ZAPPA新作 届きました! Part22010/12/11 00:09

このジャケット見たことある人いますよね?
やっと通して聴けました。

流石です。とってもライブとは思えない完成度。これだけ完璧な演奏ができれば、ライブの音をベースにアルバムを作れるはずです。師匠は、スタジオでベーストラックを取らずに膨大なライブ音源をベーストラックにしてアルバムを作ってるんですね(その逆で、ライブでのギターソロをスタジオで撮ったトラックに乗せるなんてこともやってますね)、そのため、アルバムの発売の時には、すでにメンバーが新しくなっていたり、ライブのセットリストの1/3くらいが新曲というのはざらだったそうです。(そうですというのは、私が聞き出したときには師匠最後のライブツアーの年-1988年-で、ほとんどリアルタイムでの体験がなかったもので...)
で、このライブと同時期の演奏というか違う日にちの演奏が、1979年に発売された26枚目の「Sheik Yerbouti(シーク・ヤーブティほんとはシェイク・ユア・ブーティ と発音するらしい -KC&サンシャインバンドのヒット曲です-)」のベーストラックになってます。録音が1977年なので、2年後に日の目を見るわけです。

ちなみに、録音日の関係はこんな感じです。
前の日付がこのCDのもの、後ろの日付が「Sheik Yerbouti」のものです。
Dancin' Fool  - 1978/1/27 -  1978/2/28
Tryin' To Grow A Chin - 1978/1/28 - 1978/1/27
City Of Tiny Lites - 1978/1/28 - 1978/1/27
Baby Snakes - 1978/1/28 - 1978/1/25
I Have Been In You - 1978/1/26 - 1978/1/25
Flakes - 1978/1/28 - 1978/1/25
Broken Hearts Are For Assholes - 1978/1/28 - 1978/1/27
Bobby Brown - 1978/1/26 - 1978/1/27

というわけで中身のほうですが、演奏のタイム感は、ライブのものとは思えません。バンドをやったことがある方はわかると思うのですが、ゆったりとしたリズムでグルーブ感を出すのって結構難しいものです。素人はついつい走ってしまうか、難しくてスピードをわざと遅くして演奏したりするのですが、そういったものとは全く違う、「ゆったり感」で演奏されています。だけど最高に恰好いい、これ結構すごいことだと思います。

1枚目の「Pound For A Brown」や2枚目の「The Little House I Used To Live In」のキーボードソロの部分。ソロはもちろんのこと、リズム体のグルーブ感は最高です。「かっちょえ~」なのです。

このCDの聴きどころは、ドラムのテリー・ボジオのプレイだと思います。最近の彼のポリリズムドラムも嫌いではないのですが、このころの暴れん坊な感じのドラミングと音は最高です。テリーの後に参加したヴィニー・カリウタも好きですが、師匠の音楽にあってるのはやっぱりテリーだと思います。そして、そのテリーの成長の様子を、「Bongo Fury」、「Joe's Menage」、「FZ OZ」、「Philly '76」、「Zappa In New York」、そしてこのCDとみることができます。確実に腕をあげているのが分かります。

そしてもうひとつの聴きどころは、トミー・マーズとピーター・ウルフの2人のキーボード奏者の プレイでしょうか、ジョージ・デュークとは違った、JAZZやFUSIONをルーツに感じさせるそのプレイやソロは恰好良いの一言。もともと、ピーター・ウルフ(同名の歌手とは別の人です)はロックの人ではなくJAZZをやってたそうです。生まれはオーストリア。もう一人のキーボードのトミー・マーズはコネティカット生まれのアメリカ人。この2人、風貌やキャラクターが正反対で、ピーターはいかにも物静かなヨーロッパ人、一方、トミーは陽気なアメリカンという感じで、プレイや音もピーターはヤン・ハマー(ジェフ・ベックやマハヴィシュヌ・オーケストラの人、チェコスロバキア人)やジョー・サヴィヌル(ウェザー・リポートのリーダー、オーストラリア人)などヨーロッパ出身のプレイヤーになんとなく似ています。
まぁ、師匠のギターも相変わらずなのですが、キーボード奏者を2人立てているにはそれなりの理由があるのだと思います。

しばらくは、通勤時はこのCDを聞くことになります...

