2022リーグワン 第5節 トヨタヴェルブリッツvsリコーブラックラムズ東京2022/02/11 12:29

 応援しているブラックラムズの試合をJスポで観戦。相手は、ここまで2試合中止でサンゴリアスに敗戦、ブレイブルーパスに勝利のヴェルブリッツ。形としては、ブラックラムズも2試合中止、サンゴリアスに敗戦レッドハリケーンズに勝利と同じく1勝1敗、力的にはヴェルブリッツが有利って感じだけど、ブラックラムズの勢いに期待です。

 先制したのはヴェルブリッツ、姫野選手のジャッカルで得たノットリリースのペナルティで、50m近い距離のキックをティアーン・ファルコン選手が決めて3点。ブラックラムズは二人目の寄りが遅かったかな...それにしてもファルコン選手のキックの飛距離と正確性はすばらしいですね。なんて思っていたら、次の得点もやっぱりファルコン選手のペナルティキック。なんと、この得点は自陣に5mくらい入った位置からのキックなので恐るべしです。これは、ペナルティが勝敗を分けそうです。
 ブラックラムズは、相変わらずメイン選手やルーカス選手がいい走りでゲインはするのですが、なかなかヴェルブリッツ陣の22mラインを越えられませんでした。悪くないと思うんですけどね、ヴェルブリッツのプレッシャーが厳しいってことなのかなぁ...ちょっと、ミスっぽいプレーも多かったように思います。
 で、最初のトライもヴェルブリッツ、ブラックラムズゴール前でしつこくポイントを作って、ディフェンスを集めて最後はボールを外に振って、マレ・サウ選手が5ポインターとなりました、コンバージョンも決まって13対0とヴェルブリッツがリード。
 一方、ブラックラムズの反撃の鍵は、やっぱりルーカス選手でした。まずは、栗原選手が縦に大きくゲイン、ここからのボールをポイントを挟みつつ細かくつなぎ、最後はルーカス選手が5ポインターとなりました。ルーカス選手は、ボールを持つと必ずゲインを切ってくるので見ていて気持ちが良いですね。マッガーン選手のコンバージョンも決まって、13対7と6点差まで詰め寄りました。このあと、前半終了間際にヴェルブリッツのペナルティゴールが決まって16対7で折り返しました。前半、ブラックラムズは見せ場があまりなかったので後半に期待ですね。
2022リーグワン 第5節 トヨタヴェルブリッツvsリコーブラックラムズ東京
 後半最初のトライはメイン選手でした。その前の、ルーカス選手の60m近いキック処理後の縦へのゲインがこのトライにつながりました。解説の藤島さんが元JAPANの小野澤選手みたいって言ってましたが、そんな感じで、捕まりそうで捕まらない走り。それにしても、ブラックラムズは若い選手の活躍がいいですよね。
 で、25分のヴェルブリッツのローレンス選手のトライは余分でした。ブラックラムズボールのスクラムからボールがこぼれたところを茂野選手に拾われて、最後はローレンス選手がトライ。これ、明らかにミスですね。与えなくて良かったトライだと思います。これで、コンバージョンも決まって23対12、また、リードを広げられてしまいました。でも、このあとすぐ取れたのが良かったと思います。ここも若手の栗原選手、ルルー選手にタックルを決めてペナルティを取って、そのあとのゴール前ラインアウトからのバックスへの展開で最後は5ポインターとなりました。コンバージョンも決まって23対19と再び4点差へ。 
2022リーグワン 第5節 トヨタヴェルブリッツvsリコーブラックラムズ東京
 ブラックラムズの追い上げもここまで、あと4点の壁を越えることができませんでした。点差7点以内の勝ち点1を取れたのはそれでも良かったとみるしかないかな。
 ブラックラムズは、ミスを少なくすることと、ポイントへの二人目の寄りをもう少し早くできればもっと楽に戦えるんじゃないかなぁ...。とはいえ、強力な代表選手(NEW ZEALAND代表のパトリック・トゥイプロトゥ選手、SOUTH AFRICAのピーターステフ・デュトイ選手、ウィリー・ルルー選手、JAPANの姫野選手、茂野選手、ウィリアム・トゥポウ選手、ヘンリー ジェイミー選手、元JAPANのサウ選手...ん~、たくさんいるなぁ)を擁するヴェルブリッツによくファイトしてたんじゃないかと思います。

 で、やっぱり、若手の活躍が良いですね、キャプテンの武井選手もサイズはないけど、タックルにジャッカルにと接点でいいプレーを見せてましたからね。
 次節のスピアーズ戦に期待をしたいと思います。