10年ぶりの続き ― 2025/03/20 07:44
昨日の写真は1階の生き物たち、2階には冷凍保存されたシーラカンスとはく製、あと、深海の生き物が展示されてます。

シーラカンスの魚拓。これ、前回も展示されたのかなぁ...記憶が無いなぁ。

目玉の冷凍保存されたシーラカンス、やっぱり迫力ありますねぇ。

2匹もいるのってすごいよねぇ。

で、その横にははく製が展示されてました。冷凍保存の方が迫力あったかな。

深海生物の最初の展示はオオグソクムシでした。隅に集まっていてほとんど動きが無かったですね。

一方、ダイオウグソクムシはアグレッシブに動いてました。

上の写真を撮ってから、一回りして戻ってきたらこの位置まで移動していたし、この後も水槽の中を歩き回ってました。それにしても、眼がサングラスをかけた悪役っぽくて、厳つくてカッコいい。

セイタカカワリイソギンチャク、深海に住むイソギンチャク、口盤の周りの蛍光色が奇麗でした。

ミドリフサアンコウ、カワイイ。写真撮っているときにあくびしたんだよね、撮れなくて残念。

正面の顔もカワイイけど、横から見た姿もカワイイ。

アカグツ、歩いている姿を観たかったなぁ...、胸鰭が足のように動いて海底を歩くんだよね、その姿もカワイイんだけどなぁ。

トリノアシ、植物みたいですけどね、れっきとした動物です。プランクトンを獲って食べてるそうです。

アカツノチュウコシオリエビ、コシオリエビの仲間ですからね、このこもヤドカリの仲間ですね。


たくさんあったんだけど、なんか、アカエイが奇麗だった(形がね)ので...。

シン・ゴジラの第2形態のモデルになったラブカのはく製。深海水族館では、飼育していた希少生物が星になったとき、はく製にして記録として残しているそうです。

メガマウス...は模型だよねって思ってたんだけど、家に帰ってググったら、これもはく製だったんですね。もっと、ちゃんと見ておけばよかった。

そうそう、深海水族館といえば、メンダコ。水槽に奇麗なこがいたんだけど写真撮影禁止でした。ということで、これも、はく製を撮ってきました。

ということで、プチな水族館なんだけど、楽しかったですね。入り口横に写真スポットがありました。これも、カワイイですね。

お昼ご飯は深海つながりで、水族館の隣の沼津バーガーさんで、

深海魚バーガーを食べてきました。

バーガーとフライドポテトとコーラのセット。

ちなみに、フライになっているのは、メギスという深海魚でした。

淡白な白身の魚で、オーロラソースも相まって美味しかったですよ。

ということで、プチな小旅行でした。

今度、遊覧船にも乗ってみようかなぁ...。
10年ぶり ― 2025/03/19 07:38
先日、お休みを取って沼津まで行ってきた。

目的地は沼津港にある...

前回訪れてからもう10年も経ったのね...10年前の写真と比べたら、シンプルだったファザードが豪華になってた。以前は、水族館名だけだったのに、タカアシガニにシーラカンス、グソクムシでジオラマっぽくなってた。

もちろん10年経っているので、展示されている生き物も変わってました。入口を入って最初の水槽、10年前はアカドンコでしたけど、エゾイバラガニでした。カニといっても、ヤドカリの仲間なんですよ。そういえば、タカアシガニもヤドカリですよね。

隣の水槽はカワテブクロでした。このヒトデの名前、見たまんまですねwww。

そうそう、今回、水族館が久しぶりなので、生き物の写真盛りで、コメント少な目ですwww。
サナダミズヒキガニ、それにしても細いカニですね、ちょっとミズグモっぽい...。

コウワンテグリとイモガイの仲間かな...。イモガイ動きなさそうに見えるけど、かなりアグレッシブに動いてました。

コウワンテグリの隣はベニテグリでした。実物の方が奇麗な赤でした。

オオイカリナマコ、水族館で初めて見たかも。分かりづらいけど、左下のシマシマのがそれです、3mくらいの長さになるそうですが、これはそこまで長くなかったような...。
ちなみに、真ん中のソフトコーラルはウミキノコですね。意外に育てるの難しいんだよなぁ。


