RWC2019 JAPAN vs IRELAND ― 2019/09/29 07:04
昨日はテレビ観戦。
ランキング2位のIRELANDにJAPANがどこまで通用するか...2年前のチームとは違うベストメンバーのIRELAND、簡単には勝たせてもらえないと思いますが、勝利を信じてテレビの前に。
この日のJAPANのメンバーは以下。
01 稲垣 啓太 Keita INAGAKI パナソニック ワイルドナイツ
02 堀江 翔太 Shota HORIE パナソニック ワイルドナイツ
03 具 智元 Jiwon KOO ホンダヒート
04 トンプソン ルーク Luke THOMPSON 近鉄ライナーズ
05 ジェームス・ムーア James MOORE 宗像サニックスブルース
06 姫野 和樹 Kazuki HIMENO トヨタ自動車ヴェルブリッツ
07 ピーター・ラブスカフニ ◎ Pieter LABUSCHAGNE クボタスピアーズ
08 アマナキ・レレイ・マフィ Amanaki Lelei MAFI NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
09 流 大 Yutaka NAGARE サントリーサンゴリアス
10 田村 優 Yu TAMURA キヤノンイーグルス
11 レメキ ロマノ ラヴァ Lomano Lava LEMEKI ホンダヒート
12 中村 亮土 Ryoto NAKAMURA サントリーサンゴリアス
13 ラファエレ ティモシー Timothy LAFAELE 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
14 松島 幸太朗 Kotaro MATSUSHIMA サントリーサンゴリアス
15 山中 亮平 Ryohei YAMANAKA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
16 坂手 淳史 Atsushi SAKATE パナソニック ワイルドナイツ
17 中島 イシレリ Isileli NAKAJIMA 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
18 ヴァル アサエリ愛 Asaeli Ai VALU パナソニック ワイルドナイツ
19 ヴィンピー・ファンデルヴァルト Wimpie VAN DER WALT NTTドコモレッドハリケーンズ
20 リーチ マイケル Michael LEITCH 東芝ブレイブルーパス
21 田中 史朗 Fumiaki TANAKA キヤノンイーグルス
22 松田 力也 Rikiya MATSUDA パナソニック ワイルドナイツ
23 福岡 堅樹 Kenki FUKUOKA パナソニック ワイルドナイツ
JAPANも現時点のベストメンバー、ワールドカップ前のSOUTH AFRICA戦で故障した福岡選手は間に合わなかったみたいですね...。初先発の山中選手の豪快なランに期待です。
対するIRELANDは、ベストメンバー(なんでしょうね)、SCOTLANDを撃破したIRELANDとしては、1位通過したいところですよね。1位通過して、トーナメント1戦目でNEW ZEALANDと当たるのは避けたいと思ってると思います。
01 CIAN HEALY
02 RORY BEST
03 TADHG FURLONG
04 IAIN HENDERSON
05 JAMES RYAN
06 PETER O'MAHONY
07 JOSH VAN DER FLIER
08 CJ STANDER
09 CONOR MURRAY
10 JACK CARTY
11 JACOB STOCKDALE
12 CHRIS FARRELL
13 GARRY RINGROSE
14 KEITH EARLS
15 ROB KEARNEY
16 SEAN CRONIN
17 DAVE KILCOYNE
18 ANDREW PORTER
19 TADHG BEIRNE
20 RHYS RUDDOCK
21 LUKE MCGRATH
22 JOEY CARBERY
23 JORDAN LARMOUR
堀江選手とBEST選手のマッチアップが楽しみですね。さて、強力フォワードと鉄壁の守りをどうJAPANが攻略するのか注目したいです。
