46年前なんだよね...2024/03/09 07:53

 買おう買おうと思ってなかなか買えてなかったSADISTICSさんのセカンドアルバムのWE ARE JUST TAKING OFFをダウンロードでやっと購入、というのも、先日久しぶりにLIVE SHOWを聴いていて、そういえば、WE ARE JUST TAKING OFFBLUE CURACAOのスタジオ録音を聴きたいなって思ったからなんだよね。

 いや、このアルバム凄いや、コンセプトアルバムのファーストと違ってメンバーそれぞれの曲を寄せ集めたって感じの1枚だけど良い、とにかくそれぞれの曲が良いんですわ。なんでもっと早く手に入れなかったのかなぁ...。まぁ、録音技術や、サウンドメイキングの進化した最近の楽曲の音の緻密さとかと比べると確かに古臭いところもあるけど、とにかく良いんだよね、なんかね。このアルバムが46年前にリリースされたってこと考えるとなんか凄いよね。
 YMOの高橋幸宏さん(昨年鬼籍に入られちゃいました...残念でならない)、今も現役のギタリスト高中正義さん、ヒットメイカーの後藤次利さん、プロデューサーの今井裕さんの4人が紡ぎだす音は、さすがの一言でしかない。もっと続けて欲しかったって思いはあるけど、このアルバムを聴いているとそれぞれの方向性の違いがはっきりしていて、2枚のスタジオアルバムと1枚のライブアルバムを出してくれただけでもありがたいって感じかな...。
46年前なんだよね...
 収録されているのは以下の8曲。
 01 WE ARE JUST TAKING OFF
 LIVE SHOWの2曲目に収録されている今井さん作曲の曲。この曲、終盤にコーラスが入ってたんですね...ラストのちょっとおふざけな遊び心(「おぅ~」がいいよね)、ミカ・バンドの流れを組んでる感じで好き。また、この曲の後藤さんのベースがカッコいいんだよね。
 02 BLUE CURACAO
 ラテンの底抜けに明るい感じがいいですな。高中さんのストラトの音もいいよね、自分はこのパキパキとしたストラトの音好き、最近だとCoryさんも近い音だしてるよね。あと、この曲の今井さんのピアノソロも好きなんだよね。
 03 ADIOS
 幸宏さんの曲はおしゃれですな。YMOのころのようなクセのある歌い方じゃなくてとってもいい感じ。このアルバムの前にリリースされたソロアルバムの「サラヴァ!」の流れを汲んだ曲だよね。
 04 CLOSE YOUR EYES
 いかにも高中さんな曲、ソロのファーストやセカンドあたりに収録されていてもいい曲だね。ミドルテンポのトロピカルな曲...って、このトロピカルって絶対高中さんの曲から来てるよね。
 05 NAO
 ちょっと、曲の始まりがファーストの1曲目の始まりの雰囲気だよね。一転、曲調が変わってギターのカッティングとコンガにスラップベースが入ってフュージョン風に...ピアノとメロディを奏でるのが次利さんのベースってところにガッツリ主張が出てますね、「俺に弾かせろっ!」って感じかなぁ。Jake H. Concepcionさんのサックスソロに、高中さんのパキパキなストラトのソロ、次利さんのスラップソロがこれまたカッコいいんですわ。
 06 GAME
 この幸宏さんの曲もおしゃれですな。こういう切ない感じの曲、ユキヒロさんの声にピッタリですな、雰囲気もあるもんねぇ。八木さんのハーモニカソロもカッコいい。
 07 ON THE SEASHORE
 これは当時流行りのAORで、シティポップですな。歌うは次利さんと桑名晴子さん。シティポップ、最近、脚光浴びてるからこの曲もどこかで聴けるかもね。この曲のフルートは浜口さんかな?めっちゃっカッコいいよね。
 08 FLOATING ON THE WAVES
 最後は今井さんの曲。このアルバム、今井さんの曲でサンドイッチされてる感じだね。これは、優しい曲だわ、エレピの音がいい感じ、アコーディオンっぽいシンセの音もいいよね。中盤のレゲエ調への展開もいいよね、この曲を聴いてると、SADISTICSってやっぱりミカ・バンドの流れをしっかり押さえてるってのがわかるよね。

 いや、マジ46年前なんですよ、このアルバムね。いや、マジ良いやね。

 なんか最近、自分が若かったころのアルバム掘り起こしてるな...。

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