立派なハナミノカサゴですね。奇麗なのに棘の先に毒があるんですよね。奇麗なものには毒があるって感じかな。それにしても奇麗ですねぇ。

アメリカザニガリみたいなショウグンエビ。まんま、ザリガニですな。

オサテエビ。オサテは長い手ってことなんだそうです。ちなみに、眼は退化して消失しているそうです。

オニキホウボウ、捕獲数が少ない魚で、ここと沖縄の美ら海水族館でのみ飼育されているそうです。

チンアナゴ、カワイかったですね。前回はたくさんいたんですけどね...

水槽にいたのは2匹でした。それにしてもニョロニョロだ。

ハナヒゲウツボです。奇麗で小さなウツボで、海水水槽ではポピュラーな魚かも。

海藻に擬態してているといわれているボロカサゴ、そのまんまだけど、ネーミングが秀逸だな。

駿河湾の海を模した水槽。タカアシガニ、インパクトありますね。

イソギンチャクの水槽。ちょっとファンタジーな感じですね。

オオコシオリエビ、ず~っとエビの仲間だと思ってたのに、これ、ヤドカリの仲間なんですね。

ヌタウナギも初めてみたかも。ホントに目が無いんですね。

写真盛りだくさんなので、明日もこの続きということで。
久しぶりの動物園 ― 2023/11/29 07:57
今月の頭、休みを取って北海道まで行ってきた。
ということで、行ってみたいと思っていた旭川の旭山動物園に行ってきた。

あいにくの曇り空でしたが、まぁ、雪が降ってなかっただけまだ良しとしますかね...。

で、旭山動物園さんといえば、動物の行動展示(要するに自然に近い行動を観察できるように、施設の工夫をしているってことなんですけどね)が有名なのですが...。
しょっぱなのペンギン館からこんな感じ...。
いや、ペンギン泳いでないやん、誰もおらんやん。

ということで、ペンギンさんたちは、立ったまま寝てました。ん~、いつもはもっとアグレッシブなんかな?

ということで、気を取り直してアザラシ館へ。

アザラシくんは元気に泳いでくれてました。トンネル水槽にも顔を出してくれましたし...、

大きな水槽の方も元気に泳いでいる姿を魅せてくれてました。
これは、この先期待できるかな...。

で、さすが、寒いところに住んでるシロクマくんは元気に遊んでましたね。黄色のポリタンクを投げて遊んでいるところを見せてくれました。

で、旭山動物園、行動展示も面白いのですが、動物たちとの距離がかなり近かったですね。手を出したら(イヤ、怖くて出せませんけどね)触れそうな距離感でしたね。

それのいい例が猛獣館でした。
アムールトラと、ライオンと、アムールヒョウがいたのですが、どれもかなり近い距離で観察できました。下の動画、ガラス窓越しなのですが、ガラス面のギリギリまで、来てくれましたね。

ライオンも近い。

だって、ガラス面のところにいるんだもん。ちなみに、大きなネコでしたね。上野動物園だと、なるべくこちら側を動物側から見えないように窓が作ってあるのですが、ここは違いましたね。だって、この距離でライオンやトラ見れちゃうんですよ。ちなみに、アムールヒョウも近かったですな。

動くマヌルネコ、初めて見ました。確かに丸っこくてカワイイ。

ヒグマも近かったですね、親グマも撮ったんだけど動きが激しすぎてボケボケでした(動画録っておけば良かった)。それにしても子グマは可愛いやね、でも、爪はでかいので、やっぱ、直接出会ったら、怖いかな。ちなみに、タクシーの運転手さんに聞いたところによると、やっぱり今年は、例年に比べてクマの出没が多いらしい、最近も動物園のすぐ横の公演にクマが出没したらしい。イヤ、街中であったら絶対怖いな...。

