どこがヘイトなんかな? ― 2024/08/23 07:17
話題になった「トランスジェンダーになりたい少女たち~SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇~」を読んだ。
当時、LGBTQに対するヘイトなんじゃね?ってことで、発売について出版社や書店への抗議活動があったりして一度は出版されないってことになったんだけど、その後、出版社が変わって無事出版されたっていう曰く付きの本。ちなみに、そんな形で話題になると俄然どんな内容か読みたくなっちゃうねってことでダウンロードで読んだんだよね。なんか、出版に対する抗議活動が逆に販促になっちゃったんじゃね?って思っちゃった。
原題はIrreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters、まぁ、訳すと「取り返しのつかないダメージ:娘たちを誘惑するトランスジェンダーブーム」って感じになるんだけど、今、アメリカの若い女性の間で、自分はトランスジェンダーなんじゃないかってことで、男性ホルモン注射や性別適合手術を受けるのが流行ってる(ホントに流行ってるのかは、日本にいるとわからんけどね)ってことのドキュメント。内容としては、あくまでも事象を淡々と追っていて別にヘイトだって感じるようなところは無かったと思うんだよね。まぁ、弊害って思える描写もあるけどドキュメンタリーだからね、それをどう思うかはそれぞれだと思うんだけどなぁ...。まぁ、アメリカの一部の若者にこんなこと流行ってるんだね、くらいな感想かな。
何度も書くけど、取り立ててヘイトだぁ!なんて煽るような内容じゃないことは確かかな。
LGBTQがどうとかってことより、アメリカの今を知るには面白い本だと思ったてのが感想だね。