トップリーグ プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015 ファイナル ― 2015/02/02 07:01
秩父宮に行ってきた。

パナソニックワイルドナイツが勝てば2連覇、ヤマハ発動機ジュビロが勝てば初優勝。よく調べたら、ヤマハは初の決勝進出ではなくて、2004-2005シーズンの決勝で東芝ブレイブルーパスに敗れてました、10年ぶりってことですね。先週のパナソニックの試合しか見ていませんが、パナソニックは磐石な感じですね。
シーズンが始まったときは緑の葉だった銀杏並木。すっかり葉が落ちて枝だけになりました。昨年の8月から約5ヶ月、今季の優勝チームが決まります。

スポンサーのLIXILさんのコーポレートカラーになった正面口。

もちろん、昨日はパナソニックの応援。応援団の旗が翻ってます。

両チーム入場。観客席もいっぱい、16,304人入ったそうです。昨年は雪で順延したので、確か1万人くらいだったと思います。人がたくさん入ると気持ちがいいですね。

キックオフ直前のパナソニックのバックス陣。真ん中の霜村選手は、シーズン後、桐生第一高校の教師になるため最後のトップリーグの試合。しっかりそのプレーを目に焼き付けたいと思います。

今日は、山田選手の走りがさえてましたね。トップスピードまでの時間が短い。
昨日は、何度も目の前を駆け抜けて行きました。しかも、ステップもキレキレ。
自身のトライだけでなく、バーンズ選手のトライを引き出したプレイも抜群でしたね。自身のトライのときは、同じく日本代表の五郎丸選手とのマッチアップ。しっかり、振り切ってました。
また、昨日はホラニ選手も、いい仕事していました。ライン攻撃でのランとやわらかいパス。接近戦での力強い縦突進。今日は、プレーで目立ってました。
そして、このプレーでも山田選手がしっかり絡んでます。
よく見ると、パスを出したホラニ選手がしっかりフォロー、そして、その後ろには笹倉選手がしっかりフォローしていました。
昨日のパナソニックは先週と違い、驚くような強さは感じられなかったのですが、その反応の速さは、凄かったですね。チャンスと見たときのその切り返しの速さはある意味「とんでもない」という感じでした。昨日のパナソニックのトライは、瞬時に状況を判断し、それに反応するというプレーから生まれたトライばかりでしたね。特に、後半の北川選手のトライは、ディフェンスからの山田選手のタックル、JPピーターセン選手のボールピックアップとパス、北川選手のスピードとそんな個々の選手の反応で奪ったものでした。
ヤマハも良かったんですけどね、昨日はパナソニックのディフェンスのほうが勝ってました。ライン攻撃もボールは回るのですが、ほとんど前に進めません。かろうじて、日本代表のマレ選手が縦に抜けることがあるのですが、それも、パナソニックのダブルタックルの餌食になってました。
どうしても思うように前に進めません。
五郎丸選手のキックで着実に得点を重ねるという作戦もあったと思うのですが、昨日は序盤からゴールを狙わず、ラインアウトからのモール攻撃を選択してました。最初のトライはそれで奪ったんですけどね。それ以降は、パナソニックにしっかり対応されてました。
結果、ヤマハ発動機12点、パナソニック30点とパナソニックが2連覇を決めました。

先週のような爆発的な強さを見せたわけではありませんが、やっぱり、強かったですね。

穴がありそうで、無いところがこのチームの凄いところです。

ヤマハも良かったのですが、攻撃がパナソニックに通用せず作戦負けといった感は否めませんでした。フォワードでもっとゴリゴリいくとか、五郎丸選手のキックを生かして得点を積み上げていくという手もあったと思うのですが...日本選手権でシードになっていますが、決勝まで進めるかは今のトップリーグの上位陣の実力から考えるとそう簡単ではありませんね。
あと、ちょっと気になったのですが、ヤマハのディフェンス、かなりオフサイド気味でした、これ、どうなんでしょうね...。

さて、表彰式。今年のMVPは山田選手でした。昨日は、見ていてラグビーを楽しんでるって感じが伝わってきました。シーズン後は、スーパーラグビーに挑戦です。南半球でもラグビー楽しんできて欲しいですね。

チャンピオンフラッグを手にする田中選手と霜村選手。霜村選手はパナソニックでプレーするのは、日本選手権の決勝まで進んでも後2回。今日も渋いプレーを随所で見せてくれてました。そのプレー、残りの試合もしっかり目に焼き付けないと。

青磁のLIXIL CUPを手にする堀江キャプテン。この方のプレーは次元が違いますね。

表彰式後、応援団に挨拶しに来たロビー・ディーンズ監督。

チャンピオンTシャツを着た選手の皆さん。うれしそうですね。

うれしくないわけないか。

今日も、いいタックルしてましたね、林選手。シーズン序盤はニュージーランドのオタゴ代表で活躍していたイーリ選手と。

<おまけ> 練習でゴールキックを蹴るヤマハの五郎丸選手。

綺麗なフォームですね。
ところで、最近、ラインアウトでノットストレートが多いような気がするのですが、どうなんでしょう?レフリーは位置のこともあると思うのですが、アシスタントレフリーは見えていると思うんですけどね...明らかに、ボールを投げ入れている側に曲がっているときがあるのですが、何か、素人にはわからない基準があるんでしょうかね...。