RWC2019 JAPAN vs SAMOA ― 2019/10/08 07:03
東京スタジアムから帰宅してテレビ観戦。
JAPANにとっては、トーナメント進出=ベスト8になるためには、残りの2試合勝利がマスト。このSAMOA戦、次のSCOTLAND戦につなげるためにも重要な一戦となります。
JAPANのメンバーは以下。
01 稲垣 啓太 Keita INAGAKI パナソニック ワイルドナイツ
02 坂手 淳史 Atsushi SAKATE パナソニック ワイルドナイツ
03 具 智元 Jiwon KOO ホンダヒート
04 ヴィンピー・ファンデルヴァルト Wimpie VAN DER WALT NTTドコモレッドハリケーンズ
05 ジェームス・ムーア James MOORE 宗像サニックスブルース
06 リーチ マイケル Michael LEITCH 東芝ブレイブルーパス
07 ピーター・ラブスカフニ ◎ Pieter LABUSCHAGNE クボタスピアーズ
08 姫野 和樹 Kazuki HIMENO トヨタ自動車ヴェルブリッツ
09 流 大 Yutaka NAGARE サントリーサンゴリアス
10 田村 優 Yu TAMURA キヤノンイーグルス
11 レメキ ロマノ ラヴァ Lomano Lava LEMEKI ホンダヒート
12 中村 亮土 Ryoto NAKAMURA サントリーサンゴリアス
13 ラファエレ ティモシー Timothy LAFAELE 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
14 松島 幸太朗 Kotaro MATSUSHIMA サントリーサンゴリアス
15 山中 亮平 Ryohei YAMANAKA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
16 堀江 翔太 Shota HORIE パナソニック ワイルドナイツ
17 中島 イシレリ Isileli NAKAJIMA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
18 ヴァル アサエリ愛 Asaeli Ai VALU パナソニック ワイルドナイツ
19 ヘル ウヴェ Uwe HELU ヤマハ発動機ジュビロ
20 ツイ ヘンドリック Hendrik TUI サントリーサンゴリアス
21 田中 史朗 Fumiaki TANAKA キヤノンイーグルス
22 松田 力也 Rikiya MATSUDA パナソニック ワイルドナイツ
23 福岡 堅樹 Kenki FUKUOKA パナソニック ワイルドナイツ
ヴィンピー選手の先発ですね~、彼のフィジカルプレーに期待しちゃいますね。あと、リザーブのウヴェ選手とツイ選手の2人のパワー、ペネトレイターとしての仕事にも期待ですね。ところで、リーチ選手先発なのに、ラピースがキャプテンなんですね、彼のキャプテンシーがジョセフヘッドコーチに認められてるってことね。で、リーチ選手は役割を軽くしてもらった分プレーに集中できるってことですね。
SAMOAのメンバーは以下。
01 JORDAN LAY
02 SEILALA LAM
03 MIKE ALAALATOA
04 PIULA FAASALELE
05 KANE LE'AUPEPE
06 CHRIS VUI
07 TJ IOANE
08 JACK LAM
09 DWAYNE POLATAIVAO
10 ULUPANO SEUTENI
11 ED FIDOW
12 HENRY TAEFU
13 ALAPATI LEIUA
14 AH SEE TUALA
15 TIM NANAI-WILLIAMS
16 RAY NIUIA
17 PAUL ALO-EMILE
18 JAMES LAY
19 SENIO TOLEAFOA
20 JOSH TYRELL
21 PELE COELEY
22 TUSI PISI
23 KERON KONOTIA
やっぱり、TIMさんとPISIさんの二人のプレーに期待ですね。特にTIMさんは自分のお気に入りのチームのリコー・ブラックラムズのメンバーだったこともあって、やっぱり応援しちゃいますよね。写真も何度も一緒に撮ってらったもんね~。
立ち上がりから、JAPANの攻撃はテンポがあって良いですね。SAMOAはちょっとそのスピードについていけてない感じでした。試合開始2分でノットロールアウェイのペナルティーをもらって、田村選手のペナルティーゴールでJAPANが先制しました、3対0。

