来てけつかるべき新世界2020/10/07 07:29

 先月の中ごろ、ヨーロッパ企画さんのYOUTUBE LIVEの『第35回公演「来てけつかるべき新世界」をみて話す』を見て買っちゃいました...プロモーションにうまく乗せられちゃった。メンバー(中川晴樹さん、土佐和成さん、藤谷理子さん)のサイン入りってところにも、後押しされちゃったんだけどね。
来てけつかるべき新世界
 今回は、大阪の新世界を舞台にした近未来もの。自分は新世界に行ったこと無いんだけど、こんなイメージなのかな?昔ながらの路地裏の商店街って感じを舞台に、ドローン(第1話)、ロボット(第2話)、AI(第3話)、VR(第4話)、最後は意識とネット世界の融合というトランセンデンスの世界(第5話)と、近未来に来るであろうテクノロジーをテーマにしたお話。ヨーロッパ企画さんの劇は、タイムマシンドロステと時間をテーマにした作品しか見ていないので、むっちゃ新鮮でした。というか時間ものだけじゃないのよね、当たり前だけど...。もちろん、新世界が舞台なので、通天閣、将棋、串かつ、ビリケンさん、そして、おっさんと大阪がてんこ盛りでした。
 
 時間もののようなトリッキーな仕込みは無いけど、伏線の張り方とか絶妙ですね、さすがヨーロッパ企画さんです。とにかく面白いの一言、しかも、ちょっと人情話もあったりして、ただのコメディーじゃなかった。
来てけつかるべき新世界
 DVDのおまけ映像も充実してます。新大阪をメンバーで訪れるエピソード0もただのドキュメンタリーじゃなくて作品に繋がる演出がされてたし、第3.5話では自動運転の世界をテーマにした小品、とにかくサービス精神旺盛です。トークショーも面白いんだけど、特に音楽を担当されているキセルさんの、上田さんの脚本を先読みして音を納品するって話が面白かったな。

 ん~、ヨーロッパ企画さん、やっぱ面白い、これまでの公演の映像も追いかけちゃいそうだな...。