リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND2017/06/25 07:05

 飛田給駅、前にも書いたと思うけど、25年くらい前、まだスタジアムなんてなかった頃、ここで、ラグビーの練習してたんだよね...。駅舎もこんな立派じゃなかったな。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 ということで、味の素スタジアム行ってきた。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 先週末は不甲斐無い試合でしたからね...後半終了間際に今週に繋がるような良いプレーが見られたので、期待しちゃいますよね。でも、相手はティア1そんな簡単には勝たせてもらえないので、死に物狂いのプレーを見たいです。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 JAPANが、試合前のアップが終わってロッカールームに戻るときの形、定着しましたね。
 昨日のフォワードは以下の13人、
 01.石原 慎太郎(サントリーサンゴリアス)
 02.庭井 祐輔(キヤノンイーグルス/SUNWOLVES)
 03.浅原 拓真(東芝ブレイブルーパス/SUNWOLVES)
 04.トンプソン ルーク(近鉄ライナーズ)
 05.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機ジュビロ/SUNWOLVES)
 06.リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス/CHIEFS)
 07.松橋 周平(リコーブラックラムズ/SUNWOLVES)
 08.アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス/REBELS)
 16.堀江 翔太(パナソニック ワイルドナイツ/SUNWOLVES) 
 17.稲垣 啓太(パナソニック ワイルドナイツ/SUNWOLVES)
 18.渡邉 隆之(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
 19.谷田部 洸太郎(パナソニック ワイルドナイツ/SUNWOLVES)
 20.徳永 祥尭(東芝ブレイブルーパス/SUNWOLVES)。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 バックスは、以下の10人、
 09.流 大(サントリーサンゴリアス)
 10.小倉 順平(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス/SUNWOLVES)
 11.福岡 堅樹(パナソニック ワイルドナイツ/SUNWOLVES)
 12.田村 優(キヤノンイーグルス/SUNWOLVES)
 13.松島 幸太朗(サントリーサンゴリアス/SUNWOLVES)
 14.山田 章仁(パナソニック ワイルドナイツ) 
 15.野口 竜司(東海大学)
 21.田中 史朗(パナソニック ワイルドナイツ/SUNWOLVES)
 22.松田 力也(パナソニック ワイルドナイツ)
 23.山中 亮平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ/SUNWOLVES)。
 JAPANも若い選手がっていわれていますが、対するIRELANDも主力はLIONSに参加していて若手中心ですからね、メンバー全員のキャップ数だけで見たらJAPANは448、IRELANDは314、何とか頑張って欲しかったんですけどね...。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 試合序盤から、IRELANDが攻め込んでました。JAPANも先週の試合に比べると、いいディフェンスしてたんですけどね、ポゼッションは圧倒的にIRELANDでしたね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 JAPANのディフェンスは、特に代表引退を表明していたのに先週緊急招集されたトンプソン・ルーク選手のタックルが光ってました。しかも、80分間フル出場、タックル数も一番多かったんじゃないかなぁ。一方で、ロックの人材不足が心配です...。 
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 とにかく、ディフェンスは先週より良かったです。でも、それ以上にIRELANDが良かったってことですね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 とにかく、敵陣22mに入ってからの彼らの集中力は凄いの一言。ミスや反則はまったくなし、フェイズを重ねてもぶれることが無い。この部分でのJAPANと大きな差がありました。若手中心の1.5軍とはいえ、さすが世界ランキング3位のチームでした。特にバックローが良かったかな...フランカーでキャプテンのリース・ラドック選手、No.8のジャック・コナン選手が強かったですね~。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 さらに、IRELANDはJAPANをものすごく研究してきていたと思います。前回の試合のコメントでも書きましたが、ジョー・シュミットHCは、JAPANの特徴をよくおさえていたと思います。そして、IRELANDの選手はそれを、忠実に実行に移していたんじゃないかと思います。きっと、HCの指示を実行できなかったら、次は召集されないんじゃないかな。