田村選手の一発目のキック、RUSSIA戦とは違って落ち着いてるなっと思ったんだけどね...JAPAN、序盤からテンポのあるいい攻撃していました。もちろん。ディフェンスもダブルタックルでIRELANDの攻撃を止めていました。これで開始5分でペナルティゴールのチャンス、これは外れてしまいましたが、JAPANはここまでいい攻撃をしていたと思います。IRELANDはボールが動き出すと大きなゲインをしますが、JAPANが良く止めていました。
得点が動いたのは14分、JAPANゴール前の攻撃でフェイズを重ね、JAPANのペナルティを誘って、最後はキックパスからトライを奪われてしまいました。山中選手のキックへの反応が良くなくて、処理もいまひとつでした。0対5、IRELANDに先制されてしまいました。
でも、その後のリスタートが良かったです。短く蹴って、ウイングのレメキ選手がボールを獲得、そのボールを繋いで、最後はIRELANDのオフサイドを誘って、田村選手がゴール正面でペナルティゴールを決めて3対5、JAPANが追いつきました。
JAPANも何とかくらいついていましたが、やっぱり、IRELANDはうまいですね。ボールの動きが速いですし、落ち着いてました。JAPANは、ゴール前で攻められ、結局、トライを奪われてしまいました。前半22分で3対12。
前半30分過ぎ、マフィ選手が傷んでリーチ選手に交代。このあと、JAPANが良い攻撃でIRELANDゴールに迫り、ゴールポスト正面でIRELANDのペナルティーを誘い田村選手のペナルティゴールで3点追加しました。6対12。
このあとの自陣でのスクラムが良かったですね。ここで、IRELANDからスクラムコラプシングの反則をうばいました。このスクラムのプッシュ痺れました、長谷川スクラムコーチのスクラムは世界に勝てるってことですねぇ。この後のラインアウトからの攻撃でゴール前まで迫り、最後はペナルティを奪って田村選手のキックで3点追加。9対12。
この後、前半終了のホーン(銅鑼)が鳴ってからのJAPANの攻撃は痺れました。フェーズを16回重ね、最後は、レメキ選手に繋げようとした堀江選手からのキックがタッチを割って前半終了。このプレー無茶苦茶痺れました。ラグビーワールドカップ公式ラジオで中継をしていた平林泰三レフリーが良いプレーだって褒めてました。それにしても、SCOTLANDを一蹴したIRELAND相手に、前半3点差で折り返したのは良かったと思います。
後半、立ち上がりからもJAPANは良い動きでした。JAPANがすばやくボールを動かしていたので、IRELANDも振り回されてる感あるんじゃないかなぁ。これで疲れてきてくれると、JAPANにも勝ち目が見えてくるんじゃないかなぁ、これ、もう体力勝負になるような気がします。コンテストキックから、相手のミスを誘い、再度、IRELAND陣内に入ったところでペナルティをもらいました。このキックは決まりませんでしたが、JAPANはその後も果敢に攻めます。残り20分、JAPANの魂のプレーが続きます。IRELANDゴール前まで攻め込み、最後は先日のSOUTH AFRICA戦で怪我をした福岡選手がファイブポインターになりました。田村選手がコンバージョンも決めて16対12と逆転しました。
このあともJAPANの運動量は落ちず、ゴール前のIRELANDの猛攻を凌ぎました。運動量が落ちたIRELANDに対し最後まで運動量の落ちなかったJAPANの我慢勝ち、相手陣内でペナルティーゴールを田村選手が決めて19対12と1トライ1ゴール差としました。その後もJAPANは前に出てIRELANDに仕事をさせませんでした。勝因は、運動量とスクラム、そしてタックルですね。
試合終了のホーン(銅鑼)がなった後の最後の攻撃で、JAPANのノッコンしたボールをIRELANDがタッチに蹴りだしたときは何で?って思ったんだけど、そのあと、キックを蹴ったIRELANDのCARBERY選手が7点差のボーナスポイント1が欲しかったと、引き分けのポイント2を狙おうと思えないほどJAPANが強かったって、これ、最大の賛辞だよね。
世界ランキング2位のチーム相手にワールドカップで勝利を勝ち取りました。
誰が活躍したとか、彼のおかげとか無く、リザーブも含めた23人、いや、ここまでチームに関係してきた全員の勝利だと思います。それにしても、リーチ選手とトンプソン選手、ラピース選手、中村選手のタックル、姫野選手のボールキャリー、ラファエレ選手のフリップパス、バックスリーのスピード、MOMを獲った堀江選手、本当に凄かったなぁ。SOUTH AFRICAに勝ったときより感動したぞ!!
次のSAMOA、最後の横浜でのSCOTLANDにも勝利して決勝トーナメントに進んでくれ!!1位通過だったら、おそらくSOUTH AFRICA、もう、このまま決勝まで行ってくれ~!!