ZAPPA新作 届きました! Part32010/12/12 00:29

格好は変ですが、演奏は完璧です。
昨日、「Pound For A Brown」のキーボードソロのことを書きましたが、キーボードソロの前のヴァイブラフォンのソロもカッコ良いことに気付きました。
とにかく、通して3時間近くあるので、ボーっとしていたようです。

これは、パーカッションのエド・マンによるソロです。ザッパ師匠のところには、長年ルース・アンダーウッドという女性パーカッショニストがいたのですが、この時期以降の師匠のバックでは、エドがパーカッションを務めることになります。なんでも、ルースはアドリブができなかったらしいのですが(でも、この人の演奏もすべて譜面だったとするとそれはそれで、譜面を書く人も、それを演奏する人もとんでもないなと思いますが...)Edのソロは、ロックバンドのソロとは思えない何ともカッコ良いものです。
もちろん、バックのテリーのドラムもばっちりです。

ソロのできるキーボードが2人、こんなカッコの良いヴァイブソロの弾けるパーカッション、ギターのエイドリアン・ブリューと、自分を入れて5人もソロのとれるメンバーを率いて演奏すれば、ステージでも気持ちよいでしょうなぁ。そしてリズム隊もこれまたばっちりと来ちゃあね...

ちなみに、ギターのエイドリアン・ブリューは、20年くらい前にはやった、ゾーさんの鳴き声をギターで出す方です(確か、そんなTVCMがあったように記憶しています)。彼は師匠のバックでギターを弾いているのを見ていたデビッド・ボウイに誘われボウイのバックバンドに参加し、またそのコンサートを見ていた、デビッド・バーンに誘われてトーキング・ヘッズに参加し、またそのコンサートを見た...で最終的に今もそのバンドにいるのですが、キング・クリムゾンに参加することになる、生きた「わらしべ長者」なんですね。ギターもうまいです。このバンドではあまり目立ってませんが、ひそかに弾き倒してます。まぁ、ギタリストが雇い主のバンドなのでしょうがありませんよね、あのスティーブ・ヴァイもこのバンドにいた時はバックに徹してましたから。

ところで、昨日は用事があって行けなかったのですが、三洋電機とサントリーの試合は最高に盛り上がったそうです(観に行った友人からメールがありました)。昨日は1試合目が神戸製鋼と東芝の試合で、元日本代表の大畑選手の秩父宮の最終戦(でも日本選手権や、トーナメントに出てくればまた見られると思うのですが...)ということもあり、1.3万人の入場があったそうで、そういえば、指定席の前売りは早くから売り切れていたそうです。
試合は、ゴールキック1本の差でサントリーが逆転勝ちしました。それにしても、三洋の選手のケガが心配です。世界のトニーは大丈夫でしょうか?

本当に観に行きたかった...

その後の「びよ~ん」なところ2010/12/13 21:14

1月立ち、もう立派なディスクコーラルです。
先日、報告してから9日、間もなく完全に親から離れそうです。
下側の青の楕円の中がそれ。
緑の線のところが、親とつながっているところ、分かりますでしょうか?
今回は、前回と違い、かなり体が出来上がってます。この子は、右側にすでに触手ができ始めてます。

そして、上の青い丸の中が前回分裂した子です。
分裂してから33日たちました。もう立派なディスクコーラルです。

うちに来てから4年。今年になってから、次々と子供を残しています。
結構、体力を使うと思うのですが、すこぶる元気そうで、実はもう新しい子とつながっている足のところにそれらしき肉の塊ができています。

このままいくと、水槽の中がディスクコーラルだらけになりそうです...




んな、わけありませんね...

