2013-2014 プレーオフトーナメント セミファイナル パナソニックvs東芝 ― 2014/02/02 13:26
帰国早々、久しぶりに秩父宮に行ってきました。出社より、先になった...。

リーグ戦1位通過のパナソニックと今期、いまひとつだった東芝、両チームが、どこまで精度の高い試合を見せてくれるかが今日の焦点でした。

試合開始から、パナソニックが攻めます。

日本代表のスクラムハーフ、田中選手のスピードとリズムのある球捌き、やっぱり上手いですね。一方、対面の東芝のルーキー小川選手の判断のいい走りも良かったですね。前がよく見えているということなんだと思いますが、スルスルっと面白いように抜けていきます。これは、面白いゲームになるなと思っていたんですけどね。

今日の試合、東芝は、スタンドオフに廣瀬選手を持ってきて、体をぶつける、フィジカル勝負に出るはずだったのですが...

あまり、上手く機能していませんでした。パナソニックの霜村、林の両センターの強烈なタックルと、3名とも日本代表のフォワード第三列のタックルにことごとく阻まれてました。セカンドステージ第6節までで「939」のタックル数はリーグ1位、下位チームならいざ知らず、リーグ戦1位通過のチームで1位ですからね、どんだけタックル=ディフェンスをしてるんだって感じです。とにかく、やっぱりディフェンスのチームですね。

東芝も何度もチャンスがあったんですけどね。自分たちは、ラインが揃ってて、パナソニックの人数が足りないのに、ボール蹴っちゃったり、パスのタイミングがずれてつかまっちゃったりと、ある意味、自滅といってもいい感じで、チャンスをつぶしてました。

外から見ていると、ちょっと、落ち着きがないというか、あわてている感じでした。それだけ、パナソニックのプレッシャーがきつかったのかもしれませんが...。

一方で、パナソニックはディフェンスだけでなく攻撃も落ち着いていました。抜けても無理はしない、サポートは厚い。ラグビーってスピードだけじゃないんだって、パナソニックのバックスを見てると思いますね、とにかく、上手い。三宅選手が抜けて、霜村選手がフォローして取ったトライなんて、まさしく上手いの一言でした。決してスピードがあるわけではないのに、絶妙のタイミングでパスを出すだけで相手を抜けるんですから...。これに、スピードだけじゃなく、人に強い北川選手と、バランスの良い山田選手の両ウイングがいますからね...。

あと、外国人選手の活躍も良かったですね、バーンズ選手とピーターセン選手。特に、バーンズ選手のキックは「神」です。後半、タッチ際で見せた、半ば体制崩しながらのキックなんて「神」以外の何ものでもありません。一方、ピーターセン選手はとにかく人に強いですね、ボールもつと必ずゲインしてましたからね。

なんか、パナソニックの強さだけが際立ってしまった試合でした。東芝も要所では良いプレーもあったんですけど...。
パナソニック 55点、東芝 15点、圧勝でしたね、もう少し、競った試合になると思ったんですけどね...。
パナソニックの応援席に挨拶に来た東芝の選手。

応援団に挨拶するパナソニックの選手、とっても、うれしそう。あと1試合勝てば、三洋電機時代の2010-2011年シーズン以来の優勝になります。

試合終了後、応援席側に選手たちが来てくれました。
ヒーナン選手もうれしそう。試合中は鬼のような顔ですけどね、やさしくサインに応じてくれました。その奥は、霜村選手。霜村選手は腰が低いですね~。

キャプテンの堀江選手。応対が丁寧でした。

山田選手もサインしてくれました。この後、写真撮らせてもらったんだけど、ピンボケ...残念。

今シーズン加入した、ベーリック・バーンズ選手。サインをしていたのですが、マネージャーに呼ばれて、すまなそうに手を振りながら去っていきました。
いい人だ。

ということで、試合後、今日買ったサポーターTシャツへ選手たちにサインしてもらいました。
これは、宝物です。なにせ、三洋電機時代から応援してますからね...。来週の決勝もこれ着て応援しなければ。
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