トップリーグ 2017-2018 第11節2017/12/10 07:04

 秩父宮に行ってきた。

 外苑の銀杏並木も、先週に比べるとかなり葉が落ちていて、内側の列の木はほとんど葉が残ってませんでした。1週間で大分変わっちゃうんだね...。
トップリーグ 2017-2018 第11節
 ということで、開場を待つ時間も寒さが身にしみる季節になった秩父宮、昨日も熱い試合が行われました。
 第1試合は、NECグリーンロケッツとサントリーサンゴリアスの試合。今季、パナソニックに1敗しているサントリー、トップリーグ覇者になるためには、負けられない試合です。一方、NECはここまで5勝5敗の5分、残り3試合、残りのキヤノン、NTTドコモとの試合に繋げるためにも勝つか、負けるにしても良い内容で終わりたいところ。
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 試合立ち上がりから、NECは早い展開でサントリーを押していました。でも、今季のNEC、最後の詰めが甘いというか、フィニッシュまで持っていく形ができていないっていうか、どうにも取りきれませんでした。
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 惜しかったというか、この日のNECを象徴していたのがこの後のプレー、敵陣に攻め込んで良い位置でペナルティーをもらったにもかかわらず、SOの森田選手がこれを決めることができませんでした。これが、決められていたら、少し流れが変わっていたかもしれません。
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 それほど、この日の試合は競った内容でした。NECは攻め込んでは最後の接点でノッコンやペナルティーを繰り返し、試合巧者のサントリーもノッコンや接点でのミスが多くみられました(サンゴリアス君のTwitterでもつぶやかれてましたね)。NECのディフェンスが良かったというのも有るかもしれませんけど、前半は特に両チームともミスの多い試合でした。
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 前半、3対20とサントリーの大量リード、このまま、後半も終わるかと思っていたのですが、後半、NECが上手く気持ちを切り替えてスピードのある攻撃を繰り返しネマニ選手がトライをあげました。ディフェンスもよく機能してサントリーの攻撃の目を摘んでました。後半だけ見たらNECは、10対8で勝ってたんですけどね...前半の負けをひっくり返すことができませんでした。
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 NECはやっぱりセブンズ代表の後藤選手が良かったですね、再三、スピードのある縦への走りをみせていまし、良いタックルを繰り返してました。テーピングをしていた左脚、痛そうだったけど大丈夫かなぁ。他にも、アダム・トムソン選手、サナイラ・ワクァ選手、マリティノ・ネマニ選手の外国人選手、FLの大和田選手、FBの吉廣選手がいい仕事してました。榎選手もプロップながら、再三良い動きをしてましたね。前半の失点がもう少し小さくて、ミスがもう少し少なければひょっとすると、ひょっとした試合でした。
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 サントリーはミスが痛かったですね。NECのプレッシャーが強かったということなのかもしれませんが、あわてているような場面が何度か見られました。残りの2試合が、神戸製鋼、東芝と強豪なので、いい薬になったんじゃないでしょうか?
 この日、動きが良かったのはFLのヘンドリック・ツイ選手ですね。アタックもディフェンスもすばらしく、MOMも文句なしのプレーでした。JAPANにも復帰してもらいたい選手の一人です。
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 13対28、点差以上に競って面白い試合でした。前半はどうなるかと思いましたけどねwww。
 ところで、このブルーのセカンドジャージ、薄緑のファーストジャージより、カッコいいんじゃないかなぁ。こっちの方が強くみえるよん。
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 第2試合は、NTTコミュニケーションシャイニングアークスとキヤノンイーグルスの試合。
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 NTTコムはここまで5勝4敗1分で勝ち点は25、キヤノンは4勝6敗で勝ち点は18、NTTコムが若干リードしてますが、ほぼ互角という感じでしょうか?試合も得点をだけをみるとそういう感じですが...。
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 昨日の試合、両チームともラグビーとしては、今ひとつの内容でした。個々のスキルは良いんですけどね...両チームとも、チームとして何をしたいのか?が伝わってきませんでした。
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 NTTコムはボールを持ったとき、受けるときに、次に何をするのか、何をしたいのかがチームで共有できていないって感じでしたね。なんか、あわてているって感じの場面が何度もみられました。ポイントからの球出しも遅かったですね。そのため、テンポの良い攻撃ができていませんでした。
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 あと、オフェンス、ディフェンスともに2人目の選手が遅かった。キヤノンだから(こういうと失礼ですけど、キヤノンも、この日は出来が悪かったですからね)よかったものの、上位のチームだったら、絶対にもっと差し込まれてたと思います。
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 キヤノンもね...ジャン・クロード・ルース選手のハイパントはNTTコムのバックスリー陣の動きを封じてたけど、それを上手く自分たちの攻撃に繋げられてませんでした。あと、大東文化大学出身のルーキーで、上背もあってパワーもあるホセア・サウマキ選手が再三良いアタックをしていたのですが、そこを上手く攻撃の核にすれば良いのに、ボールを集めなていなかったり、そもそも、サウマキ選手自らボールを要求したりというところが見られませんでしたね。なんか、見ていてもったいなかったですね。
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 あと、アーリータックルだったり、危険なタックルだったり、ちょっとプレーが粗かったですね。写真は、ティム・ベネット選手がイエローカードをもらったシーン。
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 首元にタックルをもらっているのは、この日八面六臂の大活躍のヴィリー・ブリッツ選手。このタックル、バインドをしていなかった「ノーバインド」ということでイエローカードだったのですが、真横で見ている限り、首元にストレートパンチを入れているように見えました。
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 この後、さすがのブリッツ選手もうずくまってしばらく動けませんでしたね。
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 そのブリッツ選手、この日もポイントというポイントすべてに顔を出していたんじゃないかというくらい走りまくってました。この日のMOM、自分はブリッツ選手でよかったんじゃないかと思います。とにかくその運動量とタフさ、日本人でもこのくらいのプレーができる選手が出てきてくれるといいんですけどね...、JAPANの資格をとるのが待ち遠しいです。
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 ちなみに、この日MOMを獲得した小倉選手、先週の試合からキックの精度が良くなかったですね。プレースキックも良くなかったのですが、タッチキックが悪すぎました。ペナルティーキックなのにタッチを切れなかったり、タッチインゴールを割ったり、今ひとつでした、そういうわけで、MOMはブリッツ選手でよかったんじゃないかなぁ。

 バックスでよかったのは、交代出場のシェーン・ゲイツ選手。試合を決めたトライをあげたのも彼、いい選手をNTTコムはとったと思います。
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 NTTコム、声出てなかったもんなぁ...もっと、試合中に選手間で意思疎通しながら試合しないとチームとしてプレーできないもんね...。隣で応援してたNTTコムの関係者の方も、試合中「声だせ~」って何度も言ってましたし、試合後「今日は、2チームともラグビーしてなかったな...」って言ってた。自分も同感です。
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 8対3、得点だけ見たらロースコアの競った試合って見えるけど、実際はね...。
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 残り2試合、今日の試合をきちんと分析して、頑張ってほしいですね。

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