ザ・フー キッズ・アー・オール・ライト / The Kids Are Alright ― 2025/10/15 07:27
ツェッペリンの映画を観た日に、もう一本ロックバンドの映画を観てきた。
レコードデビュー60周年記念ということで、先日もライブ映像を観に行ったけど、この日は、1979年に公開されたけど、日本では劇場公開が無く、DVDでしか観ることのできなかったThe Whoの記録映画(なんか、この言い方年寄りっぽい)のキッズ・アー・オール・ライト / The Kids Are Alrightの初日放映をね。

ツェッペリンの映画も演奏シーンがあったけど、現在のメンバーの証言がメイン、一方、この映画は演奏シーンの寄せ集め、昔でいうとフィルムコンサートみたいな感じかな。フィルムコンサートなんて言っても今の人はわからないかもしれないけど、MTVも、ベストヒットUSAも無かった時代、コンサート会場でベストヒットUSAのようにプロモーションビデオを観るというもの、自分は、中野サンプラザで行われたのを何度か観に行ったなぁ。ちなみに、会場のノリはコンサート会場と一緒で、声援も拍手もありでしたね。
ということで、元々、The Whoのファンだった、スタイン監督が「コンサートで昔の曲を演奏しないなら、演奏シーンを記録として残しておくべき」といって作った作品。ということで、ファン魂のこもった自分のようなライトファンでもそうだよね、そうだよねって思うような曲と演奏が収録されてました。もちろん、演奏だけじゃなくて、インタビューや、キースさんの奇行などのシーンも盛り込まれていて、もうお腹いっぱい。
演奏は、コンサート映像がモンタレー・ポップ・フェスティバル、ロックンロール・サーカス(これは、ローリング・ストーンズの番組ですね)、ウッドストック・フェスティバル、ロンドン・コロシアム・センター公演、メトロポリタン・スタジアム公演 、先日観たキルバーンのライブ、この映画のためのシェパートン・スタジオでのライヴ(キルバーンでのライブの出来に監督が納得がいかなかったので、撮り直しのためにスタジオで行われたライブです。この無法の世界/Won't Get Fooled Againの演奏はカッコよすぎますな )、テレビ出演映像がレディ・ステディ・ゴー!、シンディグ!、スマザーズ・ブラザーズ・ショー、ビート・クラブ、あと、プロモーションビデオ(Who Are Youカッコいいよね)と全24曲(エンドロールの曲も入れて)と、次から次へとてんこ盛りでした。
それにしても、この映画の公開を待たずしてドラムスのキースさんが亡くなられたのは残念だよね、32歳、そういえば、ツェッペリンのドラムスのジョンさんも32歳でしたね...ロック界のベストドラマーのトップ2が若くして亡くなった...生きていたらどんな音楽を残してくれたのか興味ありますねぇ。
これ、もう一度観たいなぁ...DVD買っちゃおうかなぁ。
この日は、公開初日ということで、パール兄弟のサエキけんぞうさんと、元ファンクラブ会長で、ロック評論家の保科好宏さんのトークショーがありました。

もっと、深いところの話を聞きたかったけど、トークショー付き上映初めてだったので面白かったですよ。

あと、サントラアルバム、ダウンロードしちゃいましたよ...。