この日のレメキ選手は走ってましたね。相変わらず、味方がついていけてないこともあったけど、あのスピードは、やっぱり魅力的です。結局のその走りからSAMOAのペナルティーで、またまた、田村選手のペナルティーゴールで加点をしました、6対0。

それでも、SAMOAもフィジカルにものをいわせてきます。キックオフのボールを受けたレメキ選手の動きを封じて、ノットリリースボールのペナルティー、これで、JAPANは3点献上してしまいました、6対3。このあとも、SAMOAの連続攻撃に、リーチ選手がオーバーザトップのペナルティー、ここもゴールを決められ6対6と追いつかれてしまいました。このSAMOAのフィジカルをいかに抑えるかがこの日の試合のキモですね。このあとも、JAPANの攻撃もいまひとつでしたが、SAMOAのペナルティーで3点追加しました、9対6。攻撃はしてるんですけどね、いまいち、SAMOAを崩せていないって感じでしたね。

それにしても、JAPANのバックスリーのスピードは良いですね。レメキ選手のランも魅力的だし、この日の松島選手はスピードもあったし、ステップもキレキレでした。ラックから、リーチ選手がジャッカルでボールを確保、その後、松島選手が大きくゲインして、最後は、ラファエレ選手がファイブポインターとなりました。田村選手のゴールも決まって16対6と10点のリード。ワールドカップに入ってからのJAPANのスピードは本当に良いですね。

でも、この日のJAPANはちょっと、ペナルティーが多いかな...このトライの後も、2回のペナルティー、1本は外れましたが、1本は決められちゃったので1トライ1ゴール差の7点まで詰められてしまいました、16対9。ここで、ハーフタイム。
前半、ディフェンスで光ってたのは両ロックかな...特にヴィンピー選手のタックルは良かったですね。スタッツを見たら、ヴィンピー選手、ムーア選手ともに14回でダントツ1位、ムーア選手はミスタックルがありましたが、ヴィンピー選手はノーミス、こういう選手が味方にいると心強いですよね。
後半、最初に得点したのはSAMOA、JAPANのノットリリースのペナルティーからのゴールでした、16対12。やっぱり、ペナルティ多いかな...まぁ、このあと、姫野選手が、相手陣内でジャッカル。これで、ノットリリースのペナルティーをもらって、田村選手がゴールを決めて、19対12とまた点差を広げられたので、まぁ、良いですかね...。

このあと、キックで前に出て、レメキ選手が抜群のチェイスで相手選手のミスを誘って、SAMOAゴール前でラインアウト。このラインアウトからモールでゴールラインを超え、姫野選手がトライをしました。ゴールも決めて26対12と14点差にしました。

後半残り10分で、JAPANにも疲れが見えてきました。ミスからペナルティーを繰り返し、ピンチを迎えます。ゴール前のラインアウトから、トライを奪われてしまいました。キックも決まって、26対19とまた、詰め寄られてしまいました。でも、このあとすぐ取り返せたのが良かったですね。ボールを大きく動かして、最後は、後半途中出場の福岡選手がトライ、31対19と点差を広げました。

JAPANはこの時点でボーナスポイントを取るためにトライをもうひとつとりたいところ。ここからドラマがありましたね。ホーン(銅鑼)がなった後、SAMOAはゲームを切りませんでした。SAMOAも7点差のボーナスポイントを取りに行くという判断。最後は、スクラムを押し切って、松島選手にパスが渡り4本目となるトライをあげることができました。

ゴールも決まって、38対19でノーサードとなりました。

この日は、先日のIRELAND戦とゲームプランが異なってましたね。IRELAND戦はキックをほとんど蹴ってませんでしたが、この試合は、キックを多用してました。IRELAND戦の19回蹴って585m、この試合は、31回蹴って784m、明らかにキックを有効に使って試合を進めてました。相手によって、プランを変えて勝てるって、以前のJAPANでは考えられなかったんじゃないのかなぁ。
ということで、この日は、ボーナスポイントを取っての勝利で勝ち点14、いずれにしても、トーナメント進出、ベスト8には、プール最終戦のSCOTLAND戦までお預け、結局、トーナメントに進むためのキーになるチームは、前回大会同様、SCOTLANDということになりました。
さて、今週末のこの一戦を応援しに横浜スタジアムまで行ってきます。