RWC2019 JAPAN vs SCOTLAND ― 2019/10/14 07:03
日産スタジアムに行ってきた。
台風で試合が中止になっていたら、勝ち点2で戦わずしてJAPANのトーナメント進出が決まったのですが、やっぱりここは、4年前のリベンジをして進みたいですよね。
それにしても、赤白のジャージを着てる人、ホントに増えたなぁ...。
ということで、今のJAPANは歴代最強じゃないか...。
01 稲垣 啓太 Keita INAGAKI パナソニック ワイルドナイツ
02 堀江 翔太 Shota HORIE パナソニック ワイルドナイツ
03 具 智元 Jiwon KOO ホンダヒート
04 トンプソン ルーク Luke THOMPSON 近鉄ライナーズ
05 ジェームス・ムーア James MOORE 宗像サニックスブルース
06 リーチ マイケル ◎ Michael LEITCH 東芝ブレイブルーパス
07 ピーター・ラブスカフニ Pieter LABUSCHAGNE クボタスピアーズ
08 姫野 和樹 Kazuki HIMENO トヨタ自動車ヴェルブリッツ
09 流 大 Yutaka NAGARE サントリーサンゴリアス
10 田村 優 Yu TAMURA キヤノンイーグルス
11 福岡 堅樹 Kenki FUKUOKA パナソニック ワイルドナイツ
12 中村 亮土 Ryoto NAKAMURA サントリーサンゴリアス
13 ラファエレ ティモシー Timothy LAFAELE 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
14 松島 幸太朗 Kotaro MATSUSHIMA サントリーサンゴリアス
15 ウィリアム・トゥポウ William TUPOU コカ・コーラレッドスパークス
16 坂手 淳史 Atsushi SAKATE パナソニック ワイルドナイツ
17 中島 イシレリ Isileli NAKAJIMA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
18 ヴァル アサエリ愛 Asaeli Ai VALU パナソニック ワイルドナイツ
19 ヘル ウヴェ Uwe HELU ヤマハ発動機ジュビロ
20 ツイ ヘンドリック Hendrik TUI サントリーサンゴリアス
21 田中 史朗 Fumiaki TANAKA キヤノンイーグルス
22 松田 力也 Rikiya MATSUDA パナソニック ワイルドナイツ
23 山中 亮平 Ryohei YAMANAKA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
そして、対するSCOTLANDも3日前のRUSSIA戦で温存した主力組みをメンバーにそろえてきました。リーチ選手も言ってましたが、本気のSCOTLANDをガチンコでボコボコにしてもらいたいですよね。
01 ALLAN DELL
02 FRASER BROWN
03 WILLEM NEL
04 GRANT GILCHRIST
05 JONNY GRAY
06 MAGNUS BRADBURY
07 JAMIE RITHCHIE
08 BLADE THOMSON
09 GREIG LAIDLAW
10 FINN RUSSELL
11 DARCY GRAHAM
12 SAM JOHNSON
13 CHRIS HARRIS
14 TOMMY SEYMOUR
15 STUART HOGG
16 STUART MCINALLY
17 GORDON REID
18 ZANDER FAGERSON
19 SCOTT CUMMINGS
20 RYAN WILSON
21 GEORGE HORNE
22 PETE HORNE
23 BLAIR KINGHORN
もうあとは、JAPANの23人を信じて応援するのみです。
勝ったー、とにかく勝ったのだー!!
