2022リーグワン 第7節 埼玉パナソニックワイルドナイツvs東京サントリーサンゴリアス2022/03/04 07:48

 ディフェンスのワイルドナイツ、アタックのサンゴリアス、おそらく現時点での最強の2チームの対決。面白くない試合になるわけないですよね、ということで、Jスポで観戦。

 立ち上がりから強度と精度の高いプレーの連続、先行したのはワイルドナイツ。サンゴリアス陣内での反則で、松田選手がペナルティゴールを決めて先制しました。そのあと、すぐにサンゴリアスが取り返しました。サンゴリアスらしいつなぐラグビーで、サンゴリアスのプロップの石原選手が左隅にトライ。その後も、サンゴリアスが走ってつないで激しいアタックを仕掛けます。これで、ワイルドナイツの反則を誘ってマッケンジー選手がペナルティゴールを決めて3点追加、その5分後には、フランカーの下川選手が5ポインターに、ここまででサンゴリアス17点、ワイルドナイツ3点とサンゴリアスが14点のリード。
 得点差は14点ですが、試合そのものは競った感じで、負けているワイルドナイツもばたついたところもなく淡々とプレーしているっていう印象、得点は取ってるけどサントリーの試合になっているって感じはありませんでしたね。
 で、じわじわとワイルドナイツが追い上げます。20分には、サンゴリアスゴール前のラインアウトからガンター選手がトライ、その後、ペナルティゴールを挟んで前半終了間際に再びサンゴリアスゴール前のラインアウトから坂手選手がトライ。
 結局、14点差をひっくり返し、ワイルドナイツ3点のリードで折り返しました。
 いや、ワイルドナイツのポイントへの寄りは凄すぎでしょ。アタックもディフェンスもポイントへの集まりの早さはものすごいものがあります。しかも、ここというところではジャッカルでノットリリースザボールのペナルティを奪う、前半、振り返るとワイルドナイツの得点はすべてペナルティからのものでしたからね。
2022リーグワン 第7節 埼玉パナソニックワイルドナイツvs東京サントリーサンゴリアス
 サンゴリアスはケレビ選手ですね、何度もボールに絡みラインを押し上げてました。で、ゴールキックにフォーカスが当たっているマッケンジー選手も地味なサポートプレーを見せてくれてました。ワイルドナイツもそうだけど、外国人選手が献身的なプレーをするところが強いチームの強さの理由だと思います。
 で、後半も試合内容としては競ってるんですけどね...。ワイルドナイツはやっぱ強い、サンゴリアス陣内で、ペナルティを獲っては点を重ねていきます。で、3個のペナルティキックで9点追加、さらにはコロインベテ選手の縦へのランをフォローしていたライリー選手がファイブポインターになって、後半はサンゴリアス無得点、ワイルドナイツは14点を追加してダブルスコアでワイルドナイツが勝利しました。
 いや、ホント、ワイルドナイツは次元が違います。サンゴリアスも決して悪かったってことは無いと思うんですけどね...。
2022リーグワン 第7節 埼玉パナソニックワイルドナイツvs東京サントリーサンゴリアス
 久しぶりに出場した山沢選手がいい動きを見せてくれましたねぇ。やっぱりこの方の身のこなし、走り、判断、すべてが異次元。しかも、捕まってもボールが綺麗に出てくるんですよね。ラグビーをするために生まれてきたといっても言いすぎじゃないですね。JAPANで活躍する姿を早く見たい選手の一人です。

 それにしても、ワイルドナイツ強いなぁ...初代チャンピオンはワイルドナイツかな。