Asia Rugby Championship 2016 - Japan vs Korea ― 2016/05/01 07:03
横浜のニッパツ三ツ沢競技場に行ってきた。
今年のアジアラグビーチャンピオンシップは、昨年のワールドカップで活躍したJAPANのメンバーは、SUNWOLVESや、オーストラリアやニュージーランドのスパーラグビーチームに参加しているため、SUNWOLVESの試合に出ていないメンバー、トップリーグの若手を中心としたメンバーで構成されたチームで戦うことになりました。当初は、U20JAPANで戦うってことも検討されていたそうですが...しかも、チームのメンバー発表が行われたのは、この試合の9日前。選ばれた選手たちは、どんな状況であれ、日の丸を背負って戦ってくれると思うので関係ないけど、やる気あんのか日本協会って、ちょっと、頭にきてました。
練習開始のアップ、これまでは、ゴール側で行われることが多かったのですが...
昨日は、バックスタンドのファンの目の前で始まりました。これって、中竹HC代行のアイデアかな?ファンサービスの一環?
昨日はKOREA戦。昨年は、勝ったことは勝ちましたが、30失点。点、取られらすぎですよね。今年は、ぜひ、圧勝して欲しいと思ってみてました。
ということで、選手入場に続いて国歌斉唱。ところで、両国の国歌斉唱時、アナウンスにもかかわらず、立たない人、帽子を取らない人がいるのはいかがなものか?人として当たり前のことじゃないのかなぁ...?
開始1分でJAPANが先制。スクラムの基点からの攻撃で、ウイングの山下選手までボールが回って綺麗なトライ。まるで、ランパスのようなプレーでした。ちなみに、この日、山下選手は3トライのハットトリックでした。
KOREAはJAPANのスピード、パワーについて来れないという感じで、ほとんど、手も足も出ないという感じでした。写真は、ラインアウトのミスでこぼれたボールをJAPANのSHの内田選手に拾われてしまっているところ...KOREA、ミスも多かったかな。
三ツ沢はピッチが近いのが良いですね。ライン際のプレーはこんな感じで、見ることができます。あと、選手同士の声も良く聞こえましたね。
KOREAの14番を、ダブルタックルで止める児玉選手と野口選手。JAPANは、ミスもありましたが、おおむねディフェンスは機能していたんではないでしょうか。特に、上と下に入るダブルタックルはかなり意識していたように思います。そうそう、児玉選手は5トライと大活躍でした。
ちなみに、児玉選手もキャップを獲得したってことで、パナソニックは、バックスリーに4人も現役のキャップホルダー(山田選手、藤田選手、福岡選手、そして児玉選手)がいることになります。ポジション争い凄そうですね。
この日は、リザーブの選手も全員出場したため、17人ものキャップホルダーが誕生しました。ちなみに、どの選手もいい動きをしていたというか、きっちり仕事をしていました。ラグビーを始めて2年目の知念選手もスクラム負けていませんでしたし、ランで大きなゲインもしてました。後半24分に交代出場した写真の22番の前田土芽(ドガ)選手も、いい動きで活躍してました。
若い選手の活躍が頼もしいですね。2019年までこのまま切磋琢磨してJAPANのレギュラーを獲得してもらいたいです。
まぁ、JAPANも強くなったって言うことなのかなぁ...トンガやサモア、フィージーなどのアイランダーたちは、RWCやウインドウマンスのときは、ベストメンバーを組んできますが、それ以外の時は主力はヨーロッパや、スーパーラグビーに参戦しているため若手中心だったりしますからね、JAPANもそういう風になってきたってことなんでしょうね。
あっ、そうだ、昨日、自分が一番活躍したと思ったのは、SOの山中選手です。ランに、キックに、パスに、とにかく大活躍でした。次のRWCは絶対に中心選手になって欲しいですね。
KOREAは、ほとんどいいところがなく、JAPANが13トライ(前半7、後半6)の85対0で圧勝、JAPANとKOREAのテストマッチが始まって以来の得点差での勝利でした。とはいえ、前半にKOREAがゴールポスト正面でペナルティーを得たのにPGを狙わずなかったからの無得点。次、対戦するときは本当の意味での零封するくらいに、JAPANには頑張ってもらいたいですね。
KOREAは、このままだと、香港にも勝てないんじゃないかなぁ...昨日は、本当にいいところがひとつもありませんでした。
選手たちが、日本協会のダメなところをちょっと挽回したかな?
さて、昨日のJAPANのメンバーです。
01 北川 賢吾 クボタスピアーズ SUNWOLVES 初
02 森 太志 東芝ブレイブルーパス 初
03 知念 雄 東芝ブレイブルーパス 初
04 谷田部 洸太郎 パナソニックワイルドナイツ 初
05 宇佐美 和彦 キヤノンイーグルス SUNWOLVES 4
06 山本 浩輝 東芝ブレイブルーパス 初
07 安藤 泰洋 トヨタ自動車ヴェルブリッツ SUNWOLVES 初
08 テビタ タタフ 東海大学(2年) 初
09 内田 啓介 パナソニック ワイルドナイツ 12
10 山中 亮平 神戸製鋼コベルコスティーラーズ SUNWOLVES 4
11 児玉 健太郎 パナソニック ワイルドナイツ 初
12 中村 亮土 サントリーサンゴリアス 4
13 石橋 拓也 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 初
14 山下 一 豊田自動織機シャトルズ SUNWOLVES 初
15 野口 竜司 東海大学(3年) 初
16 東恩納 寛太 キヤノンイーグルス 初
17 坂手 淳史 パナソニック ワイルドナイツ 初
18 渡邉 隆之 東海大学(4年) 2
19 小瀧 尚弘 東芝ブレイブルーパス 初
20 村田 毅 NECグリーンロケッツ SUNWOLVES 5
21 井上 大介 クボタスピアーズ SUNWOLVES 初
22 前田 土芽 筑波大学(2年) 初
23 アタアタ モエアキオラ 東海大学(2年) 初
ちなみに、出身チーム別で見ると、パナソニックワイルドナイツと東芝ブレイブルーパスがそれぞれ4人、キヤノンイーグルスとクボタスピアーズがそれぞれ2人でそれに続きます。出身校で見ると、現役も入れて、帝京大学が5人、筑波大学と東海大学がそれぞれ4人、慶應義塾大学が3人で続きます。現役が3人選ばれている東海大学が、今年の大学選手権で期待できるかな?
さて、次週は、外国人中心で、パワーと反則すれすれのプレーで来る香港。昨日のKOREAに比べると手ごわいと思いますが、この勢いで、勝ってもらいたいですね。
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