リポビタンD ツアー2022 JAPAN vs ENGLAND2022/11/24 07:00

 前回の対戦は4年前の2018年の秋のウインドウマンス、前半僅差で食らいついていたのに、後半突き放されて15対35という結果でした。後半、Owen Farrell選手が交代出場してまんまとやられちゃったって感じでした。で、そのENGLAND、11月6日のARGENTINA戦でまさかの敗戦、29対30と僅差ではあるものの負けは負けですからね。ちなみに、ENGLANDは前後半に1本ずつの2トライ、ARGENTINAは後半に2トライ、ペナルティゴールが勝敗を分けたってことですね。そんなこんなで、負けず嫌いのエディ監督のこと、JAPANには完璧な状態で向かってくるでしょうから厳しい試合になるなと思いながら試合を観てました。

 この日のJAPANのメンバーは以下。
 01 稲垣 啓太 埼玉パナソニックワイルドナイツ(43)
 02 坂手 淳史 ◎ 埼玉パナソニックワイルドナイツ(31)
 03 具 智元 コベルコ神戸スティーラーズ(19)
 04 ワーナー・ディアンズ 東芝ブレイブルーパス東京(5)
 05 ジャック・コーネルセン 埼玉パナソニックワイルドナイツ(10)
 06 リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス東京(76)
 07 姫野 和樹 トヨタヴェルブリッツ(23)
 08 テビタ・タタフ 東京サントリーサンゴリアス(13)
 09 流 大 東京サントリーサンゴリアス(28)
 10 山沢 拓也 埼玉パナソニックワイルドナイツ(5)
 11 ゲラード・ファンデンヒーファー クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(4)
 12 中村 亮土 東京サントリーサンゴリアス(31)
 13 ディラン・ライリー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(8)
 14 松島 幸太朗 東京サントリーサンゴリアス(45)
 15 山中 亮平 コベルコ神戸スティーラーズ(25)

 16 堀越 康介 東京サントリーサンゴリアス(5)
 17 クレイグ・ミラー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(7)
 18 木津 悠輔 トヨタヴェルブリッツ(5)
 19 ヴィンピー・ファンデルヴァルト 浦安D-Rocks(20)
 20 ピーター・ラブスカフニ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(13)
 21 齋藤 直人 東京サントリーサンゴリアス(9)
 22 李 承信 コベルコ神戸スティーラーズ(4)
 23 シオサイア・フィフィタ 花園近鉄ライナーズ(10)
 
 ENGLANDのメンバーは以下でした。
 01 Ellis Genge Bristol Bears(40)
 02 Luke Cowan-Dickie Exeter Chiefs(38)
 03 Kyle Sinckler Bristol Bears(53)
 04 David Ribbans Northampton Saints(-)
 05 Jonny Hill Sale Sharks(16)
 06 Maro Itoje Saracens(59)
 07 Tom Curry Sale Sharks(42)
 08 Sam Simmonds Exeter Chiefs (15)
 09 Jack van Poortvliet Leicester Tigers(4)
 10 Marcus Smith Harlequins(14)
 11 Jonny May Gloucester Rugby(69)
 12 Owen Farrell ◎ Saracens(98)
 13 Guy Porter Leicester Tigers(2)
 14 Joe Cokanasiga Bath Rugby(14)
 15 Freddie Steward Leicester Tigers(5)

 16 Jamie George Saracens(69)
 17 Mako Vunipola Saracens(71)
 18 Joe Heyes Leicester Tigers(6)
 19 Alex Coles Northampton Saints(1)
 20 Billy Vunipola Saracens(65)
 21 Ben Youngs Leicester Tigers(118)
 22 Henry Slade Exeter Chiefs(49)
 23 Manu Tuilagi Sale Sharks(42)

 本気のENGLANDは強かった...前回WORLD CUP準優勝、対戦時点でのランキング5位、前週、本拠地でARGENTINAに1点差の敗戦、まぁ、いろんな意味でENGLANDの意地というか本気を魅せつけられました。
 速くて前に出るディフェンスのプレッシャー、JAPANはボールを確保して攻めているときに何度かいい形を作れていたのですが、試合を通して、ポイントから出たボールに対するENGLANDの働きかけが厳しくて、ハンドリングエラーはもちろんのこと、パス、キックともにJAPANのやりたいことをやらせてもらえなかったって感じでした。とにかく、バタバタしていた印象。スクラムで3本立て続けにコラプシングの反則を取られたのも痛かった...これで、失点した部分もあったし、JAPANの勢いがそがれてしまった部分もあったと思います。それでも、ラインアウトは互角以上でしたし、ライリー選手のスピードのあるランだったり、良い面も見られたのが唯一の救いでしたね。

 一方のENGLANDは、気迫ももちろんのこと、戦前の予想通りキックを織り交ぜた攻撃で、特にこの日MOMのSteward選手のハイパント、May選手、Cokanasiga選手のボールキャッチとバックスリーのキック処理は完璧でしたし、Smith選手とFarrell選手の二人の攻撃の組み立てもJAPANを翻弄してました。で、Farrell選手にディフェンスが釣られてトライまで持っていかれるシーンが何度もありました。まぁ、それ以外にも両プロップのパワフルでスピードのあるアタックとか、とにかくいろんな面でJAPANを凌駕してました。
 
 結果、ENGLANDは、前半3トライ、3コンバージョン、1ペナルティゴール、後半3トライ、3コンバージョン、1ペナルティトライで52点、一方のJAPANは、前半2ペナルティゴール、後半1トライ、1コンバージョンの13点と39点差の大差で敗戦という結果でした。
リポビタンD ツアー2022 JAPAN vs ENGLAND
 一対一では通用する部分があっても組織としての強さを見せ付けられたって感じの試合でした。スタッツだけみるとこんなに点差が付く試合には見えないんですけどねぇ。
リポビタンD ツアー2022 JAPAN vs ENGLAND
 ENGLANDとは、10ヵ月後にWORLD CUPの予選リーグでも対戦するので、この10ヶ月で組織力を強化して一泡拭かせて欲しいです。
 それにしても、ENGLANDはベテランと若手のバランスが上手く取れていて、どの選手が出ても遜色がなかったと思います。JAPANも同じようにWORLD CUPまでに選手層を厚くしたいところです。

 ところで、昨日の日本対ドイツ、しびれたなぁ...。グループリーグ突破して決勝トーナメントへ進出してもらいたいですね。

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