RWC2019 準決勝1日目 WALES vs SOUTH AFRICA ― 2019/10/28 07:04
WALESは3回目、SOUTH AFRICAは5回目の準決勝。SOUTH AFRICAは2度の優勝も経験していて、WALESは第一回大会の3位が最高位。今年の6NATIONSの王者か、CHAMPIONSHIP の王者か(SOUTH AFRICAは10年ぶりの優勝)、よく考えたら今年の南半球と北半球の王者対決ですね。
心情的にはJAPANを破ったSOUTH AFRICAの勝利を期待しています。
WALESの23人はこちら。
01 WYN JONES
02 KEN OWENS
03 TOM FRANCIS
04 JAKE BALL
05 ALUN WYN JONES
06 AARON WAINWRIGHT
07 JUSTIN TIPURIC
08 ROSS MORIARTY
09 GARETH DAVIES
10 DAN BIGGAR
11 JOSH ADAMS
12 HADLEIGH PARKES
13 JONATHAN DAVIES
14 GEORGE NORTH
15 LEIGH HALFPENNY
16 ELLIOT DEE
17 RHYS CARRE
18 DILLON LEWIS
19 ADAM BEARD
20 AARON SHINGLER
21 TOMOS WILLIAMS
22 RHYS PATCHELL
23 OWEN WATKIN
HALFPENNY選手の先発が楽しみです。
SOUTH AFRICAの23人はこちら。
01 TENDAI MTAWARIRA
02 MBONGENI MBONAMBI
03 FRANS MALHERBE
04 EBEN ETZEBETH
05 LODEWYK DE JAGER
06 SIYA KOLISI
07 PETER-STEPH DU TOIT
08 DUANE VERMEULEN
09 FAF DE KLERK
10 HANDRE POLLARD
11 MAKAZOLE MAPIMPI
12 DAMIAN DE ALLENDE
13 LUKHANYO AM
14 S'BUSISO NKOSI
15 WILLIE LE ROUX
16 MALCOLM MARX
17 STEVEN KITSHOFF
18 VINCENT KOCH
19 RG SNYMAN
20 FRANCO MOSTERT
21 FRANCOIS LOUW
22 HERSCHEL JANTJIES
23 FRANS STEYN
こうしてみると、準々決勝のJAPAN戦はベストメンバーだったってことですね。
両チームともにディフェンスがいい、押し戻すダブルタックル、すばやいリロード、チャンスと見るとボールに絡むジャッカルを狙う、やっぱりトーナメントに入ると緊張感が高まります。
スクラムはほぼ互角、キックをうまく使って地域を取っていくプレイスタイルは両チームよく似ています。スタンドオフのBIGGAR選手、POLLARD選手ともにキックの名手。フルバックのHALFPENNY選手、LE ROUX選手のキック処理は完璧。ここも緊張感あふれちゃいます。
先制したのはSOUTH AFRICA、WALESのノットロールアウェイの反則からゴールキックを決めて0対3とリードしました。
その3分後には今度はSOUTH AFRICAのLE ROUX選手のオフサイドで、WALESがすぐに取り返して3対3としました。この、強度の試合になるとなかなかトライが取れないので、ゴールキックの成否が試合をわけるといっても過言ではありませんね。1995年のSOUTH AFRICAとNEW ZEALANDの決勝や、2011年のNEW ZEALANDとFRANCEの決勝もそういうゴールで雌雄を決するって感じの試合でしたよね。ということで、またまた、その2分後にSOUTH AFRICAがペナルティゴールを決めて3対6とリードしました。
前半終了6分前にも左サイドの角度のあるペナルティゴールをPOLLARD選手が決めて3対9とじりじりとSOUTH AFRICAが点差を広げていきます。
このあたりから、WALESのポイントからの球出しが遅くなってきました。SOUTH AFRICAのディフェンスでの前に出る圧がすごいです、まぁ、スクラムハーフのDAVIES選手のポイントへの寄りも少し遅くなっているっていうのも気になりますが...。
終了間際にWALESがペナルティゴールを決めて6対9としたところでハーフタイム。その前のプレーで、おそらく太ももの肉離れを起こしたであろうNORTH選手の交代が、このあとの試合の流れを左右しそうな気がします。
後半立ち上がりキックで前進する両チーム、均衡を破ったのはWALES、DE KLERK選手のキックの処理ミスからのラインアウトモールで、SOUTH AFRICAのモールコラプシングの反則で、BIGGAR選手がペナルティーゴールを決めて、WALESが9対9の同点としました。
WALESは、DAVIES選手からWILLIAMS選手にスクラムハーフが交代してからポイントからのボールの球出しにテンポが出てきたんだけど、SOUTH AFRICAの厚いディフェンスに細かいミスがあって、有効な攻撃になりません。
一方、SOUTH AFRICAは再三、縦に何度もゲインしていたDE ALLENDE選手が後半16分、WALESのディフェンスを引きずりながらトライ、POLLARD選手がゴールも決めて9対16と大きくリードしました。
このあと、後半20分頃のSOUTH AFRICAゴール前の攻防はすごかったですね、20フェーズにも渡るWALESフォワードの攻撃、守るSOUTH AFRICA、そしてその攻撃で得た反則でWALESはゴールを狙わず、スクラムを選択、最後はウイングのADAMS選手が左隅にトライ、HALFPENNY選手がゴールも決めて、再び16対16の同点へ、この時点で残り15分。
このあと、WALESがボールを支配して良い攻撃をしていたのですが...後半残り4分というところでWALESが自陣で反則、これをPOLLARD選手がしっかりゴールを決めて16対19とリードしました。
最後は、WALES陣内でのSOUTH AFRICAボールのスクラム、これをSOUTH AFRICAが押し込んで、WALESが反則、ペナルティキックをPOLLARD選手がタッチに蹴りだして逃げ切りました。
16対19、最後までピリピリとした緊張感あふれる良い試合でした。やっぱり、トーナメントの試合はプール戦とは一味違います。
ということで、3位決定戦がNEW ZEALANDとWALES、決勝はENGLANDとSOUTH AFRICAの対決ということになりました。どちらの試合も楽しみです。
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