KENJI OMURA BAND (PONTA SESSION 4DAYS)2015/08/23 06:50

 先日の続き。

 大村憲司さんのライブ盤のシリーズの4作目。1989年12月30日、神戸はチキンジョージで行われたPONTA SESSIONでの大村憲司バンドの演奏、メンバーは大村憲司さん、村上ポンタ秀一さん、高水健司さん、続木徹さん、重実徹さん。
 PONTA SESSIONといえば、自分も今はなき六本木のピットインに何度か見に行きました。実はそのときに友人が隠し撮りした音源があって、メンバーも覚えているのですが、憲司さんはゲスト扱いで、もう一人歌のゲストでEPOさんがいて、リーダーのポンタさん、ベースが富倉安夫さん、キーボードが清水信之さんと乾裕樹さん、ギターに村松邦男さんという布陣でした。一部がインスト中心、二部がEPOさん参加で歌もの中心、憲司さんの曲は「KENJI SHOCK」と「LEFT-HANDED WOMAN」が演奏されてました。
KENJI OMURA BAND (PONTA SESSION 4DAYS)
 このCDの演奏、大村憲司バンドと銘打っているだけあって、自分が見に行ったときの演奏よりもはるかにまとまっていて、バンドとしての一体感が感じられます。どの曲も、聴いてて気持ちがいい、ステージ上でのリラックスした感じが伝わってきます。そういえば、ポンタさんが「憲司のバックで叩くのが気持ちいい」って言ってたな。
KENJI OMURA BAND (PONTA SESSION 4DAYS)
 収録曲は...

1 Mercy Mercy Mercy
 PONTA SESSIONで初めて聴いて、キャノンボール・アダレイさんのタイトルアルバム買っちゃいましたwww。ウェザー・リポートのジョー・ザヴェヌルさんの曲。ゆったりとしてるけど、弾んだシャッフルのノリがいい曲。ポンタさんのキレのあるハイハットが絶妙なノリを生んでます。
2 Knock On Wood
 Bamboo Bongを思わせるイントロから始まるけど、メンフィス・ソウルの名曲なので、ジャジーな曲調に切り替わります。重実さんかな?オルガンのソロと、エレアコのソロがカッチョいい。
3 Benjamin
 ジェームス・テイラーさんの可愛いメロディの曲。3分と短い曲ですが、自分は好きです。テイラーさんは素晴らしいメロディメーカーですね。
4 Charlotte
 憲司さんのオリジナル、生で聴いてみたかったぁ。どうしたら、こういうカッコいい曲かけるのかなぁ。バックの演奏のスピード感と、それに乗る憲司さんのゆったりとしたギターのメロディのバランスがなんともいえない曲です。
5 Left-Handed Woman
 この曲好きなんだけど、ベースのラインは「KENJI SHOCK」のマイク・ポーカロさんの方が好きです。いや、太い健司さんの音も好きですよ、でもね、ごめんなさい。
6 男が女を愛する時 When A Man Loves A Woman
 そうか、この頃のアレンジは、後半のソロのとこの演奏がちょっとアップテンポなんだな...。
7 Leaving Home
 昔のテクノポップのようなアレンジになってます。健司さんの粒の揃った、シーケンサーのようなベースラインが好き、ギターの乾いた音もいいです。
8 春がいっぱい Spring Is Nearly Here
 この曲も、健司さんの太いスラップのベースラインがいいですね。ソロの回しもカッコいい。
9 Better Make It Through Today
 実はこの曲も「KENJI SHOCK」で聴いて、あとからクラプトンさんのCD「安息の地を求めて / There's One in Every Crowd]を買いました。「KENJI SHOCK」のホーンが入ったアレンジより、このアレンジのほうが自分は好き。
10 Bamboo Bong
 この曲も「KENJI SHOCK」のこじんまりとまとまったアレンジより、インプロヴィゼーションバリバリのこのアレンジのほうが好き。実力がないと、このグルーブは出せないですね。
11 Rhythm Road
 学生のころ、この曲をバンド名にしてたんですよね、でも、レパートリーになってなかったな...好きな曲なのに...。ポンタさんのハイハットとタムがね、カッコいいんですよ。
12 I Can’t Tell You Why
 シリーズの3作目より、この演奏でのギターの音が好きかも、やわらかくて、やさしいて、暖かい、曲調にぴったりマッチしていると思います。
13 突然の贈りもの
 大貫さんの本当に優しい感じの曲、憲司さんのエレアコぴったりですね。やっぱり健二さんのフレットレスベースとの絡みが抜群です。
14 Everyday I Have the Blues
 B.B.キングの有名なブルース、憲司さんのボーカルもいい。ドラムソロを挟んでの演奏、楽しそうですね、きっとニコニコしながら演奏してたんでしょうねぇ。
15 Ramblin’On My Mind
 憲司さん、やっぱりブルース好きなんですね~。この曲を実際にステージの最後に持ってきているとしたら凄いですね。

 この現場にいたかったって思わせるライブアルバムです。

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