーンズ選手だったと思います。いや、自分のこの日のMOMはバーンズ選手でした(この日のMOMは、接点で仕事をムチャクチャしていたフランカーのデービッド・ポーコック選手でしたけどね...ジョージ・スミス選手との新旧オーストラリア代表のジャッカル対決も凄かったです)。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 21対10、お互いに2トライ。ゴールキックの差がそのまま得点差になりました。それにしても、この2チームの強さは半端無いです。80分間、あっという間でした。スクラムの組みなおしや、不用意なペナルティーでプレーが切れることがなくて、無駄な時間がなかったってことも理由の一つだと思います。頂上決戦にふさわしい精度も強度も高い試合でした。

 それにしても、パナソニックは強すぎます。JAPANに11人候補を出しているのも伊達じゃないですね。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 この日は負けましたが、どちらが勝ってもおかしくなかったです。センターのマット・ギタウ選手、この日は出場せず...ギタウ選手がスタメンに入っていたら違った展開もあったかもね。
トップリーグ 2017-2018 第9節 全勝対決!
 惜しむらくは、この日の雨、コンディションの良い中でもう一度この2チームの試合を見てみたいです。

 今季の順位決定戦が楽しみです。

 そうそう、昨日、応援しているリコーブラックラムスが、神戸製鋼コベルコスティーラーズに、15対10で勝利しました。レッドカンファレンス2位のチームに勝ったことが凄いけど、何が凄いってペナルティ「0」ってとこが凄いです。ペナルティでリズムを崩すことの多かったリコー、今季は一味違いますね。