いや、ホントにJAPAN強くなりました。本気のSCOTLAND相手に勝つなんて凄すぎる。SCOTLANDもこの試合に勝たないとトーナメントには進めない、3日前のRUSSIA戦でLAIDLAW選手、RUSSELL選手、HOGG選手ら主力を休ませたのもそのためだったんですからね。
ということで、先制のトライはSCOTLAND、やっぱ、そこはそつないですよね。
でも、このあとは、ほぼJAPANの試合でしたね。ポゼッッションもテリトリーも圧倒してたんじゃないか(スタッツでは、前半35分くらいで、約7割、JAPANが支配してました)。
アタックでは、両ウイングがキレキレでしたね。福岡選手が縦に大きくゲインして、最後はフォローしていた松島選手がファイブポインターに。 とにかく、フォローが厚いのが今のJAPAN、2本目のトライも稲垣選手がしっかりフォローしてトゥポウ選手のオフロードパスを受けて代表で初のトライ。
田村選手、コンバージョンは決めてたのですが、ペナルティーキックをなかなか、決めることができませんでした。観客席では感じなかったのですが、ピッチ上はかなり強い風が吹いているみたいでしたね。
前半終了間際に、それまでキックを使ってなかったJAPANでしたが、ラファエレ選手が意表を突くグラバーキック、これを福岡選手がキャッチしてそのままトライ。前半だけで3トライ21点、SCOTLANDは先制のトライの7点のみ、なんと2トライ、2ゴール差でハーフタイム。
JAPANはアタックだけでなく、ディフェンスも良かったです。特にリーチ選手と堀江選手、痛い仕事をしっかりしてました。もちろんこの2人は攻撃でも活躍していて、この2人がボールを持ったポイントは必ず前に出てました。
後半2分、福岡選手が個人技でポイントでボールをもぎってボーナスポイントとなる4本目のトライを決めました。このプレー、ボールに手を掛けて、宙に浮いたボールをそのまま取ってゴールラインまで駆け抜けたんだけど、ボールが地面に落ちてたらノッコンという紙一重のプレー。この時点で、28対7、SCOTLANDはどうしても追いつきたい状況。
ここから、SCOTLANDはなりふり構わない怒涛の攻撃が始まります。フォワードを前に出して、シンプルに体を当ててくるようになりました。後半9分には、フォワードの縦突進の繰り返しで、最後はプロップのNEL選手が、力ずくでトライ、コンバージョンも決まって28対14。ジリジリと追い上げてきます。
後半10分にSCOTLANDは、LAIDLAW選手を代えて、攻撃のテンポを上げようとしてきました。ここで、交代で入ってきたフッレッシュレッグたちがうまく機能して、またまたプロップのFAGERSON選手がファイブポインターとなって28対21まで追い上げました。
このあと、JAPANがSCOTLAND陣で怒涛の攻撃、で、何がすごいって、JAPANもすごいんだけど、反則をせず守りきるSCOTLANDがすごかったです。ここで、SCOTLANDが反則をしてくれれば、JAPANは1トライ、1ゴールで追いつけないところへ行けたのですが...。それにしても、SCOTLANDのフランカーRITCHIE選手はいい選手ですな、ジャッカルにチョークタックルとJAPANの攻撃をことごとくつぶしてきてましたからね。
でもね、結局、JAPANが最後までワークレートを落とすことなく、勝利をおさめました。28対23、JAPANは、LAIDLAW選手、RUSSELL選手、HOGG選手に好きなようにプレーさせなかったのも勝因ですね。30年ぶりのSCOTLANDからの勝利、そのときはテストマッチ扱いにしてもらえなかったけど、この日の試合は、テストマッチ以外の何ものでもないもんね、そして、この日の勝利の道は、やっぱり4年前のあの日から始まってたんだね。
JAPANは、もう誰がいいとかじゃなくて、全員がそれぞれの仕事を全うしたって感じですね。Player of the matchは、2トライ、1アシストと大活躍の福岡選手でしたが、この試合は全員がPOTMでいいんじゃないか。
いや~、むちゃくちゃうれしいです。ここまできたら最後まで行ってほしいなぁ。スタジアムからの帰りにENGLANDのファンから、「決勝戦で会おう!」って言われたんだけど、ホントに決勝戦まで行って欲しいな。
この日の観客数は67,666人、自分も長いことテストマッチを見ていますが、こんなに観客の入った試合を見るのは初めて。赤白の比率、高いですね。ほぼ9割がた赤白だったんじゃないかな?
準々決勝の組み合わせは、ENGLANDとAUSTRALIA、NEW ZEALANDとIRELAND、WALESとFRANCE、JAPANとSOUTH AFRICAとなりました。
そうそう、あわせて、この勝利でJAPANのランキングが過去最高位の7となりました。
これも、すごいことだと思う。