トップリーグ 2015-2016 プレシーズンリーグプール戦第2節 ― 2015/09/12 07:02
秩父宮に着いたら雨降ってきた。
台風の影響で記録的な大雨が降り、鬼怒川の決壊で被害がでた翌日、朝から東京は無茶苦茶いい天気だったのですが、秩父宮に着いたとたんにシャワーのような雨が降ってきた。まぁ、そんなこともあろうかと、レインコートを持っていたので、いつものごとくバックスタンドで試合を観戦。雨は、試合が始まってしばらくしたらやみました。
クボタスピアーズ対NTTコミュニケーションシャイニングアークス、先週は、ものすごくがっかりな試合をしたNTTコムがどんな試合をするのかが、昨日のポイントでした。スタメンは、フォワードは5人、バックスは4人、15人中9人を入れ替えて、先週先発したフォワードのメンバーでポジションが同じだったのは山下選手のみ、NTTコムがこの試合に託す思いが見えたような気がします。
試合開始から、NTTコムがいい攻撃を仕掛けてました。ただし、雨のためか取りきるというところまでは行かず、ノッコンやスローフォワードで自滅するという時間が続きました。クボタもいい攻撃をするときもあるのですが、圧倒的にNTTコムのほうがアタックはよかったですね。
写真は、NTTコムのアイザック・ロス選手とクボタのグラント・ハッティング選手のマッチアップ。このラインアウトはロス選手のノッコンなので、ハッティング選手の勝ちですね。ちなみに、ハッティング選手は、今季加入で南アフリカのブルズでプレーしてました。
アタックがよかったとはいえ、最初の得点は前半の24分、クボタゴール前でのフォワードの突進で、最後はSHの西橋選手がボールを押さえました。昨日の西橋選手は、ポイントからの球出しが遅いときが多かったのですが、自分で出るときのスピードはいいものを持っていると思います。
あと、昨日の試合は、不用意なキックも多かったような気がします。「えっ、そこで蹴っちゃうの？」って場面が多かった．．．隣で見ていた方も、同じ場面で同じようにつぶやいてましたね。
ただ、前節と違ったのは、得点を取れるところでは、無理をしないで取る。要するにペナルティゴールを狙える場所で無理にトライをとりに行かないといった、勝ちにいくラグビーをしてました。
NTTコムの関係者によると、NTTコムはこのプレシーズンリーグをあくまでもテスト期間ととらえているそうで、メンバーが固まっていないのもそのためのようです。そういう意味では、キックの件も、球出しが遅い件も、テストをしているって見方もできなくないなと．．．もし本当にそうなら、ロブ・ペニーヘッドコーチは策士ですな、一方で、それを、忠実に守る選手も凄いと思います。わざと不利な状況を作り、そのうえで勝利をつかむってカッコよすぎです。ん～、読みすぎかな？
昨季の西橋選手のようにすばやい球出しをしていれば、もっと簡単にトライも取れたと思うんですけどね～。でも、最終的に、クボタを0封し、2トライ、2コンバージョンゴール、2ペナルティゴールの20点でNTTコムが勝ちました。昨日はディフェンスもよかったですからね。ところで、石神選手、ディフェンスで痛んでたけど、大丈夫だったかなぁ．．．。
勝つとやっぱりうれしいですよね。後半、試合終了のホーンがなった後の攻防でアイザック・ロス選手がキックパスしたのにはびっくりしましたね。決まってたらかっこよかったんだけどなぁ。ちなみに、ロス選手、アタックもディフェンスも最後まで手を抜かないでがんばってましたね。試合後、握手したけど、手大きかったな。あと、今季加入で、元南アフリカのチーターズのヴィリー・ブリッツ選手も手大きかった。あと、小倉選手はフルバックのほうがよいかもしれないな。
クボタは、攻めあがるときのスピードはいいものがありましたが、攻め切れませんでしたね。JAPANに参加している立川選手が戻ってきたら面白くなるかも。
来週の金曜日は、出張なので見られないんだよね．．．。
