「リポビタンDチャレンジカップ2014」 JAPAN XV vs MAORI ALL BLACKS 第一戦 ― 2014/11/03 06:09
テレビで観戦しました、JAPAN XV vs Maori All Blacks。
一昨年のAll Blacks戦同様、Maori All Blacks(以降、MABs)の強さが際立ってましたね。昨年も書きましたが、強さというか、いろんな局面での反応の速さが、JAPANより1枚も2枚も上手でした。トップリーグとスーパーラグビーの差がここにあるという感じなんでしょうか...。JAPANのミスからの切り返しの速さ、接点での反応の速さ、すべてがJAPANより上でした。
そんな中でも、以前のJAPANと違っていたのは、フォワードの塊としての強さです。この春、SAMOAやITALYを破った強さは本物でした。前半26分過ぎに取ったトライは、モールを押し込んで相手のペナルティーでの認定トライでした。後半33分の認定トライも相手ゴール前のスクラムから。後半から入ったプロップの垣永選手のガッツポーズ、自信の現れですね。
でも、結局はMABsの作戦勝ちですね、JAPANの強みであるスクラムを極力行わない、ミスをしないラグビーを心がけていたのだと思います。何せ、ファーストスクラムが下の写真のように試合開始から32分を経過したところ、試合を通しても7回しかスクラムがありませんでした。JAPANとしてはセットプレーでプレッシャーを掛けたかったんじゃないかと思います。
しかし、MABsは本当に反応が速い、フォワードもバックスも関係ありません。最初のトライを取ったプロップのクリス・イーブス選手、よく走ってました。松島選手の顔面にハンドオフしている写真のウイングのジェイムス・ロウ選手も速かったですね。
一方、JAPANも若い選手や初代表の選手が目立ってましたね。下の写真のアマナキ・レレ・マフィ選手、後半からの出場でしたが力強い走りで、ボールも持つと必ずゲインをしてました。NTTコムに加入するまではほぼ無名の選手ですからね、NTTコムにもトライアウトでの入部だとか、隠れた逸材ですね。これからが楽しみです。
サニックスのインパクトプレーヤーのカーン・ヘスケス選手も出番は少なかったですが、存在感出してました。4年前トップリーグで始めてみたときから、いつかはと思ってましたがやっとでてきましたね。今日はトップリーグでははやしていたヒゲを綺麗に剃っていて、気合を感じさせてくれました。
今日のリザーブのプロップの板垣選手や垣永選手もこれからが楽しみです。
ベテランも負けてません、リーチ選手はいいですね、タックルはミスがないですし、アタックでも必ずゲインしてました。立川選手は捕まってからの動きがすばらしい。体を必ずゴールラインに垂直にして、ボールを確実に後ろに運んでいました。中高生のラガーマンは彼のプレーをよく見て欲しいですね。
JAPAN XV 21点 vs Maori All Blacks 61点
さて、来週の土曜日は秩父宮で2戦目、会場に行って応援です。今日の試合でも勝てているところもあったので、今日の敗戦をステップに一矢報いて欲しいです。
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