トップリーグ 2018-2019 リーグ戦 第7節 ― 2018/10/22 07:04
秩父宮に行って来た。
今季は、この節までの結果で、カンファレンスの順位が決定し、各カンファレンス上位4チームが、1~8位決定トーナメント、下位チームが、9~16位決定トーナメントに進むことになります。ちなみに前節までで、レッドカンファレンスは、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、トヨタ自動車ヴェルブリッツ、サントリーサンゴリアス、ホワイトカンファレンスは、パナソニックワイルドナイツ、ヤマハ発動機ジュビロ、リコーブラックラムズ、クボタスピアーズが、1~8位決定トーナメントの進出を決めています。
1試合目は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスと宗像サニックスブルースの試合。NTTコミュニケーションズは、1~8位決定トーナメントに進むためには負けられない試合、しかもできればボーナスポイントも取っておきたいところ。

NTTコムはなぁ...いまひとつでしたねぇ。攻めてもノッコン、チャンスで抜けてもフォローが遅くてノットリリース、中々、リズム作れませんでした。

一方、サニックスはスタンドオフのジェイソン・エメリー選手、センターのアンドレ・エスターハイゼン選手を軸にスピードのある攻撃でNTTコムのゴール前にボールを運びます。エスターハイゼン選手は南アフリカ代表にも選ばれてノリノリな感じ。ウイングのアンドリュー・エブリンハム選手のスピードもよかったです。守っては、マオリオールブラックスのダン・プライヤー選手が仕事してました。

残念だったのは、セットプレーが良くなかったこと、スクラムでやられっぱなしだったのでリズムが作れませんした。コムはバックスのコンビネーションが悪かったけど、フォワードの頑張りに助けられました。スクラムで圧倒してたのでペナルティーも蹴り出さずに、ほぼすべてでスクラムを選択、こうなるとサニックスは厳しいですね。

結果、NTTコム5トライ、サニックス2トライで試合終了。サニックスのトライはボールを回して回してのトライで、見ていて面白かった。フォワードを強くすれば、もっと面白いチームになると思うな。

31対12

NTTコムはもっと楽に勝てたのに、自ら難しくしちゃってました。試合中、静かなんだよね、もっと、声出してコミュニケーション取った方が良いと思うんだけどなぁ。

そういう意味でルーキーの石井勇輝選手は積極的に声を出してたし、ディフェンスも攻撃の時も体幹の強さを見せてましたね。タッチ際で捕まった時に、内に向かって脚をかいていて、タッチラインを意識してましたからね。

勝ったけどNTTコムは猛省だな。サニックスのラグビー、攻撃は面白かった。

2試合目は、日野レッドドルフィンズとサントリーサンゴリアスの試合。

日野は今季初昇格で、自分は初めての公式戦観戦なので期待してたんですけどね。相手がサントリーだとやっぱり厳しいのかなぁ...。ボールを回してもなかなか前に進めない、ガツっと縦に抜けるとか、ディフェンスを綺麗にスイープするとかね、そういうプレーがみられるとよかったんですけどね。何度か、真壁選手のジャッカルでチャンスの芽を潰されてました。

とはいえ、サントリーも以前の爆発的な強さはないですね。2人目のよりが遅いのが一番かなぁ...前後半それぞれ4トライあげたけど、以前のサントリーならもっと楽にとれたのにってプレーが多かったですね。

サントリーは久しぶりの松井選手のスピードがよかったですね。昨年、足の骨を4ヶ所骨折、1年以上のブランクだったけど、今季初出場、この試合の先制トライをあげました。

この日、秩父宮FMにゲストで出演されてたサントリーOBの今泉さんが言ってたけど、サントリーのプレー、正直、雑でしたね。以前はこんなんじゃなかったのになぁ...。あと、攻撃を続けて最後に反則で終わりっていう場面も多かったな。

日野も補強したわりには、どうなのかなぁ。前半と後半それぞれトライまで行ったプレーはよかったけど、それ以外はどうもなぁ。規律の部分もいまいちで、反則多かったもんね。これまた、今泉さんが言ってたけど、基本的な体力が不足してるんじゃないかと。そういわれてみればね...。

12対50
サントリー圧勝だったんだけど、試合としてはまったりとして、ちょっと面白くなかったですね。日野は、基本的な部分から見直しって感じかなぁ。サントリーも強かった時のフィロソフィを今一度チームに復活させて欲しいですね。

ところで、リコーブラックラムズ、ヤマハ発動機にあと4点まで迫ったんですね。先週同様、上位チームから勝ち星あげたかったですけどね、でも、今季の強さ本物だな。
さて、今日の結果で1~8位決定トーナメントは、神戸製鋼コベルコスティーラーズとリコーブラックラムズ、サントリーサンゴリアスとクボタスピアーズ、トヨタ自動車ヴルブリッツとパナソニックワイルドナイツ、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとヤマハ発動機ジュビロという組み合わせにまりました。合わせて9~16位決定トーナメントは、NECグリーンロケッツとコカ・コーラレッドスパークス、豊田自動織機シャトルズとキヤノンイーグルス、日野レッドドルフィンズと東芝ブレイブルーパス、宗像サニックスブルースとHONDA Heatという組み合わせになりました。トーナメントは12月の頭から、今から楽しみです。
SUNWOLVESの2人。

試合後、しばらく2人で話をしてました。この日は、ジェイソン・エメリー選手キレキレだったし、ブリッツ選手は外国人選手対策には不可欠、来季のSUNWOLVESでも活躍期待してますよ。