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 それぐらいの気迫がIRELANDからは感じられました。前半、JAPANのクイックスローインでの攻撃で、山田選手まで回ったときの、IRELANDの選手の山田選手へのタックルは、絶対に狙ってたとしか言いようが無いですもんね。このプレー、ROMANIAには通用したけど、IRELANDには通用しなかった。これも、研究されていたんだと思います。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 2015年のワールドカップ以降、JAPANもアジアのちょっと強いチームで、小さいけどなんか早いラグビーをするらしいっていう程度から、マークされ、研究されるチームになったんですね。だから、4年前のWALESには勝てたけど、今年のIRELANDには勝てない、そりゃ、もともと力のあるティア1のチームが、若手中心とはいえ、相手をしっかり研究してマークしてくれば、なかなか勝たせてもらえないよね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 そんなに、簡単に勝てるのであれば、ランキングはもっとドラスティックに動くはずだもんね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 JAPANも良かったんですけどね。前半のウヴェ選手のゴール前の相手SOを巻き込んでの突進から松島選手のトライにつなげた攻撃なんて、JAPANのよさが出たいい攻撃でしたよね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 松橋選手のトライかと思ったのに、流選手のノッコンでトライにならなかった時の後半始まってすぐの一連の攻撃、JAPANの良さがでてたし、山田選手のトライに繋がったスピードのある攻撃も良かったですね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 第1戦では完璧に負けていたスクラムも昨日はしっかり組めてました。IRELANDのコラプシングの反則も取りましたからね。低くていいスクラム組んでました。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 一方で、良くなかったのはラインアウトかな。ラインアウトでチャンスがピンチになった場面が何度となくありました。ロックのメンバーが安定せず、合わせが不十分だったということがあるのかも知れませんが、このレベルの試合で、あの精度だと厳しいですよね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 バックスにも課題はあります。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 まずは、キック。これは多くの方がいろんな場所で書いていますが、この日もあまり効果的ではないキックが多かったように思います。アジアのチームであれば何とかなるのかも知れませんが、このレベルの相手に対して、ただボールを渡してしまうようなキックは逆効果でしかないと思います。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 昨日のバックスはスピードはさすがだと思いますが、力強さという意味では、もうちょっとかなぁ...。2015年ワールドカップのときのサウ選手のように、大きな相手にも負けない当たりができる選手が欲しいですよね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 松島選手のセンターもいいんだけど、やっぱり、フルバックかウイングかな...。山中選手もいいんだけど、雑なプレーがちょいちょい出ちゃうんだよなぁ...。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 てことで、IRELANDの派手じゃないけど、愚直で正確なラグビーを崩せなかったJAPANの完敗でした。35対13、第1戦より失点は抑えられたけど、力の差を見せ付けられた試合でした。後2年、どこまでチームを作りこめるか、JAPANの課題はたくさんありますね。エディJAPANより弱くなったんじゃないかって言うファンもいますが、上でも書いたように相手チームもJAPANのことをなめていない分、今までよりはるかにハードルが上がっていることは確かです。とにかく、この2年で決勝トーナメントに進む力をつけていって欲しいですね。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 最初、レフリーがIRELANDよりに笛を吹いているように感じたのですが、上にも書いた流選手のノッコンや、後半のIRELANDのインゴールノッコンを見逃さなかったり、TMOがIRELANDのインテンショナルノッコンを見逃さなかったり、ピッチの3人のレフリーとTMOがチームとして機能して試合をコントロールしているのが伺えました。ということで、終わったときに質の高いレフリングの試合だったって感じた。レフリーのイングランド協会のJP・ドイルさんと、TMOのニュージーランド協会のグレン・ニューマンさん忘れないようにしようっと。
リポビタンDチャレンジカップ2017 第3戦 JAPAN vs IRELAND
 さて、次のJAPANの試合は11月のウインドウマンス。10月28日のロビー・ディーンズHC率いる世界選抜戦を皮切りに、11月3日のAUSTRALIA戦、11月25日のFRANCE戦と強豪との試合が控えています。いろいろ、言われちゃってますが自分は、応援し続けますよ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック