将軍様を観に行ってきた2024/07/20 07:53

 暴れん坊将軍の松平健さんの芸能生活50周年記念公演を観に明治座に行ってきた。
将軍様を観に行ってきた
 最近、若い子にもマツケンサンバが再燃して人気の高い将軍様、齢70歳、元気ですねぇ、演劇に歌に約3時間強のステージを堪能してきました。
将軍様を観に行ってきた
 そもそも、自分は毎週パターンの決まったお話に今一つ入り込めなくて時代劇そんなに好きじゃなくて、松平健さんの「暴れん坊将軍」も実は観たことは無かったんだよね。一方、一緒に行った奥様は時代劇が大好き、てことで、思いの違う二人が将軍様の活躍を観てたって感じなんですな。
将軍様を観に行ってきた
 で、一部が「暴れん坊将軍」で、二部が歌唱ショーの「マツケン大感謝祭~歌って踊って~オーレ!」という構成。「暴れん坊将軍」は、正直、テレビの時代劇と同じように飽きちゃうのかなと思いながら観てたんだけど、白馬に乗って将軍様が登場してから、舞台の上で繰り広げられる将軍様と周りを彩る演者さんたちのやり取りに引き込まれて、気が付いたら夢中になってる自分がいました。
 1幕目と2幕目で約2時間の舞台、将軍様の殺陣はカッコよかったし、物語も良かったし、とにかく2時間が本当に濃厚な時間でした。
将軍様を観に行ってきた
 歌唱ショー「マツケン大感謝祭~歌って踊って~オーレ!」も楽しかったです。マツケンの名前の付く曲はサンバだけじゃないんですね~、マハラジャから始まって、AWA(阿波)踊りにマンボにパラダイスとたくさんあるんですねぇ。
将軍様を観に行ってきた
 で、セットリストは全部で13曲、ゲストの宝塚出身の音波みのりさんが2曲、若手演歌歌手の辰巳ゆうとさんが2曲披露した以外、9曲を松平健さんが熱唱されてました。ホント、70歳とは思えない歌声と身のこなしで、エンターテインメントこうあるべしって感じのステージでした。衣装も、マハラジャ衣装にパラダイス衣装、スパンコールの着物もブルーから始まってシルバー、ブラックとレッド、そして大団円ではお馴染みのゴールドと9曲で6回もの衣装替えがありました。ということで、観客に楽しんでもらうことに全力投球って感じでした。というか、ご自身もそれを楽しみながら演じているって感じでしたね。
 最後の緞帳が下りるとき、ぎりぎりまで腰をかがめてニコニコ顔で観客に手を振っていたのが印象的でしたね。
将軍様を観に行ってきた
 ということで、本当に楽しい3時間でしたね、。今回、ステージの後方の席だったんだけど、先日の歌舞伎と同じように花道のすぐ横だったので花道を歩く将軍様のお顔を無茶苦茶至近距離で観ることができたのも楽しかったですな。

 そうそう、目安箱に手紙を書くと舞台上で読み上げていただくっていう演出もあってそれも面白かったですね。今回、開園ぎりぎりの会場への到着だったので時間が無くて書けなかったんだけど、次回は自分も投書したいと思いますwww。
将軍様を観に行ってきた
 次回も機会があったら観に行こうと思います。というか、絶対観に行く!

 とにかく、本当に楽しい時間が過ごせました。

10年ぶりの歌舞伎2024/06/19 07:13

 六月大歌舞伎を観に行ってきた。

 歌舞伎を観に行くのは10年ぶりでした。ついこの間だったような気がしていたのですが、もう10年も経ったんですな...。
10年ぶりの歌舞伎
 お目当ては、中村獅童さんの御子息の初代中村陽喜くんと初代中村夏幹くんの初舞台。すでに、歌舞伎が大好きってことでメディアで何度も取り上げられてる兄弟だからね、茶目っ気たっぷりで愛らしい顔(二人ともお父さんにそっくりだけどね)ということで、そのかわいらしい姿を観にね。
10年ぶりの歌舞伎
 二人が出演する題目は魚屋宗五郎(妹が無実の罪で手討ちになったと知り、酒を呑んで妹を殺した殿様の屋敷へ乗り込むっていうお話)と山姥(金太郎の誕生秘話って感じかなぁ)。
10年ぶりの歌舞伎
  ちなみに、山姥は、初代中村萬壽さん、六代目中村時蔵さんの襲名披露、五代目中村梅枝さんの初舞台の演目でもありました。
10年ぶりの歌舞伎
 ということで、今月の午後の部は萬屋一門の襲名披露公演でした。
10年ぶりの歌舞伎
 残りの一本は、有名な南総里見八犬伝でした。三演目ともわかりやすく面白かったですね。
10年ぶりの歌舞伎
 実は八犬伝については詳細に話を知ってるわけじゃなくて、八つの珠を持った名前に犬の字がある武士がお家の再建を図るって話だったってくらいの記憶で、確か100巻くらいあるかなり壮大な話ってことくらいしか知らないんだけど、この日の演目は、その物語の中の八犬士が出会う場面というもの。
 秀逸だなって思ったのは、その八犬士が出会う場面での立ち回り。暗闇の中で手探りで相対するのを表現してるんだけど、CGとかなかった時代の表現としてすごくよくできてるって感心した。さすが歴史のある演劇は違うなって。30分とちょっとの短い演目だったけどこの立ち回りが印象的でした。
10年ぶりの歌舞伎
 山姥は、梅枝さんの演技が素晴らしかったと思います。小さな体で切る見得や立ち回り、しっかりとした台詞回しまで、初舞台とは思えない堂々とした演技を魅せてくれてました(正確には5歳のときに舞台に立っているので初舞台ではないですが、歌舞伎役者として名跡を襲名して初の舞台なので、初舞台ってことでいいんですよね)。
10年ぶりの歌舞伎
 2015年生まれの9歳、美形の女方の家系なのでこれからの活躍が楽しみですね。
10年ぶりの歌舞伎
 陽喜くんと、夏幹くんは、山姥では武士、魚屋宗五郎では酒屋の丁稚を演じてたんだけど二人とも歌舞伎が好きっていうだけあって堂々としてたし、舞台に立つのが楽しそうでしたね。
10年ぶりの歌舞伎
 仲良く見得を切ったり、花道を手を繋いで歩く姿が可愛いかったなぁ。二人の成長も楽しみですね。
10年ぶりの歌舞伎
 そうそう、二人の初舞台のためにビートたけしさんが緞帳の絵を描かれたて聞いてたんだけどユーモラスだけどカッコいい風神雷神の絵でした。二人もこの神様に負けないくらいの役者さんになって欲しいですね。

 ということで、久しぶりの歌舞伎楽しかったです。ただ、古典の台詞が今ひとつ理解できなかったので、次回観るときがあったら音声ガイドを借りようと思います。

今年も観に行っちゃいました2024/02/25 07:40

 ゼンカイジャーからドンブラザースと沼にはまって、キングオージャーで本格的に抜けられなくなっちゃった...。
今年も観に行っちゃいました
 ということで、ドンブラに続いて今年もGロッソに来ちゃいました。
今年も観に行っちゃいました
 ハチャメチャなドンブラザースも面白かったけど、王様たちが邪悪な創造主からチキュー(地球じゃないよチキューだよ)を守るっていう壮大なストーリーを持った王様戦隊キングオージャー、滅茶苦茶面白かったですね。物語も単なる勧善懲悪ではなくて、王様たちの成長とチキューを守るための闘いを丁寧に描いていて、単なる子供向けのヒーローものと片付けられない面白さがありました。
今年も観に行っちゃいました
 そして、王様たちがカッコいい。容姿はもちろんだけど、王様として、民を、国を守るってことでその強さだったり、気高さだったり、すべてがしっかり表現されていて、ホントにカッコよかった。王様たちの個別のストーリーもありつつ、一本の大きなテーマ(邪悪な創造主からチキューを守るっていう)をしっかり描いているところも良かったと思います。そうそう、ドンブラと違ってちゃんと伏線も回収していってるし、「?」ってなるところが無くてわかりやすかったと思うんだよね(ドンブラのハチャメチャさや、伏線ほったらかしもそれはそれで面白さだけどね)。
 
 マジ、王様たちカッコいい。6人...いや、ラクレスにデズナラク8世を入れた8人の王に、各国の側近たちもカッコよかったもんね。

 ということで、「王様戦隊キングオージャーショー第4弾「王様、この地に集う!」」ももちろん面白かったですよ。それぞれの王様、ギラ、ヒメノ、ヤンマ、カグラギ、リタ、そしてジェラミー、みんなカッコよかったし、カワイかったですね。
今年も観に行っちゃいました
 しかも、素顔の王様たちの登場時間長かったんじゃないかなぁ...それぞれの良さを際立たせる演出も良かったですよね、あと王様たち全員がその性格をしっかり全うしていて、そのうえでアドリブをかましてくるあたりさすがって感じだったなぁ。
 ネタバレになっちゃうから詳しく書かないけど、王様たちの芸達者ぶりも堪能できて楽しい時間を過ごせました。あのヒーローの登場がサプライズであったり、敵の総動員もとにかくファンを楽しませるためのてんこ盛りのステージでした。
 ショーが終わった後の王様たちのキングオージャーゲームと、罰ゲームにしっかり対応する王様たちも面白かったですな。
今年も観に行っちゃいました
 勢いで買ったペンラも買って良かったって思えた素敵なショーでした。周りも大きなお友達が多くて気兼ねなく見られたのも(体大きいですからね、後ろが小さい子だと気が引けるんだよね...)良かったかな。
今年も観に行っちゃいました
 クワガタオージャーとも握手しちゃったもんね~。
今年も観に行っちゃいました
 さて、今日は本編の最終話、先週も胸熱だったけど、最終話もきっと涙腺崩壊だな。

やっぱり、銀河鉄道の夜好きなんだよね2023/10/28 05:21

 注文していた、春に奥様と観に行った演劇「たぶんこれ銀河鉄道の夜」のBlu-rayが届きました。予約購入特典の直筆メッセージ入り(もちろん印刷だけどね)ポストカード付でね。
やっぱり、銀河鉄道の夜好きなんだよね
 演劇面白かったし、「銀河鉄道の夜」も好きだし、ヨーロッパ企画さんは推しだからね。手に入れない選択肢はないでしょ。今回、かもめんたるのお二人の芸達者ぶりも楽しめたので、有意義な体験でしたね。で、Blu-rayで、あの舞台がどう表現されているか、劇場と映像の違いがどんな感じになっているか(もちろんいい方向でね)楽しみに待ってました。
やっぱり、銀河鉄道の夜好きなんだよね
 ということで、120分。やっぱり楽しかったですね。劇場で観たあの楽しさが十分に表現されていましたし。映像作品として劇場にはない楽しさもプラスされてました。
やっぱり、銀河鉄道の夜好きなんだよね
 コメンタリーも面白い。やっぱり、かもめんたるのお二人は面白いなぁ...う大さんのとぼけたお話が面白過ぎるでしょ...。ということで、ご本人たちも再演したいって言ってたけど、再演したらまた観に行きたいですね。

 そうそう、おまけ映像が観られるのもこういう円盤の楽しみの一つですよね。

 ということで、好きと好きが融合した円盤ですからね、また、宝物が一つ増えました。

リバー、流れないでよ2023/07/04 07:09

 ヨーロッパ企画の映画第2弾「リバー、流れないでよ」観てきました。
リバー、流れないでよ
 映画第1弾は2分後の未来という話でしたが、今回は2分間の繰り返し、時間ものといえば、サマータイムマシン・ブルースをはじめとしてヨーロッパ企画の得意分野って感じですもんね。それにしても、脚本の上田さんの発想はすごすぎるというか、面白すぎる。ちなみに、ループものといえば、2年前に日清食品さんの焼きそばU.F.O.の宣伝で作られた宮野真守さん主演のショートドラマもありました。あの時は3分でしたけどね。で、今回のロケ地になっている貴船といえば、コロナ禍に行われた配信劇「京都妖気保安協会」の3作目「貴船スターシップ」と同じで、同じく舞台になっている料理旅館は、ミコト役の藤谷理子さんの実家でもあるふじやさんでした。
 貴船神社、複雑な構造のふじやさん、ふじやさんの裏を流れる川を効果的に使って、2分間のループを飽きさせることなく魅せるのは、さすが、ヨーロッパ企画の皆さん。そして、ただループを繰り返すだけじゃなく、恋愛要素や人間模様をしっかり魅せるあたりもヨーロッパ企画の真骨頂ですね。
 特にミコトとタクの2分間の逃避行は面白かったですし、面白いだけじゃなくてブラックな「死」というテーマをさりげなく入れ込んでくるあたりもさすがって感じでした。そうそう、ロケ中の歴史的な大寒波の雪模様も、普通であれば時系列がつながらなくなるので避けるところを2分間のやり直しっていうループを逆手に取って味方にするのもね。

 いずれにしても、今回も期待を裏切らない面白さでした。もう一度といわず何回も観にいきたくなりました。とりあえず、クラファンの返礼品のメイキングDVDは観ないとね、あと、Blu-rayは入手したいと思います。

 87分の不思議世界、ぜひ観てくださいな、お勧めの作品ですよ。