オランウータンが、やっぱカワイくて好きだわ。この後、お部屋に入りたいってドアの方に行って訴えてたのがカワイかった。

ということで、楽しかったぞ。今度はもう少し暖かい時期に来たいな。テナガザルやオランウータンの行動展示も見たいし、ペンギンも泳いでいるとこ見たいもんな。

入園券のイラストはシンリンオオカミでした。そういえば、オオカミたちもなんか元気がなかったな...。暖かくなったらアクティブになるんかなぁ...。
ニョロニョロの館 ― 2020/09/19 07:24
前から行こうと思っていたのに、なかなか行けてなかった目黒寄生虫館に行ってきた。

そもそも、学生の頃に生物を専攻していたこともあって寄生虫とか嫌いではない...いや、むしろ好きかな。
ここ、目黒寄生虫館は、世界でひとつの寄生虫専門の博物館、寄生虫学者の亀谷了博士が1953年に私費を投じて設立された施設で、現在もここで寄生虫の研究を継続しています。

1階の展示はこんな感じ、中央にたくさんの標本が展示されています。

1階では寄生虫の基本の紹介と標本の展示がされています。まずは、人の寄生虫。人の各所にどんな寄生虫がいるかっていう展示ですね。左の上から反時計回りに、小腸に寄生する回虫、肺や肝臓に寄生する吸虫、大腸に寄生する鞭虫に蟯虫、小腸に寄生する無鉤条虫、そして有鉤条虫、胃や十二指腸に寄生する鉤虫に住血吸虫、皮膚に寄生するノミにシラミ(皮膚に吸い付くノミ、ダニ、ヒルなんかも寄生虫に分類されてました)、サナダムシで有名な日本海裂頭条虫の標本。こういう展示、自分は好き、分かりやすいもんね。

上の展示の横には寄生虫の基本(寄生虫とは何ぞやとか生活環などですね)をパネルで展示、その横では、寄生虫の多様性について系統樹で説明。アメーバから節足動物までありとあらゆる動物種に寄生虫が存在するっていう説明なんだけど、確かにいろんな生き物がいる。ある意味、ウイルスや細菌も寄生する生き物だよね...特にウイルスは宿主に寄生しないと増殖も出来ないもんね。タイノエとグゾクムシの例で、寄生しない生き方を選んだものと寄生する生き方を選んだものの比較も面白かった。

寄生虫の多様性の説明の標本。

本来なら気持ち悪いって思われちゃう生き物達だけど、これだけそろうと逆に面白いと思う。

チョウモドキ(右)は、うちの金魚にも寄生してたな...。

あと、マダニの吸血前後の標本はインパクトあったなぁ...。

魚の寄生虫の説明。金魚から海水魚まで魚を飼育しているものにとっては身近な話題ですね。まぁ、上のチョウモドキくらいしか実際に確保?したこと無いけど、お腹の中まで見たこと無いから、お腹の中には潜んでいたかもね...。

2階には人体に関わる寄生虫の紹介がされていました。

最初は、人に寄生する寄生虫として回虫や蟯虫、条虫などが標本とパネルで紹介されてました。自分の子供の頃は、毎年、蟯虫検査でお尻にテープを貼ってたけど、最近なくなったらしいですね。条虫も昔はモデルさんがボディラインを維持するため(痩せるためってことね)にわざわざ寄生させてたなんで話もありましたね...。

続いて、人にも獣にも寄生する吸虫の説明。昔、淡水の巻貝が危ないってよく言われました。あと、豚肉には火をよく通せってね。

同じく、人にも獣にも寄生する寄生虫の説明、最近脚光をあびているアニサキスとか広東住血線虫とかですね。

これも人にも獣にも寄生する寄生虫の説明、キツネに寄生するエキノコックスとかです。

日本海裂頭条虫の標本。実際に患者さんのお尻から出てきたものだそうです。長さ8.8mあるそうなんだけど、こんなのがお腹の中にいたらなぁ...。ところで、自分は
頭がもっと大きいと勝手に思い込んでいたのですが、思った以上に小さかった。真ん中の矢印の下が頭ですからね。

