Things of That Nature / Mark Lettieri2019/12/02 07:04

 先週末、Bandcampからメールが届いた。フォローしているギタリストのMark Lettieriさんの新譜リリースのお知らせでした。

 Snarky Puppyや、The Fearless Flyersソロで活躍されていて、そのファンキーでヘビーなギターが自分は好きなんだよね。バリトンギターのソロ作品を除くと3年ぶりのソロアルバムってことになるのかな?
 で、今回はどんなアルバムかなって聴いたら、2016年の作品「Spark and Echo」と同じく無茶苦茶ロックしてました。FunkyなThe Fearless Flyersや「Deep:The Baritone Sessions」と違ってバリバリなロック、1曲目から図太い音のリフで始まりますからね。FunkといえばFunkなんでしょうけど、The Fearless Flyersの相方のFankyなCoryさんの軽くて明るいFunkとは相反する、重い太いFunkですね。
 で、Markさんのギターヒーローは絶対Jeff Beckさんだと思う。曲の感じはもちろんのこと、音の感じもWiredのころのJeffさんに似てます。キーボードの感じもJan Hammerさんにそっくりですからね。自分は、まさしくそのWiredを聴いて育った世代なので、このアルバムの曲はムッチャ親近感を感じました。
Things of That Nature / Mark Lettieri
 ということで、収録曲は以下の8曲。
 01 Blockheads
 頭から、図太いリズムとギターのリフの応酬で始まる曲。Jeffさんっぽいフレーズもカッコいい。この曲のJasonさんのドラム、自分は好き。PVもカッコいいよ。
 02 Naptime
 この曲は、1曲目と打って変わってFunky。キーボードの入り方もカッコいい。PVも公開されているので見てみて。
 03 Seuss Pants
スローなバラード。イントロのアームの使い方がJeffさんっぽい。ちょっと、ペダルスティールっぽくもあるね。せつない感じのメロディもいいね。
 04 Point Iz
 ミドルテンポのカワイらしい曲。ギターの音とフレーズが特にカワイイ。Snarky Puppyのお友達、Shaunさんの気持ちのいいエレピの音がカワイさをプラスしてますね。この曲もPVがアップされているので見てみて。
 05 Chicory
 1曲目から考えると、この3曲はカワイイ軽めの曲でした。ちょっと、カリブ海の香り(勝手な感想)のする曲で、フュージョンよりの曲です。Bobさんのソロもフュージョンぽさを醸し出してる。でも、Markさんのソロはロックだね。
 06 Bubinga
 Jeffさん以外にもなんかにてる音があったなって思ってたら、我らが渡辺香津美さんの「SPICE OF LIFE」とか、エレクトリックトリオのイメージも近いようにこの曲を聴いて思った。
 07 Huh
 アップテンポなノリノリの曲。リズム隊はノリノリなんだけど、ギターのメロディはなんだろう...このアンニュイな感じ...。この曲もアームの使い方が不思議な感じ。ソロはやっぱりロックだね。
 08 Ojai
 アルバムの最後はアコースティックギターのアルペジオで始まる軽めの曲。カントリーの香りも顔を出しますね。ボトルネックのソロもカッコいい。

 参加メンバーは以下、
 Mark Lettieri: electric and acoustic guitars, baritone electric guitar
        resonator guitar, Hammertone, softsynths
 Jason “JT” Thomas: drums and percussion
 Wes Stephenson: electric bass
 Snarky Puppyにも参加しているJason “JT” Thomasさんのタイトなドラムがかっこいいんだな。Wesさんの太くて固い低音部が強調されたベースも好き。この3人のトリオにゲストが参加してるって形になってます。というかSnarky PuppyファミリーでMarkさんのソロアルバムをサポートって感じですね。ゲストの皆さんもSnarky Puppy仲間だもんね。
 Shaun Martin: Fender Rhodes, Hammond M3, Phantom (Tracks 1-4)
 Bobby Sparks: ARP Solina, Mellotron, Fender Rhodes
         Hammond B3 (Track 6)
 Justin Stanton: Moog, Fender Rhodes (Track 7)
 Bob Reynolds: tenor saxophone (Track 5)
 
 このアルバムもお勧めの一枚です。特にJeffさんのギターが好きな人にはね。

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