Chicago '78 / Frank Zappa ― 2016/11/22 07:04
入ってなかったDISC2、届きました。結局、10日以上かかったけどね...タ○ーさんにも文句の電話入れちゃったしね...ちょっと、大人気なかったかなぁ...。
1978年9月29日イリノイ州はシカゴのUptown Theaterでのコンサートの2回目のショーを収録したもの、CD2枚で約2時間、こんなショーを1日に2回演るなんて凄いですな...肉食人種には敵わない。

リズム隊とギターが代わって新しくなったバンドでの演奏、キーボードとパーカッションは代わっていないとはいえ、このアンサンブル、さすがです。1978年の前半はまだ、DrumsがTerry Bozzioさんで、BassがPatrick O'Hearnさんだったんだよね。で、6月に新しいBassのArthur Barrowさんのオーディションが行われて、Drumsも、この後Jeff Beckさんや、Stingさんのバックで叩くことになるVinnie Colaiutaさんになったんですね。Zappa師匠の後期に、ボーカルで中心となるIke Willisさんが参加するのもここからでした。ちなみに、Patrickさんはこのあと戻ってきて、しばらくBassが2人の編成が続くんですけどね...。
それにしても、音がいいよね...音源は3つあって、1/2インチの4トラックテープと、1/4インチの2トラックテープ、あと、ミキサーボードのカセットテープから編集されてるんだけど、ホント、音がいい。まだまだ、倉庫にテープが眠ってるんだろうなぁ...。

ということで、メンバーは、FZ - Guitar, Vocals、Ike Willis - Guitar, Vocals(当時23歳、すでに出来上がってますね)、Denny Walley - Slide Guitar, Vocals、Tommy Mars - Keyboards, Vocals、Peter Wolf - Keyboards、Ed Mann - Percussion, Vocals、Arthur Barrow - Bass, Vocals、Vinnie Colaiuta - Drums, Vocals(Vinnieさんも当時22歳、恐ろしい若者ですな)の8人。そういえば、このメンバー、ドイツのテレビ局で製作された番組”We Don't Mess Around”に出演しているメンバーですな。

収録曲は、以下の17曲。Zappa師匠がギター弾きまくってるアルバムです。
DISC1
01. Chicago Walk-On
Baby Snakesの音源を使ったサウンドコラージュ兼サウンドチェックです。
02. Twenty-One
ポリリズムにZappa師匠のギター炸裂の曲、怒涛の6分間。
03. Dancin’ Fool
この曲のイントロのVinnieさんのドラムかっこいいっす。
04. Easy Meat
Zappa師匠、ギター弾きまくりですね、5分の曲の半分、ソロですからね。
05. Honey, Don’t You Want A Man Like Me?
06. Keep It Greasy
07. Village Of The Sun
06. Keep It Greasy
07. Village Of The Sun
この曲のイントロ好きなんだよね~、おしゃれなイントロだと思う。エレピのバッキングもいいんだよね~。Zappa師匠のギターソロも弾きまくりだね~、この曲も約5分。
08. The Meek Shall Inherit Nothing
09. Bamboozled By Love
09. Bamboozled By Love
Dennyさんのスライドギターソロがカッコいい曲、んで、そのソロが終わったあとのZappa師匠の粘着質なソロの対比が、これまたカッコいいんだよね。あと、Ikeさんの歌、ホント、若いのに出来上がちゃってます。
10. Sy Borg
このシンセサイザーソロはPeterさんかな...これも、カッコいいぞっ。
DISC2
01. Little House I Used To Live In
このLittle House I Used To Live Inは、荘厳な感じだな...
ピアノのTommyさんとシンセサイザーのPeterさんのキーボード陣大活躍、で、最後は、Vinnieさんのドラムソロ、手数多すぎですなwww。
02. Paroxysmal Splendor
(includes: FZ & Pig/I’m A Beautiful Guy/Crew Slut)
なぜかGreggery Peccaryで始まって、なんだっけこのおしゃれな曲...曲の名前が出てこない...、続いてI’m A Beautiful GuyとCrew Slutのプロトタイプが演奏されるんですね~。
03. Yo Mama
この曲のギターソロは、ここまでのソロと違って静かだけどちょっと、アバンギャルドで幻想的な感じ、それにしても約10分弾きつづけるのすごいですな、きっと、音が溢れてくるんだろうな。
04. Magic Fingers
短い曲だけどこの曲も結構好き。
05. Don't Eat The Yellow Snow
一応、この曲でコンサートはいったん終わり、Don't Eat The Yellow Snow組曲。
06. Strictly Genteel
アンコールの1曲目は名曲、Strictly Genteel、この曲好きなんだな。
07. Black Napkins
最後はこの曲、Zoot Alluresに収録されているBlack Napkins。Ikesさんにとって、この曲が印象に残った最初のZappa師匠の曲なんだそうな。確かに、この曲もいい曲じゃ。

CDは、ジャケットでZappa師匠が弾いているギター。これ、Jimi Hendrixさんが燃やしたストラトキャスターですね。
残りは、Uncle MeatのProject/ObjectのMeat Light、CD3枚、約3時間半、こりゃ聴き応えがありますな。