SUPER RUGBY ROUND6 SUNWOLVES vs CHIEFS ― 2018/03/26 07:05
サクラの花が咲く、秩父宮に行ってきた。
SUNWOLVESとNEW ZEALANDの強豪CHIEFSの一戦。CHIEFSといえば、昨季まで、リーチ選手が所属していたチーム。東芝のチームメイトのメッサム選手もこの日はリザーブでメンバーでした。
なかなか、手にできない今季の1勝目、ホームのこの試合であげたかったんですけどね...。
スクラムのセットプレーは良かったんですけどね...、相変わらずラインアウトは安定せず、アンストラクチャーからの攻撃も、それをお家芸としているNEW ZEALANDのチームの方が一枚も二枚も上手でした。
ラインアウトは、CHIEFSの両ロックのレタリック選手が204cm、アードロン選手が194cm、No.8のセウ選手は202cm、一方のSUNWOLVESは姫野選手が187cm、ウヴェ選手が193cm、ブリッツ選手も193cmと高さで負けてました。これのプレッシャーからか、立ち上がりから安定してませんでしたね。徐々に対応できるようにはなりましたが、これをうまく攻撃に結びつけることができませんんでした。
個ではいいプレーがあったんですけどね...ウイングのサウマキ選手、マシレワ選手、レメキ選手はスピードもパワーも決して引けを取らなかったです。トライを決めた、サウマキ選手、マシレワ選手はステップの切れも半端じゃなくてSuper Rugbyでも見劣りをしないプレーを見せてくれました。フォワードではリーチ選手が久しぶりに力強い縦突進を見せてくれたりと(昨季のトップリーグでも見られなかった良いプレーでした)決して負けてなかったんですけどね。
チームとしてはCHIEFSの方が上手でした。とにかくフォローが厚い。単発で前に出ることはほとんど無く、誰かが前に出るときに、複数人がそれに反応して前に出るという場面が何度と無く見られました。特にアンストラクチャーの状態からのチームとしての反応の速さはすばらしいものがありました。
で、やっぱり、プレースキッカーでもあるダミアン・マッケンジー選手にいいようにやられちゃったって感じでした。トライ後のコンバージョンは、難しい角度のある位置も難なく決め、9本蹴って8本成功。SUNWOLVESのハイパントは難なく処理して、何度もマッケンジー選手からのカウンターアタックでトライまで持っていかれちゃいました。
マッケンジー選手は上背こそ175cmと決して大きくありませんが、バランスが良いというか、体幹がしっかりしているというか、パントをキャッチした後に、SUNWOLVESのタックルもずらして難なくボールを繋いでました。田村選手、何度もパントを蹴ってましたが、結局、マッケンジー選手にうまく処理されちゃって逆にピンチを迎えることが多かった。そういう意味では、ちょっと攻撃が単調になってたところがありましたね。
一方、CHIEFSは先に書いたように、ボールがたてに動き出してからの反応が本当に早い、とにかくフォローに走る選手が多くて、1対2なんて生易しいものではなく、1対4とか1対5とかいう局面に何度もなってました。
ジョセフヘッドコーチが目指したいのはこういうプレーなんでしょうけど、本家を超えるまでには至っていないというか、足元にも及ばないって感じでした。これ、オールブラックスが強いのも分かるような気がしました。体は決して大きくはないけれど、すばやい反応と常に立ってプレーすることの意識、これを80分間ムラなく続けてできることこれが、NEW ZEALANDのチームの強さなんだと思いました。
昨季の初戦で闘ったHURRICANESもそうだったけど、これがNEW ZEALANDのチームなんですね。
結局、CHIEFSは9トライの猛攻で61点、SUNWOLVESは両ウイングのトライ2本で10点、力の差を見せ付けられた試合でした。
きっとメッサムが声かけたんだろうなぁ、試合終了後すぐに挨拶に来たよん。それにしても、マッケンジー選手は人気あったなぁ...。
1勝目はいつになるのかなぁ...昨季も7節目だったしなぁ...。もう少しフィットネスが付いてないと勝てないんじゃないかなぁ。
ということで、勝てる気が1mmもしない試合でした。
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