ZAPPA新作 届きました! Part42010/12/16 00:49

San Ber'dinoのソロ弾いているところです。
エイドリアン・ブリューがちょっと地味なんじゃないかと先日書きましたが、なんのなんの、ボーカルでも頑張ってますし、ギターも師匠に負けずがんばってます。映画「BABY SNAKES」や「Sheik Yerbouti」ではあんまり目立ちませんが、「City of Tiny Lights」の師匠のギターソロのバックや、「Baby Snakes」の短いギターソロなんてカッコ良いです。

特に「Baby Snakes」のギターソロは「Sheik Yerbouti」版はこじんまりとして、あんまりカッコ良くないのですが、こちらのほうは、得意のアームを駆使してカッコ良いフレーズを弾いています。「Camarillo Brillo」のボーカルのバックのオブリガードもアーム全開で恰好良いです。映画「BABY SNAKES」でも弾きまくってましたが、「San Ber'dino」のソロもカッチョヨイです。

ご本人は師匠のところにいた時のことをあまり良く言っていらっしゃらないようですが、この前も書きましたが、バンドとしては良くまとまってるし完成度高いと思います。
まァ、師匠のところは個性あふれるメンバーや超絶テクニックをもったメンバーの集まりで、その時々で最高のメンバーで構成されているので、人それぞれで好みもあるとは思いますが、私はこの時期の演奏が好きです。

第47回全国大学ラグビー選手権 1回戦2010/12/19 17:03

怒涛の攻め上がり

秩父宮に行ってきました。

今日を逃すと、次は正月の国立まで東京で東海大学の試合をスタジアムでみることができません。ということで、東海大学の応援に行ってきました。

第1試合は、「京都産業大学」対「東海大学」

ファーストコンタクトから、フィットネスの違いが手に取るように分かる試合でした。走りこみより何より、体をぶつけたときに確実に相手を「止める」、「捕まえる」という部分でのフィットネスに大きく差が出ていました。

ラグビーをやっていたとき、「格闘」と呼ぶ練習をしてました。 この練習は、5m四方ぐらいのグリットの中で、3対3か4対4でボールをトライまで持っていくというものです。スペースが狭い分、スピードやステップで相手を抜くというよりも、体をぶつけたときの身のこなしや、確実に相手を押さえることを、実際に体を相手にあてることによって覚える練習です。実際、5分もやるとバテバテになるきつい練習ですが、面白く、かつ、実戦につながる良い練習でした。きっと、東海はこういった地味だけどきつい練習を日々行っているんだと思います。

今日の試合で東海が「すごいな」と感じたのは、チーム内での基本的な決めごとが浸透していて、それを実行するスキルがあるということです。今日の試合では、キックチェイスにそれが表れてました。しっかり声を掛け合い、網をかぶせるようにボールを追いかけ、キャッチする相手を追い込むという統制のとれた動きを何度もみることができました。 後は、リーチ選手ですね。捕まらない、止まらない、さすが日本代表です。学生相手では物足りないんじゃないかなぁ。

京産大もモールを押し込んだり、良いところもあったんですけどね、格が違います。しっかり得点差に表れてました。

京都産業大学 14点 vs 東海大学 83点

第2試合は、「早稲田大学」対「大阪体育大学」

試合開始早々、大体大が先制トライ! トライまでのボール運びも、スピーディーでこの試合は面白くなるかなと思っていたのですが... やはり早稲田は流石です。ゴール前まで行ったら確実にトライをとって帰ってくる。一方、大体大も、早稲田のゴールライン近くまで攻め込むのですが最後の最後でとりきれません。ここが早稲田と他のチームの違いなんでしょうね...大体大もゴール前までボールを運ぶところまでは良いのですが、最後の詰めが...

しかし、早稲田の3列は良く走りますね。とにかく3列はこうあるべし、常にボールをフォローするために走るという、お手本のようなプレーをします。特にフランカーの二人(中村選手、山下選手)は良いプレイヤーです。本当によく走ってました。

早稲田大学 94点 vs 大阪体育大学 7点

東海大学は2回戦で関西リーグ1位の天理大学とあたります。先日も書いたように天理も良いチームに仕上がってます。この試合、厳しい試合になると思います... 組み合わせ表見たらBブロックのほうが厳しいですね、もう一試合は慶応大学と帝京大学です。来週からが面白くなるのに、忙しくて会場に行けるかどうか分かりません。瑞穂はそもそも遠くて行けませんが。 国立は、絶対に応援に行くので東海がんばってね!

あっ!「びょ~ん」なところですが、親から昨日、完全に離れました。で、今回は、前にもう1か所、足の処に肉の塊があると書きましたが、そこも一緒に分離して、一遍に二匹の子供が産まれました。画像はまた次の機会に...(最近、水槽はディスクコーラルの話題ばかりや...)