リポビタンDツアー2023 JAPAN vs ITALY ― 2023/08/30 07:16
ワールドカップもうすぐですねぇ...。
ということで、本番前の最後のテストマッチです。相手は、5年ぶりの対戦となるITALY、ちなみに、前回は2試合して1勝1敗、ランキングはJAPANが14,ITALYが13、ポイント差が0.34ポイントとほぼ互角。夏の日本でのテストマッチの戦績が今一つだったJAPAN、ここで勝利して弾みを付けたいですね。
この日のJAPANのメンバーは以下。
01 クレイグ・ミラー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(12)
02 堀江 翔太 埼玉パナソニックワイルドナイツ(71)☆
03 具 智元 コベルコ神戸スティーラーズ(24)☆
04 ジャック・コーネルセン 埼玉パナソニックワイルドナイツ(15)
05 ヘル ウヴェ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(18)☆
06 リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス東京(79)☆
07 福井 翔大 埼玉パナソニックワイルドナイツ(1)
08 姫野 和樹 ◎ トヨタヴェルブリッツ(28)☆
09 流 大 東京サントリーサンゴリアス(33)☆
10 李 承信 コベルコ神戸スティーラーズ(9)
11 ジョネ・ナイカブラ 東芝ブレイブルーパス東京(3)
12 長田 智希 埼玉パナソニックワイルドナイツ(3)
13 ディラン・ライリー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(13)
14 セミシ・マシレワ 花園近鉄ライナーズ(4)
15 松島 幸太朗 東京サントリーサンゴリアス(50)☆
16 坂手 淳史 埼玉パナソニックワイルドナイツ(36)
17 稲垣 啓太 埼玉パナソニックワイルドナイツ(48)☆
18 ヴァル アサエリ愛 埼玉パナソニックワイルドナイツ(25)
19 サウマキ アマナキ コベルコ神戸スティーラーズ(-)
20 ベン・ガンター 埼玉パナソニックワイルドナイツ(7)
21 齋藤 直人 東京サントリーサンゴリアス(14)
22 松田 力也 埼玉パナソニックワイルドナイツ(32)☆
23 中村 亮土 東京サントリーサンゴリアス(34)☆
やっぱり、福井選手と長田選手の若い力の活躍に期待しちゃいますよね。ロックとフランカー陣にけが人が多く出てて、期待のワーナー選手の復帰が本番になるのが不安材料かな、あとは、両ウイングが夏の試合からナイカブラ選手とマシレワ選手で固定されちゃってるので、こちらもフィフィタ選手、レメキ選手がぶっつけ本番なのが気になります。
ITALYのメンバーは以下。
01 Ivan NEMER Benetton Rugby(12)
02 Giacomo NICOTERA Benetton Rugby(14)
03 Simone FERRARI Benetton Rugby(46)☆
04 Niccolò CANNONE Benetton Rugby(32)
05 Federico RUZZA Benetton Rugby(44)
06 Sebastian NEGRI Benetton Rugby(47)☆
07 Michele LAMARO ◎ Benetton Rugby(28)
08 Lorenzo CANNONE Benetton Rugby(11)
09 Stephen VARNEY Gloucester Rugby(20)
10 Paolo GARBISI Montpellier(26)
11 Montanna IOANE Lione(20)
12 Luca MORISI svincolato(46)
13 Juan Ignacio BREX Benetton Rugby(25)
14 Ange CAPUOZZO Stade Toulousain(11)
15 Tommaso ALLAN Perpignan(74)☆
16 Luca BIGI Zebre Parma(47)☆
17 Danilo FISCHETTI Zebre Parma(32)
18 Pietro CECCARELLI Perpignan(28)
19 Dino LAMB Harlequins(2)
20 Giovanni PETTINELLI Benetton Rugby(13)
21 Manuel ZULIANI Benetton Rugby(12)
22 Martin PAGE-RELO Lione(1)
23 Paolo ODOGWU Benetton Rugby(2)
ランキングが近いとはいえ、6ネイションズで毎年、強豪と試合を行っているので、試合勘という意味ではリードしてるんじゃないかなぁ。ちなみに、JAPAN、ITALYとも☆の選手が前回も対戦しているメンバー、そういう意味では、ITALYの方が新陳代謝が進んでるってことなのかな...。いずれにしても、JAPANとしては弾みを付けたい試合ですからね頑張ってもらわないとね。
フィジカルで押されてる感じかなぁ...自陣ゴール前のラインアウトは何とか耐えたけど、敵陣でのマイボールラインアウトを確保できなかったところからの連続攻撃で、ディフェンスラインの裏に出られてゴールポスト付近にトライをされてしまいました。コンバージョンも決まって7点、ITALYに先制されてしまいました。渡欧前の日本での試合に比べると動きが良いと思いますが、まだ固いかなぁ...。
なんて思ってみてたら、15分にペナルティ後のラインアウトからサインプレーで、堀江選手、ナイカブラ選手とつないでトライを奪い返しました。コンバージョンは決まらず7対5。
でもなぁ、ディフェンスが今一つ。スピードのあるITALYの両ウイングにかき回されちゃってる感じかなぁ...。JAPANの浅いディフェンス、一つ抜かれて裏に出られるとトライまでもっていかれちゃいますね。
前半は17対11で折り返し。25分頃のターンオーバーからのJAPANの一連の素早い攻撃は、最後はゴール前でノッコンで終わっちゃいましたが良かったと思います。あと、そういう意味でいうとプレーの精度を上げられればもう少し楽に試合を進められるんじゃないかなぁ。李選手のゴールキックも決まっていればってところも同じですね。
後半も五分かなぁ...でも、決めたいところでミスがあって簡単に得点を重ねることができませんでした。後半10分、JAPANの連続攻撃で最後は松島選手が5ポインターとなりました。
それにしても、ITALYのディフェンスは固いですね。トライを奪われたとはいえ、かなりフェイズを重ねたのにも関わらず、反則することなく対応していたのは素晴らしいの一言でした。一方、JAPANはディフェンスが甘いかなぁ...この後、ITALYにトライを奪われてしまうのですが、その時もITALYの方がフォローが厚かったですもんね。
まぁ、この後、JAPANの連続攻撃でライリー選手がトライを奪うのですが、もう少し早くこの形にもっていけてればね...。
あと、やっぱりゴールキックですね、ここが決まっていればもう少し楽に行けたんじゃないかなぁ...。試合終盤に、ギャンブル的なプレーでミスが出て2本立て続けにトライを獲られてリードを大きく広げられてノーサイドとなりました。
42対21、ここまでの点差になるとはね...。
ということで、ワールドカップ前の最後の試合、勝利することができませんでした。実力差はそれほどないと思うんですけどねぇ、チャンスを確実にものにしたITALYとの差が出たって感じかなぁ。
ワールドカップ初戦まであと2週間、夏からの試合で良くなかった点を修正してほしいですね。それにしても、観ていてフラストレーションの溜まる試合でした。