昔は今みたいにデジタルで画像や動画を保存したり出来なかったので、研究や勉強、また啓蒙のために下のような拡大模型を作っていたそうです。デジタル技術の進歩で廃棄されてしまったものも多くあったそうですが、最近になってまた見直されているそうです。ちなみに、自分はこういうの大好きです。

寄生虫学の歴史のコーナー。日本の寄生虫学の先駆者の山口左仲博士の研究資料が中心になっています。

これは、山口先生が使用していた自作の図鑑(虎の巻)、寄生虫の形態を残すために画家を雇って描いてもらっていたそうで、この虎の巻は、様々な資料を模写等をしてまとめたものなんだそうです。これをアナログで作成するの大変だったと思います。

これも、山口先生の寄生虫の絵。これも画家に描いてもらっていたそうです。

この緻密さ、凄すぎます。自分達が学生の頃はシャープペンがあったので、細かい図を描くのもそれほど苦ではありませんでしたが(といっても、点描で描くの大変ですけどね)、当時は筆ですからね。細かいところを描くために毛を1本がけ残したものなどを使っていたそうです。
それにしても凄すぎ。

特別展示はアニサキスでした。最近、話題になったということもあって、なぜ、近年増えたかということを寄生虫館も協力して調べているそうです。今、現在も調査継続中なんだそうですが、気象の変化による黒潮の流れの変化が関係しているのではないかと考えられているそうです。

アニサキスの生活環。終宿主のクジラから卵がオキアミへ、そのオキアミをエサとするカツオやイカに幼虫が寄生して、またクジラの体内へという生活環を持っているそうです。ちなみに、アニサキスでおなかが痛くなるのは、アニサキスが胃の壁に噛み付いているからではなく、アレルギー反応なんだそうです。

階段に飾ってあった装飾。アートしてます。

ということで、小一時間の滞在でしたが、楽しいひと時でした。また、時間のあるときに見に行きたいと思います。
アートアクアリウム ― 2020/09/12 07:21
毎年、日本橋で行われていたアートアクアリウムの常設美術館が日本橋にオープンしたので行ってきた。

金魚とアートの融合という展示で10年以上の歴史があるもの。さすがに良くできた展示ですね。

最初のコーナーは、「水端」というタイトルで、過去の所蔵作品の展示エリア。これは、イタリアのガラスメーカーVENINI社とのコラボ。

墨絵風の展示。黒い金魚は地味だけど、こういう見せ方だとカッコよさが際立ちますね。

この金魚の数、圧倒されます。

これだけのボリュームで見せられるとやっぱり綺麗ですよね。過密過ぎでかわいそうって意見もあるけど、技術的に問題なければいいんじゃないかなぁ。そもそも、観賞用に開発された生き物だからね...。

アクリルの加工技術が進んだってこともこういう展示ができるようになった要因のひとつですね。

まぁ、そもそものアイデアを出された木村英智さんが凄いってこともあるけどね。

「浮世」のいうタイトルのコーナー、この巨大な金魚鉢も綺麗。

ここまでは和のイメージでした。

そうそう、コケ取り用なのかな、オトシンクルス?プレコ?が1匹いました。なんかカワイイかも。

昔は横からはもちろんのこと、こうやって上から(水面)から観賞する楽しみかたも一般的だったそうです。ランチュウとかチョウテンガンは、そういう目的で開発されたものだったと記憶してます。

この見方嫌いじゃないですね。

「アース・アクアリウム」というタイトルの展示、地球儀の中の金魚...って、んっ...これはコイか...。

「神秘」と言うタイトルのコーナー。この吹き抜けの展示はカッコよかったです。プロジエクションマッピングとの融合もね。

2階から見た眺めがこれ。ね、いい感じでしょ。

2階には、木村さんがこの展示方法のアイデアを発想するために集めた資料が展示されてました。これは、江戸時代の絵や浮世絵。

また、着物の柄と金魚の関係を探るために、実際に着物を作ったそうです。

最後に、こんなシンプルな展示も...。

オープンしたばかりで、結構、混んでいたので、また改めて観に来たいと思います。

そういえば、駐車スペースにこんな車停まってた。

ベンツのスマートだったけど、社用車かな?