トップリーグ 2018-2019 リーグ戦 第1節 1日目2018/09/04 07:07

 秩父宮に行ってきた。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 先週末の金曜日、トップリーグの開幕戦。少し蒸していて汗ばむ陽気、スタジアムに着いたときには小雨も降ってました。昨年は、金曜日にもかかわらず2試合組まれていたのですが、今季は1試合、やっぱり仕事終わりで駆けつけてキックオフに間に合うくらいじゃないとね...。
 ということで、昨季6位の東芝ブレイブルーパスと10位のキヤノンイーグルスの1戦。昨年は東芝は親会社の業績、キヤノンはシーズン直前に首脳陣のごたごたがあってシーズン序盤からいまひとつだったのですが、そういう意味で、今年の仕上がり具合が気になりますね。ちなみに、東芝のオープン戦を見に行った友人によると、今季は期待できそうってことでした。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 キックオフは東芝、SOのハリス選手のキックがいきなりミスキックでタッチを割ってしまいました。友人曰く、ハリス選手とキャプテンのカフイ選手のパス回しが絶妙だったということだったのですが、そのハリス選手立ち上がりから調子が良くない感じ、これがあとあと勝負の綾になるとは...いやな予感はしたんですけどね、まさか、あんな結果になるとは、このときは思わなかったですね...。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 勢いは東芝だったんですよ、モールも良かったですし、ディフェンスも良かったんですよ、本当に。でも、先制トライはキヤノン。これも、ハリス選手の甘いパントキックからのカウンター攻撃で、JAPANのサムエラ選手が大きくゲイン、これを南アフリカ出身で新加入のロック、ジャン・デ・クラーク選手がフォローして最後は、キャプテンの嶋田選手がトライ、この一連の攻撃とっても良かったですね。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 その後、ハリス選手がペナルティーゴールをミスして、東芝としては良くない流れ。この流れを変えたのがJAPANのリーチ選手。リーチ選手も力強い縦突進で一度はタックルで捕まるも、すぐにダウンボールして、すぐ立ち上がりボールをピックしてそのままゴールラインまでディフェンスを蹴散らしてトライ。チームを鼓舞する良いトライでした。その後も、すばやいアタックで、フルバックのバンワイク選手がトライを追加して9点差のリード。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 東芝はモールも良かったですし、スクラムもよかったんですけどね。やっぱりハリス選手のキックがいまひとつで、大きく突き放すことができないまま前半を終えました。モールはね、長くていいモールを組んでいて、ラインアウトからモールでゲインする場面が何度も見られたんですけどね...。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 一方、キヤノンは、低いタックルで東芝の攻撃を凌いでいました。で、やっぱり田村選手ですね...落ち着いた絶妙なゲームコントロール。特にキックの精度とそのバリエーションはやっぱりすばらしい。おまけに、よく声を掛けていて、チームを動かしてました。
 前半17分の9点差から結局、田村選手のペナルティーゴールでジリジリと点差を詰めて3点差で折り返し。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 両チームともに反則が少なくて、ボールインプレイの時間が長い試合でした。初戦ということもあり、コンビネーションがいまひとつのところが両チームとも見られましたが、ディフェンスは良かったですね。気持ちの入ったタックルを見ることができました。
 後半、最初に得点をあげたのは東芝、ハリス選手のペナルティゴールだったのですが、モールも良かったのでタッチでも良かったかもしれません。一方、少ないチャンスをものにしたキヤノン、やっぱり、ハリス選手のキックから、藤本選手のカウンター攻撃、最後はスクラムハーフの天野選手がトライを決めました。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 この後、ハリス選手のペナルティゴールで東芝が再逆転。で、このあとが劇的でしたね。ゴール正面のラックからのボールで、田村選手がドロップゴールを決めました。これ、見ていて鳥肌立ちましたね...田村選手、この日のキックはキレキレでした。
 極めつけは、同じくキヤノンゴール前のラックからのボールでドロップゴールを狙ったハリス選手のキックをチャージした庭井選手が、そのままチェイスしてボールを確保、東芝のペナルティを誘って、最後はクイックスタートでウイングの三島選手がトライを決めました。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 26対20、残り4分、1トライ1ゴールで逆転を狙う東芝の猛攻を、キヤノンが凌いで逃げ切りました。

 いける感じあったんですけどね...ハリス選手の最初のキックからリズムが狂ってたのかもしれません。結局、彼のキックに泣いた試合でした。初戦ですからね...手堅く行っておけば、自力があるので勝てたと思うんですけどね...ある意味、自滅って感じでしたね。オープン戦の調子が良かった分もったいない敗戦でした。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 確かに、田村選手のゲームコントロールがよかったってことはありますが、メンバー全員よく走ってました。庭井選手、あの時間帯であの走り、JAPAN伊達じゃありません。キヤノンは、SUNWOLVESで活躍したカーク選手、サウマキ選手、そして、今季初参加のオールブラックスのイズラエル・ダグ選手と、実力のある選手が控えてますからね...この勢いで、突っ走って欲しいです。
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 ということで、まだまだ、試合強度としてはいまひとつの試合でしたが、ボールが動いていたこと、ペナルティーが少なかったことで面白かったですね。

 そういえば、キヤノンが先制トライを決めた後、神宮球場の花火が...
トップリーグ 2017-2018 リーグ戦 第1節 1日目
 今季のキヤノン持ってるかも。

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