我が家の小さな海

　約2年ぶりのトップリーグのリーグ戦。一昨日の開幕戦は、出張で参加できなかったのですが、昨日は、出張先から早朝の便で戻り、荷物を家に置いてタッチアンドゴーで秩父宮に行ってきました。

　一試合目は、過去、開幕戦での勝利がないNTTコミュニケーションシャイニングアークスと１年ぶりにトップリーグに戻ってきた「福岡」改め「宗像」サニックスブルースの試合。

　この試合の注目は、NTTコムの元南アフリカ代表のエルトン・ヤンチース選手と、先日、日本代表候補の合宿に初参加したサニックスのカーン・ヘスケス選手。ヘスケス選手はリザーブで後半途中出場だったのですが、今日はいいところが無かったですね、いつもの、強い下半身で相手のタックルをものともせず突進する姿は見ることができませんでした。

　一方、ヤンチース選手はいい選手ですね～。上背は176cmと大きくないのですが、キックの伸びがすばらしい。軽く蹴ってもかなりの飛距離が出てました。来日してから時間がたっていないので微妙なところでタイミングが合わないことも何度かあったのですが、取りやすそうなやわらかい綺麗なパスを投げてましたね。

　試合のほうは、開幕戦なのでどちらもまだまだこれからという感じでしたが、NTTコムのほうが仕上がっている感じ。決め所、勝負どころではNTTコムのほうが上回ってました。

　サニックスは彼らの持ち味の早いパス回しで何度かNTTコムゴール前まで行くのですが、ゴールラインを割ることはできませんでした。後、フォワード勝負でかなり苦戦していました。もともと、フォワードが強いチームではないのですが、スクラムもラインアウトもいいところが無かったですね。これではポイントからの攻撃が期待できず、攻撃のオプションが限られてしまうので厳しいですね。どう修正していくかが今後の鍵です。そういえば、後半、気がつけばバックスの選手が全員、外国人でした、ちょっと、やりすぎなんじゃないか？

　ということで、NTTコミュニケーションシャイニングアークス 25点、宗像サニックスブルース 11点という結果でした。NTTコムも仕上がりとしては今ひとつでしたが、まずは開幕戦初勝利ということで．．．。ヤンチースと他の選手のコンビネーションの精度が上がれば今年は面白いチームになりそうです。

　この試合、レフリーの谷口さんのレフリングもあるのでしょうが、スクラムがあまり決まりませんでした。結局、最後までクボタは適応できず、これも敗因の一つだったかもしれません。

　ちょっと、格の違いが見えてしまった試合でした。ルーズボールへの働きかけ、キック処理、どれをとってもNECのほうが一枚も二枚も上手でした。

　日本代表SO二人のマッチアップは田村選手に軍配があがった感じです。特にキックの正確さは田村選手のほうが良かったですね。というか立川選手は調子が良くなかったという感じかな？NECは田村選手以外にもナドロ選手のように大きなキックを蹴れる選手がいるのに、クボタは何度もキックで勝負を仕掛けていて、そのせいでピンチを招いていました。バックスリーのキック処理もはっきり行ってお粗末、田村選手のキック力をなめてたのかなぁ．．．？

　クボタも元NZ代表のトエアバ選手などキーになる選手もいて期待してみていたのですが、NECのよさが出た一方的な試合でしたね。とはいえ、NECも４トライでもらえるボーナスポイント狙ってほしかったですね、後半、両チームペナルティーキック１本ずつでしたから．．．。

　谷口レフリーの独特なレフリング（言葉で説明できない．．．）が際立った試合でした。

　NECグリーンロケッツ　24点　ｖｓ　クボタスピアーズ　3点

　そういえば、１試合目は、ニュージーランド協会の方がレフリーでした。今年はこういった試合が何試合かあるみたいですね。ところで、試合の途中でSHがレフリーにパスするという珍事がありました。ちょっとスローフォワード気味だったのですが、試合の続きはマイボールのスクラムから。レフリーに当たってボールがアンプレイアブルになったときはスクラムになるらしいのですが、スローフォワードは関係ないのかなぁ？

　NTTコムのマスコット。３時頃グリーティングしていたのですが、午前中に雨が降って、少し涼しかったとはいえ、暑かったんじゃないかなぁ。かなり長い時間日向にいましたからね．．．。

　昨日は試合後、所用で新宿に行くことになったので、信濃町駅まで歩きました。途中にある聖徳記念絵画館が照明に浮かび上がった姿、綺麗でした。

　思わず、写真撮ってしまいましたとさ。