トップリーグ 2016-2017 第4節 2日目2016/09/18 07:03

 秩父宮に行ってきた。
 
 1戦目は、NECグリーンロケッツと豊田自動織機シャトルズの試合。開幕から勝利の無い2チーム、勢いとしては豊田自動織機かな...
トップリーグ 2016-2017 第4節 2日目
 序盤は、自動織機のサム・グリーン選手とNECの田村選手のスタンドオフによるキックでの陣地獲りが続いたんですけどね...徐々に両チーム、果敢に攻めあがるようになったのですが、ノッコンなどのミスで得点までもっていけませんでした。
 で、最初に得点したのはNEC、しかも前半17分、そしてここからの15分くらいはNECの時間。20分、31分とNECがトライをあげてリード。
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 自動織機のグリーン選手いいですね。このあと、自動織機が1トライ返すのですが、グリーン選手の個人技であげたトライでした。NECゴール前でのライン攻撃で、グリーン選手の近場を縦に突いたヴァカ選手にショートパス、抜群のスピードでNECのディフェンスの裏に出たヴァカ選手を、グリーン選手がフォローしてパスをもらってゴールポスト真下にトライ。パスで繋いでるのにゴールまで最短距離を走って獲ったトライでした。弱冠22歳、グリーン選手、判断も良くていい選手です。
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 自動織機、攻めてたんですけどね...攻めては、NECのディフェンスに拒まれて、ゴールラインを超えることは出来ませんでした。久々にディフェンスのチームとしてのNECをみたような気がします。スタッツをみたら、なんとポゼッションは自動織機が65%と圧倒、敵陣でのプレーも48.9%、これで、後半無得点だったのは、NECのディフェンスとしか言いようが無いですね...。タックル数は自動織機の51に対し、NECは148とほぼ3倍です。タックルミスも多かったのですが、これが勝敗を分けましたね。
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 まぁ、NECも勝ったとはいえ、快勝じゃないですからね。スタッツの、攻撃だけみたら自動織機の方が圧勝していたはずなんですけどね。やっぱり、田村選手の紙一重のところでのプレー選択が、勝利を呼び込んだって感じですね。JAPANとSUNWOLVESでの格上のチームとの経験が、あの、瞬時のプレー選択に繋がってるんでしょうね。NECは、その攻撃の基点を得点につなげられる強力なフィニッシャーが欲しいところですね。
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 23対7、NECは今季初勝利、もっと頑張って欲しいなぁ。
 ところで、各チーム、スクラムが良いですねぇ。ワールドカップ以降、各チーム力を入れているってことですな。ねっ、上の写真のスクラムもいい姿勢ですよね。

 2戦目は、パナソニックワイルドナイツとサントリーサンゴリアスの試合。
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 1戦目とプレーのスピードがまったく違います。1戦目と比べると、次元が明らかに違いましたね。やっぱり上位チームの試合はレベルが違います。
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 しかも両チームともミスが少ない。特に、パナソニックの22mラインに入ってからのディフェンスは凄い、ミスがほとんどなくてペナルティーもありませんでした。一方。サントリーは、ゴール前で若干粗いところがあって、それがパナソニックの2本のトライに繋がりました。
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 でも、結果はサントリーの方が上手だったというか、パナソニックのミスをうまく得点につなげたのがサントリーだったという感じですね。パナソニックのディフェンスラインの小さなズレをうまく突いて裏に抜けてトライが何本もありました。サントリーは攻撃時に核になりうる選手が多かったというのもありますね、特にバックスの充実感は半端じゃありませんでしたね。どのチャンネルでも裏に抜けられるチャンスがあったといっても過言じゃありません。小野選手、松島選手、カーペンター選手、中村選手とほぼJAPANと言ってもいい布陣。充実しすぎですね。
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 パナソニックは、攻撃も守備もコンビネーションが悪かったですね。結局そこをサントリーに突かれちゃったって感じ、格下なら無理なく行けるんでしょうが、実力が均衡しているチームとでは、ちょっとしたミスが命取りってことなんでしょうね。
 パナソニックも個々では、人に強いナイヤラボロ選手、バックマン選手、スピードのある児玉選手、福岡選手と実力者ぞろいなんですけどね...ナイヤラボロ選手の迫力ある突進や、福岡選手のスピードとキレキレのステップはホント見ごたえがありました。
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 パナソニックの敗戦の理由のひとつにスクラムがありました。初戦のヤマハ戦と一緒で、スクラムがホントダメでしたね。昨日は、早めに交代もしたり変化をつけようとしたのですが、リズムをつかめませんでしたね、パナソニックのフォワード、明らかに元気なかったですもんね。西原選手のように、流れを変えられるプレーや、助言が出来る選手がひとりいたら、ちょっと変わってたかもね...。
 ということで、15対45、パナソニック2トライに対し、サントリー6トライとサントリーの圧勝でした。

 サントリーは、後半開始早々からギア入れてたもんなぁ。スクラムで勝ってたのが、チームに勢いをもたらしてました。良い意味で、調子に乗ってたもんね。
 ここまでの4節で、全勝してるのは、ヤマハとサントリーの2チームのみとなりました。クリスマスイブの直接対決を、両チーム無傷で迎えられると俄然、盛り上がりますね。
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 パナソニックは、ヤマハ戦といい、なんかちぐはぐというか、リズムが作れませんでしたね。前半いい感じで終わったのですが、後半一発目のキックオフのノッコンから、ずっとリズムを取り戻せない感じでした。後半は、選手たちの表情も良くなかったですからね。
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 ヤマハの好調さから考えると、逆転1位はちょっと難しくなっちゃいましたけど、頑張って欲しいなぁ。ほんのちょっとのズレなんだよなぁ。きっと、選手の皆さんが一番良く分かっていると思うんだけどね...。

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